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無料で利用可能

YouTube、Abema、ニコ動のアニメ動画を高解像化するChrome拡張機能「AnimeSR」

公開日 2023/01/26 17:59 編集部:松永達矢
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AI・エンタテインメント関連の事業を行うラディウス・ファイブは、YouTubeやAbemaTV、ニコニコ動画などで視聴できるアニメ作品をリアルタイムで高解像度化して視聴することができるChrome 拡張機能「AnimeSR」をリリース。無料で提供を開始した。

同社は2020年にVODやYouTube、映画等で放送するためのマスターデータの解像度を高品質化するAIリマスタリング技術「AnimeRefiner」を提供したが、今回リリースしたAnimeSR は、個人のユーザーに対して自宅のパソコンで高画質なVODのアニメを楽しんでもらうために開発を行ったと説明する。

AnimeSRは、ブラウザで利用できるように軽量な高解像度化モデルを組み込んだChrome 拡張機能。AnimeRefinerとは異なるAI技術を用いて開発している。高画質化の精度はAnimeRefinerほど高くはないが、高いマシンスペックがなくてもリアルタイムでの高解像度化を行うことが可能だという。

高解像度化の強度には弱・中・強の3種類あり、ユーザーの好みやマシンスペックによって適宜変更して閲覧できる。高解像度化の強度が強いほど高いマシンスペックを要する。

Chrome拡張機能「AnimeSR」紹介動画より

記事執筆時点で、YouTubeやAbemaTV(生放送以外)、ニコニコ動画等に対応。DRMで保護されているVODサービスについては現在未対応となる。開発初期段階のため、未検証のVODサービスにおいては、うまく高解像度化されない可能性があるとアナウンスしている。

「アニメをより良い視聴環境で見られることを通して、日本のアニメ文化を発展させるために開発をしている」とのコンセプトのもと、すべての利用を無料で提供しており、クラウドファンディングサービス「Buy Me a Coffee」内にて寄付を受け付けている。集まった寄付金はサービス性能の向上やChromeアップデートへの対応などのアップデートに充てるとしている。




・対応ブラウザ
Chrome 94以降
・ファイルサイズ
392kb
・パワー: 弱・中の推奨環境
CPU: 第8世代 Intel(R)core(TM)i5-8260U 以上
メモリ: 8GB 以上
GPU: Intel Iris Plus Graphics 655 1536 MB

・パワー:強の推奨環境
CPU:第8世代 Intel(R)core(TM)i7-8550U 以上
メモリ:8GB 以上
GPU:GeForce GTX1070以上 / ビデオメモリ4GB以上

※720p/24fps をリアルタイムに処理する場合

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