東京ゲームショウに登場
Xperia純正ゲーミングギアは持ち心地◎、「Xperia Stream」に冷却効果以上の価値を感じた
本日開幕した『東京ゲームショウ』会場にて、Xperia初のゲーミングギアである「Xperia Stream」の実機が展示された。
Xperiaブースでは、ソニーのゲーミングギアINZONEコーナーも用意されたが、ほぼXperiaシリーズ最新スマートフォン「Xperia 1 IV」とXperia Streamの体験コーナー、および発表ステージにスペースが割かれていた。
Xperia Streamは、 “Xperia 1 IV専用” で登場したゲーミングギアであり、実機を触る機会が用意されたのは今回が初めてのこと。ファンを用いた空冷方式でスマートフォンの両面を冷却できる独自構造で、他社ブランドのスマホ向けゲーミングギアとの差別化を図っている。
同社がXperia 1 IVを用いて、汎用ギアとXperia Streamを比較したところ、背面の一部を冷やす方式が多い汎用ギアではフレームレートが落ちる現象が発生したが、Xperia Streamでは高負荷な状態で1時間ほど「PUBG MOBILE」をプレイしても、ほぼフレームドロップは発生せず、また端末表面温度にはおよそ10度の差があったとのことだ。
東京ゲームショウの会場では「PUBG MOBILE」と「Identity V 第五人格」が試遊できるブースが用意されており、多くの来場者が代わる代わるプレイしていたため、長時間のテストはできなかったが、サウンドや持ち心地を確かめることができた。
Xperia Streamの背面下部には4系統のマルチポートがあり、3.5mmオーディオジャック、HDMI出力、LAN端子、充電用USB Type-Cを搭載している。このうち3.5mmオーディオジャックは、装着するとXperia 1 IVの端子を隠してしまうため設けられたものだが、このオーディオジャックは「ゲームに必要なサウンドクオリティを確認して搭載している」と説明されている。
“ゲームに必要なサウンドクオリティ” にどの程度の基準が設定されたのかは不明だが、Xperia 1 IVのジャックに直接接続した状態と、Xperia Streamのジャックに接続した状態で聴き比べてみたところ、ほぼ違いを感じることはできなかった。周囲がかなり騒がしい状況だったため、さらにじっくりと聴き込めば差異が発見できる可能性はあるが、逆に言うと普通にモバイルゲームをプレイする分には、気にするほどの差はないと思われる。
大きく異なったのは持ち心地だ。記者は一般的な男性よりも少し手が大きなタイプだが、モバイルゲームを遊ぼうとしてスマートフォンを横向きにして両手で持つと、昨今の薄型化が進んだスマートフォンでは、指を不自然に曲げて保持する必要がある。手に負担がかからないようにして持つと、画面に曲げた指が被さってしまって視界の邪魔をしたりする。
Xperia 1 IV自体、21:9のワイドディスプレイなので両手での持ち心地に余裕があるものだが、Xperia Streamを装着することで、自然と指が収まる位置が決まった。ゲームのコントローラーがあったらなんとなく自然とこう握る、というように、無理なく人差し指から小指までが本体を支持し、両手の親指で画面を操作できる。
このように親指が自然と画面に向かうため、映像を長時間見るといった場合はむしろ外した方がよい印象だ。プロeスポーツチーム・SCARZが監修しているだけあって、ゲームに特化しているように思う。また手にした際に、下部中央に接続されたケーブルがプレイの邪魔に感じられる瞬間はなかった。
装着することでXperia 1 IVよりも少しサイズアップすることはむしろ好印象だが、Xperia Streamの質量は142gで、外観から感じるイメージよりも軽量ではあるものの、それでもたしかにわずかながら重さを感じる。短時間遊ぶ分には、持ちやすくなった分だけ負担が減っているが、長時間のプレイでは疲れを引き起こす要因になるかもしれない。これはたまに手をテーブルに置くなどしてフォローできるだろう。
