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幻の作品『かぐや姫』などの展示も

「特撮の父」円谷英二の生誕120周年企画展、国立映画アーカイブで8/17から開催

公開日 2021/07/15 11:03 編集部:松永達矢
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国立映画アーカイブは、映画監督・円谷英二の生誕120周年を記念した企画展「生誕120年 円谷英二展」を、8月17日(火)から11月23日(火・祝)までの期間で実施する。

「生誕120年 円谷英二展」メインビジュアル

円谷英二が生まれ育った福島県須賀川市と国立映画アーカイブとの共同で開催される企画展。日本初の「特技監督」として数々の特撮映画・怪獣映画を送り出すとともに、 1963年には円谷特技プロダクション(現・円谷プロダクション)を興してテレビ特撮の礎を築いた円谷英二。日本の映像界が世界に誇る「特撮の父」の若き日の功績にも注目しながら、4つのパートに分けた展示を行うとしている。

「特撮の父」として広く知られる円谷英二の仕事だけでなく、映画界入りしてからキャメラマンとして時代劇映画の撮影で独自の地位を築いた前半生のキャリアに特に注目。デビュー作とされる『延命院の傴僂男』(1924年)上映館のプログラム(複製)や、松竹下加茂撮影所在籍時代の貴重な写真の数々、また円谷が1932年の設立に参加した日本カメラマン協会発行の機関誌「カメラワーク」など、これまで知られていなかった貴重な資料を展示される予定だという。

また、長らく所在が不明で、近年イギリスの英国映画協会(BFI)より発見された若き日の円谷英二による撮影作品『かぐや姫』の一部が展示室内のモニターで鑑賞ができるようになる。そのほか、福島県須賀川市の須賀川特撮アーカイブセンターからは、お馴染みの東宝マークを撮影するための機材や『青島要塞爆撃命令』(1963年)に使われた輸送列車ミニチュアの貨車の台車などが出品されるとのことだ。


生誕120年 円谷英二展』開催概要
主催:国立映画アーカイブ、 須賀川市
特別協力:円谷プロダクション
会期:2021年8月17日(火)〜11月23日(火・祝)
休室日:月曜日および9月7日(火)〜10日(金)、 9月26日(日)〜10月3日(日)、 10月12日(火)〜15日(金)は休室です。
開室時間:午前11時 - 午後6時30分(入室は午後6時まで)
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)
料金:一般250円(200円)/大学生130円(60円)/65歳以上、 高校生以下及び18歳未満、 障害者(付添者は原則1名まで)、 国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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