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2種類の好きな精油をブレンドできる

ソニー、香りを持ち運べる“AROMASTIC”の新カートリッジ。自分の好きな香りにカスタマイズ可能に

公開日 2018/11/13 17:20 編集部:川田菜月
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ソニーは、パーソナルアロマディフューザー“AROMASTIC(アロマスティック)”用の新カートリッジとして、香りを自分好みにカスタマイズできる「AROMASTIC Custom Cartridge(アロマスティック カスタムカートリッジ)」を11月27日から発売する。価格は1,800円(税抜)。

「AROMASTIC Custom Cartridge(アロマスティック カスタムカートリッジ)」

AROMASTIC本体(ブラック/ホワイト)とセットになった「AROMASTIC Gift Box(価格:5,780円/税抜)」もラインナップ。製品発売に先駆けて、本日よりソニーのクラウドファンディング&Eコマースサイト“First Flight”およびソニーストアにて予約受付を開始する。

AROMASTIC本体とセットになったギフトボックスも用意。ブラック/ホワイトの2つを用意する

カートリッジは1つのパッケージに2個同梱されており、1個につき約2ヶ月は使用できる

本カートリッジでは、自分の好きな香りの精油を二種類選んでセットすることが可能、専用トレイにそれぞれ2、3滴ずつ垂らしてカートリッジに香料を浸透させれば完成となる。従来同様にドライエアー方式のため、熱分解や加水分解を避け精油そのものの自然な香りを楽しめる点も特徴としている。

専用トレイのA/Bに分かれた箇所にそれぞれ好きな香りの精油を2、3滴垂らしてカートリッジに浸透させる

記者は用意していただいた12つの香りの中から、ベルガモットとラバンディンを選択。主に名前で選んでいる

AROMASTICは、ソニーのスタートアップ創出と事業運営を支援するプログラム「Seed AccelerationProgram(SAP)」から生まれた商品で、パーソナルアロマディフューザーとして、手軽に持ち運べるコンパクトサイズと、周囲に香りを拡げないことで場所を問わず楽しめる点が特徴。

AROMASTICについて、8つの特徴を挙げて紹介。主に30代〜40代のユーザーが多く、男女比率は半々とのこと

カートリッジ式のため、準備や後片付けも不要で、ボタンを押すだけで香りを楽しめる手軽な操作性も兼ね備える。製品の利用比率は男女半々、女性にはホワイトカラーが人気とのこと。「香りを嗅ぐことで意識の切り替えがしやすく、深呼吸のきっかけにもなる。リフレッシュだけでなく、イライラや不安感のコントロールなどにも活用できる」とアピールする。

周囲に香りを拡散せず、また準備や片付けなども不要で、場所を問わず自分の好きなタイミングで使うことができる

これまでは英国ニールズヤード レメディーズや国産精油を使用しているyuica(ゆいか)のエッセンシャルオイルなどを用いて、複数の香りがセットされたカートリッジを、限定コラボ商品と合わせて9種類展開してきた。

主にBasic/Beauty/Business/Freshness/Study/Relaxの6種類と、限定カートリッジとして沖縄のシークワーサーの香りや、グラブルコラボ、加藤ミリヤ特製などを展開してきた

ソニー(株)藤田修二氏は、新カートリッジについて「既存ユーザーの二人に一人は、愛用のアロマオイルを使用したい、自分の好きな香りをセッティングしたいという声があり、そうした要望に応えた製品」と説明。既存ユーザーや未購入者に関わらず、好きな香りをセッティングできないことで利用継続や購入を躊躇している方など、幅広く提供していきたいとした。

ソニー(株)Startup Acceleration部 OE事業室 AROMASTICプロジェクトリーダーの藤田修二氏

精油をカートリッジに浸透させる仕組みには、「上から注入させるスタイルだと、精油の分量が多すぎた際にうまく処理することができず、適量を浸透させることが難しかった」とのことで、毛細管現象を段階的に活用したという特許技術を用いているという。

芯材がカートリッジを貫くような形状になっていて、専用トレイにカートリッジを逆さに配置することで香料を吸い上げ、香りを保持する部分に移行させるという仕組み。「逆さにして吸い上げる形としたことで、余分な香料は重力によって下に落ちるので、適量をカートリッジに浸透させることができる。コンパクトなサイズ感を活かしたまま、材質など各所にこだわって開発した」と語る。

下から吸い上げる力と重力とを組み合わせて、適量をカートリッジに浸透させることを可能にしているという

AROMASTICの本体についても、外観上は大きく変わらないものの、クラウドファンディング時の初期製品からは細かくブラッシュアップしているとのこと。カートリッジの切り替え部分の強度を高めたり、内部構造の改良や底面部の充電端子保護ラバーを排除するなど、「ユーザーの方からいただく意見をもとに、より使いやすい製品となるよう改善を図っている」とした。

左が記者所有のAROMASTIC(初期モデル)、右が現行モデル。外観は変わらないが細かなブラッシュアップを行っているとのこと。カートリッジのデザインも少し変更されている

底面部。初期モデル(左)はラバー素材のカバーが備えられていたが、ユーザーの使い勝手を考慮して現行モデル(右)ではカバーは排している


当初はカートリッジが一つだったので色のみの表記(左)、現在は6種類あるため色と英字で香りを表示している(右)

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