このように、Xperia 1 IXのデフォルトゲーム性能を下げることなく、長時間プレイができるように冷やしながら持ちやすさを向上させるXperia Streamは、サポートアイテムとして優秀と感じさせるものだった。
Xperiaブースでは、ソニーのゲーミングギアINZONEコーナーも用意されたが、ほぼXperiaシリーズ最新スマートフォン「Xperia 1 IV」とXperia Streamの体験コーナー、および発表ステージにスペースが割かれていた。
Xperia Streamは、 “Xperia 1 IV専用” で登場したゲーミングギアであり、実機を触る機会が用意されたのは今回が初めてのこと。ファンを用いた空冷方式でスマートフォンの両面を冷却できる独自構造で、他社ブランドのスマホ向けゲーミングギアとの差別化を図っている。
同社がXperia 1 IVを用いて、汎用ギアとXperia Streamを比較したところ、背面の一部を冷やす方式が多い汎用ギアではフレームレートが落ちる現象が発生したが、Xperia Streamでは高負荷な状態で1時間ほど「PUBG MOBILE」をプレイしても、ほぼフレームドロップは発生せず、また端末表面温度にはおよそ10度の差があったとのことだ。
東京ゲームショウの会場では「PUBG MOBILE」と「Identity V 第五人格」が試遊できるブースが用意されており、多くの来場者が代わる代わるプレイしていたため、長時間のテストはできなかったが、サウンドや持ち心地を確かめることができた。
Xperia Streamの背面下部には4系統のマルチポートがあり、3.5mmオーディオジャック、HDMI出力、LAN端子、充電用USB Type-Cを搭載している。このうち3.5mmオーディオジャックは、装着するとXperia 1 IVの端子を隠してしまうため設けられたものだが、このオーディオジャックは「ゲームに必要なサウンドクオリティを確認して搭載している」と説明されている。
“ゲームに必要なサウンドクオリティ” にどの程度の基準が設定されたのかは不明だが、Xperia 1 IVのジャックに直接接続した状態と、Xperia Streamのジャックに接続した状態で聴き比べてみたところ、ほぼ違いを感じることはできなかった。周囲がかなり騒がしい状況だったため、さらにじっくりと聴き込めば差異が発見できる可能性はあるが、逆に言うと普通にモバイルゲームをプレイする分には、気にするほどの差はないと思われる。
大きく異なったのは持ち心地だ。記者は一般的な男性よりも少し手が大きなタイプだが、モバイルゲームを遊ぼうとしてスマートフォンを横向きにして両手で持つと、昨今の薄型化が進んだスマートフォンでは、指を不自然に曲げて保持する必要がある。手に負担がかからないようにして持つと、画面に曲げた指が被さってしまって視界の邪魔をしたりする。
Xperia 1 IV自体、21:9のワイドディスプレイなので両手での持ち心地に余裕があるものだが、Xperia Streamを装着することで、自然と指が収まる位置が決まった。ゲームのコントローラーがあったらなんとなく自然とこう握る、というように、無理なく人差し指から小指までが本体を支持し、両手の親指で画面を操作できる。
このように親指が自然と画面に向かうため、映像を長時間見るといった場合はむしろ外した方がよい印象だ。プロeスポーツチーム・SCARZが監修しているだけあって、ゲームに特化しているように思う。また手にした際に、下部中央に接続されたケーブルがプレイの邪魔に感じられる瞬間はなかった。
装着することでXperia 1 IVよりも少しサイズアップすることはむしろ好印象だが、Xperia Streamの質量は142gで、外観から感じるイメージよりも軽量ではあるものの、それでもたしかにわずかながら重さを感じる。短時間遊ぶ分には、持ちやすくなった分だけ負担が減っているが、長時間のプレイでは疲れを引き起こす要因になるかもしれない。これはたまに手をテーブルに置くなどしてフォローできるだろう。
このように、Xperia 1 IXのデフォルトゲーム性能を下げることなく、長時間プレイができるように冷やしながら持ちやすさを向上させるXperia Streamは、サポートアイテムとして優秀と感じさせるものだった。