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Android版の修正は後日

厚労省がiOS版「COCOA」を修正、新型コロナとの接触検出精度を適正化

公開日 2020/09/08 17:04 PHILE WEB編集部
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厚生労働省は9月8日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のiOS版について、修正を行った最新バージョン「1.1.3」の提供を開始した。Android版の修正版の配布は、近日中に予定しているという。

本アプリは、Bluetoothを使い、新型コロナウイルス感染症の陽性者と、おおむね1メートル以内の距離で15分以上近接した状態にあったことを検出し、通知する。

ただし厚労省では、この1mという距離を計測する際、「Bluetoothの性質上、機種の性能や周辺環境等により、計測する距離や時間に差が生じる」と指摘。「検出精度の向上を図るため、継続的な設定の見直しが必要」と説明している。

今回の新バージョンについては、「端末の利用環境等により、想定しているよりも広範な接触が検知されているのではないか、あるいは本来検知すべき接触が検知されていないのではないか、という疑いのある事例もあり、改めて接触の検知の仕組みについて見直しを行った」という。具体的には、接触の検出精度の適正化を図るため、内部処理の改良を行ったとしている。

iOS版の「COCOA」については、iOSの接触記録とアプリの通知が一致しないという問題があり、その体験記を先日お届けしたが、今回のバージョン1.1.3でその問題が修正されたかどうかは記載されていない。

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