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獺祭×オンキヨー×日本センチュリー交響楽団のコラボ

「獺祭」専用交響曲が誕生。聴かせて熟成させた日本酒が限定販売

公開日 2020/02/17 16:55 編集部:小澤麻実
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日本酒「獺祭」と日本センチュリー交響楽団、そしてオンキヨーのコラボプロジェクトがスタートした。

人気の日本酒「獺祭」に、専用に新規作曲した『交響曲第1番「獺祭」(仮称)』を、オンキヨーの機器を使って聴かせながら熟成させるというもの。

人気の日本酒「獺祭」に専用作曲作品を聴かせて熟成させる、ユニークな試みがスタート

お酒の熟成にモーツァルト等の音楽を聴かせるという手法は既に実施しているところがあるが、既存の曲を聴かせるのではなく、そのお酒のために作った委嘱作品を聴かせるとどうなるのか……というのがユニークな試みだ。

できあがった日本酒は、2021年に開催されるコンサート会場にて限定販売。演奏会のチケットを持っている方のみ、終演後に購入できるシステムとなる。用意される本数は各会場で四合瓶3,000本程度。一般売りは未定という。

演奏会日程
2021年2月27日(土)時間未定 豊中市立文化芸術センター 大ホール(世界初演)
2021年2月28日(日)時間未定 周南市文化会館(山口初演)
 指揮:飯森範親 管弦楽:日本センチュリー交響楽団

熟成時に使用するのは、オンキヨーの加振器「Vibtone」と専用開発したアンプで、これらを醸造樽の下にセッティングする。鉄製で特殊な形状をした醸造樽を効果的に鳴らすべく、直径12〜13cmほどの加振器を3つずつ設置し、樽ごと振動させるとのことだ。

なお、『交響曲第1番「獺祭」(仮称)』全編(45分程度の予定)を聴かせるのではなく、振動が効果的と考えられる部分を何カ所か抜粋。実際に聴かせてみて、最適なものを選んだうえで、熟成に使用するという。

『交響曲第1番「獺祭」(仮称)』を作曲する和田薫氏は、旭酒造がある山口県の出身。作品は今後CD販売も予定している。

本件については2月26日に獺祭の蔵元がある山口県にて記者会見を実施。委嘱作品の正式名称や、作ったお酒のラベルなどが発表されるとのことだ。

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