HOME > ニュース > <東京ゲームショウ>今年の中心は『VR』。コンテンツも端末も多種多様

PS VRを始め各社が幅広いデモを展開

<東京ゲームショウ>今年の中心は『VR』。コンテンツも端末も多種多様

公開日 2016/09/15 20:53 編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
東京ゲームショウ2016が本日9月15日より開幕。本日15日と明日16日はビジネスデーで、一般公開は17日、18日の2日間。本項ではオーディオビジュアル関連の話題を中心にイベントの模様をレポートする。


昨年に増して今年はVRがイベントの中心になった印象。今年からVRコーナーが新設されたり、プレイステーションブースでは大々的にPlayStation VRのプレイアブル展示が展開されているほか、Oculus Rift、HTC Vive、Gear VRを始めとした様々な端末で各社がVRの展示を行っている。VRコーナ^には6つの国・地域から35社が出展し、ゲームショウ全体でのVR分野の出展タイトル数は110タイトルになったという。

PS VR

HTC VIVEの体験ブース

例えばPS VRは、プレイステーションブースに加えて、VRコーナーにも「VR体験ゾーン」として大きくスペースを展開。「サマーレッスン」「バイオハザード7 レジデント イービル」「初音ミク VRフューチャーライブ」「アイドルマスターシンデレラガールズ ビューイングレボリューション」など様々なVRタイトルを体験できる。

PS4 Proは本体の参考展示のみでプレイアブル展示はナシ。ただし別項でレポートしているようにメディア向けの体験会が開催された

プレイステーションブースのほかに「VR体験ゾーン」でも大量のPS VRプレイアブル出展が

VR端末では、視線追跡機能を備えるVRヘッドセット「FOVE」や、中国に本拠を置く「Dlodlo(トト)」なども出展。「Dlodlo」は88gと世界最軽量を実現したというサングラス型の「Dlodlo V1」などをアピールしている。同製品は12月に本国で量産を開始予定で、日本では代理店を務める双日プラネットが2017年に発売を予定しているとのことだった。

FOVE

Dlodlo V1

また、VR作品「攻殻機動隊 新劇場版 VIRTUAL REALITY DIVER」のデモブースでは、ORIHALCON Technologiesが開発した“VRコンテンツ展示用広視野ディスプレイ”「Panoworks」も展示。球形のスクリーンで作品の上映デモを行っていた。こちらは今後、ゲームセンターなどエンターテイメント施設での展開を目指しているという。

Panoworks

加えて、事前に発表があったように複数人が同時に参加できるVRコンテンツ「Linked-door loves Space Channel 5」をKDDIが出展したり、DMMゲームズが「刀剣乱舞」のVRコンテンツを特別展示したりと、多種多様なVR展示が至る所で展開されていた。

DMMの刀剣乱舞VRコーナー

ソニーコンピュータサイエンス研究所は、ヘッドセットで参加者全員分の視点を共有して鬼ごっこを行う「Parallel Eyes」をデモ


東京大学と慶應技術大学大学院による「テレイグジスタンス」。ユーザーの動きに連動して動くカメラにより、離れた場所の様子を体験可能。例えばこの位置から左を向くと、ユーザーは自分の後ろ姿をVRヘッドセットを通して見ることになる

先日のSIEのカンファレンスで発表された、ラルク・アン・シエルとバイオハザードとがコラボしたVRミュージックビデオも参考出展されていた


「椅子ドンVR」なる変わったVR展示も

msiのゲーミングPCはVRレディであることもアピール


スクウェア・エニックスは漫画とVRを融合させて楽しむ「Project Hikari VR×漫画 コンセプトショーケース」も展開

そのほか、AVファンに馴染みの深いアイ・オー・データ機器も出展。4K対応の「LCD-M4K401XVB」を始めとする液晶モニターの展示のほか、HDMI接続でフルHD映像と音声キャプチャーができる「HDMIキャプチャー」を参考出展するなどしていた。

HDMIキャプチャーを参考展示

なお、アイ・オー・データのブースではクリエイティブ・メディアの音響機器と組み合わせてのデモを展開。日本では未発表の、サブウーファー付きサウンドバー「BlasterX KATANA」も参考展示されていた。

4K液晶ディスプレイとクリエイティブ・メディアのサウンドバーを組みわせて展示

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク