HOME > ニュース > 「映画ブレイドにピッタリの音楽は?」AWAに聞いてみたら違う違う、そうじゃなかった

新機能を試す

「映画ブレイドにピッタリの音楽は?」AWAに聞いてみたら違う違う、そうじゃなかった

公開日 2019/04/03 19:03 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
定額制音楽ストリーミングサービス「AWA」が、写真に合った音楽を教えてくれる機能を実装した。

AWAに写真に合った音楽を表示する機能が搭載された

これはAWAのサービス上で、こちらが選んだ/撮影した写真を分析し、 プレイリストやタグなどAWA独自の音楽データをもとに、写真にぴったりな音楽を表示してくれるというもの。公式には「写真の情景や雰囲気など言葉では表しづらいものから、 最適な音楽を検索」と説明されている。

では、どの程度の精度で “ぴったり” な音楽をオススメしてくれるのか? 色々と試してみた。

AWAを起動して、「検索」アイコンをクリックすると、右上に「カメラ」アイコンが表示される。すると「写真を撮る」もしくは「写真を選択」することで、「写真のシーンにぴったりな音楽を検索」できるようになる。

検索画面から機能を利用することができる

まず季節的に、桜の写真(Wiki参照)を読み込ませてみた。すると「桜」「フラワー」「開花植物」などの要素が検出され、「桜のお出迎え。定番卒業ソング-新たな出会いへ-」や「桜ソング」に「春だ! 桜満開お花見ソングで盛り上がろう!」などのプレイリストが次々出てきた。なるほど、要素から導き出されたプレイリストが表示されるようだ。

写真を選択すると数秒で分析、検索を行う

桜の写真で検索すると「卒業」「お花見」などぴったりなテーマが選ばれた

また、ページをスクロールすると「タグから見つける」というリストに、「桜」「桜井和寿」「桜の花言葉」「千本桜」などのタグがピックアップされており、そのタグに関連したプレイリストに飛ぶこともできるようになっている。

写真に関連したタグ情報もリストアップ

続いて「アビーロード」の写真(Wiki参照)を読み込ませてみる。「アビーロード」「道路」「Lane」「アスファルト」「通り」の要素が挙げられたので、これはビートルズ関連のプレイリストが出るかと思いきや「仕事行きたくないけど、頑張るか!!」というプレイリストがぴったりとオススメされた。アビーロード=仕事行きたくないのロジックに、早々に暗雲が立ち込める。

アビーロードの写真からは「仕事行きなくない」がヒット。おや?

タグには「通勤」「通学」などがリストされていた。どうも道路の先には会社や学校がそびえ立つ、という現代社会の風刺画のようなシナプスを展開しているらしい。「リラックス」「リフレッシュ」という前向きなワードもタグに入っているあたり、察するところがある。

では実際にジャケット画像を読ませると、どうなるだろう?

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』で試してみると、ちゃんと「アジアンカンフージェネレーション」プレイリストも含まれてた。「back numberのCLASSICS」なんかもある。いい感じだ。ちなみにビートルズ『アビイ・ロード』のジャケットで試すと、しっかりビートルズ関連のプレイリストを教えてくれる。

しっかり「アジアンカンフージェネレーション」プレイリストがヒット

気を良くして、アニメ『けものフレンズ』主題歌「ようこそジャパリパークへ」のジャケットを読ませてみた。要素は「けものフレンズ(アニメ)」や「どうぶつビスケット」などかなり高精度。写真にぴったりなプレイリストとして、「ケツメvsRIP〜日本の夏を始めるbest〜」が表示された。うん?

『ようこそジャパリパークへ』とぴったり

アニメ『けものフレンズ』キービジュアルで試す。すると、『けものフレンズ』の要素をしっかりキャッチ。そして「ケツメvsRIP〜日本の夏を始めるbest〜」をオススメしてくれた。なにか “けもの” 要素があるのだろうか。リアル調のフレンズがジャケットの「再確認! EDMの最上級トラック郡!」などが選ばれるあたり、精度は決して低くないような気もするのだが。

『けものフレンズ』とぴったり

ちょっと毛色の異なるフレンズも

続いて鈴木雅之「違う、そうじゃない」でチャレンジ。「渋谷デゴジ」「チガウソウジャーナイ」といったカタコトの要素が交じるなか、「夏に合いそうな曲」プレイリストや「ベッドの上で聴きたい」タグなど、スレスレだがセーフとしたいリストが登場した。

鈴木雅之「違う、そうじゃない」を検索。なるほど

では映画『ブレイド2』のキービジュアルでは? 要素は「ブレードII」「ウェズリースナイプス」「刃」など。出てきたプレイリストは「テンション上げて作業する用III」「洋楽MusicBOX II」など。合ってるけど言いたい、「違う、そうじゃない」。そこは鈴木雅之だろう。そう思いながらスクロールすると、タグには「聖飢魔II」「刃牙」が鎮座していた。そうきたか。

『ブレイド2』を検索。違う、そうじゃない

こうして試してみて分かったが、精度はなかなかのもの。ただし、「あー、そっちね」となることも多々ある印象だ。

実際には、その場の風景を撮影してシーンに合ったBGMを流したり、皆でいるときに自撮りして「こんな音楽が合ってるみたい」と盛り上がったりするのがメイン用途だと思う。しかし、色々と試して遊んでみると、思わぬ出会いがあるかもしれない。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック