HOME > ニュース > ブラックフライデー、記者が実際に買ったもの:Ankerのカード型トラッカーで「なくしもの、マジで無くなりそう」

思わず追加購入

ブラックフライデー、記者が実際に買ったもの:Ankerのカード型トラッカーで「なくしもの、マジで無くなりそう」

公開日 2023/11/25 07:00 編集部:松永達矢
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます

あらゆるジャンルから多数の商品がお買い得価格で登場する「Amazonブラックフライデー」が開催中だ。本稿では編集部員・松永が「セール以前」に実際に購入し、割引を理由にブラックフライデーで追加購入したAnkerの紛失防止トラッカー「Eufy Security SmartTrack Card」を紹介したい。

■Ankerの紛失防止トラッカーがブラックフライデーで30%オフ



「Eufy Security SmartTrack Card」

Eufy Security SmartTrack Cardは、今年の2月末にAnkerのスマートホームブランド「Eufy(ユーフィ)」から発売されたカード型紛失防止トラッカーだ。今回のAmazonブラックフライデーセールではAnkerグループの製品が最大50%オフで提供されており、本製品についても通常価格3,990円のところ、30%オフの2,790円で販売されている。



本製品の導入事由はズバリ「財布の紛失防止」に尽きる。カード型紛失防止トラッカーというカテゴリが示すように外寸はクレジットカード大、厚みもクレジットカード2枚分の約2.4mmと財布にスッキリと収まるサイズ感。財布専用デバイスという訳ではないが、手に取る方の大半は同様の用途で本製品に辿り着いたのではないだろうか。

本体の薄さはクレジットカード2枚分の約2.4mm

財布のカードポケットにもすっぽり収まる

出社と在宅のハイブリッドワークの中で、財布を家に忘れて出社することもざらにあり、家の何処かしらに置いてあるだろうと思いつつ「前日の在宅勤務中にまる一日財布の姿を見ていない」という不安を感じることもしばしば。特に退勤後に外で飲酒した際の会計が、最後に財布を触ったタイミングだった場合には「家に帰って財布を確認したい」という思考で頭が満たされる。オフィスワークが手につかない。……そんな不安と決別するために先月頭に購入した次第だ。

紛失物防止トラッカーといえば、iPhone、Apple Watchなど身の回りをAppleデバイスで固めている記者のようなタイプは「AirTag」を使うのがベターとは思うが、こちらは厚さが8mmと財布に入れるには少々窮屈。スマートなサイズ感とサードパーティ製ながらAppleの「探す」への対応を両立したEufy Security SmartTrack Cardは、まさにうってつけといったところだ。

■iPhoneユーザーは必携?「なくしものが、無くなる」機能を網羅!



iPhoneやAndroidデバイスとのペアリングを前提とした製品なので、開封してすぐに使えるという訳ではないが、設定方法は比較的簡単。まずは「eufy Security」アプリをダウンロードし、アカウント登録。登録後「デバイスを追加」をタップし、アプリのガイダンス通りに操作を進め、カード本体に備えられたボタンを指定されたタイミングでプッシュすることでペアリング/アクティベートが完了する。

「eufy Security」アプリで本体のアクティベートとペアリングを実施

登録したデバイスは「マイデバイス」に追加され、スマートフォンや持ち物の探索、名称変更等を行うことができる。また、Andoroid端末のみ同アプリからの「置き忘れ通知」に対応している。

一方、Appleデバイスでは上記の通り「探す」機能をサポート。カードのアクティベート後、Appleデバイス上の「探す」アプリ>「デバイスを探す」>「その他の持ち物を追加」を選択。「持ち物を探索中…」の表示が出た後にカードのボタンを長押しすると「探す」アプリから持ち物の現在地を確認することができる。

Appleデバイスとの連携には「探す」アプリ>「その他の持ち物を追加」でEufy Security SmartTrack Cardを追加する

なお、「探す」ネットワークは無数のApple製デバイスからなる匿名の暗号化ネットワークだとApple公式サイトにて説明されている。利用者が多いiPhoneで形成されるネットワークだからこそ、カード自身がBluetoothや、ネットワーク通信を行わなくとも、正確な場所をチェックできるということだ。試しに電車移動中に「探す」アプリ内からカードの位置情報を確認してみると自分の移動と共に位置情報が更新されている。シンプルにすごい。

Appleデバイスに飛ばされる置き忘れ通知も「探す」アプリからアナウンスされる。記事用の写真撮影で、鞄を置いて社外に出た際にはおおよそ200m以内の距離で通知がiPhoneないしはApple Watchに届いた。この距離感であれば、出先でのアクシデントでもすぐに駆けつけることができるだろう。

トラッカーを入れた物が手元を離れるとキチンと通知してくれる

手元から離れた際の通知は「探す」アプリ側から詳細設定が可能で、自宅住所を設置場所とすることで、ちょっとした手ぶら外出時に通知を飛ばさないようにすることもできる。この設定を行うことで、スマホ決済利用で財布を持たずにコンビニへ……という外出シチュエーションでゲンナリすることもない訳だ。

さらに、「家の中で財布を失くした」というシチュエーションでも活躍する機能として、「探す」アプリの「サウンドを再生」をタップすることで、カードからアラート音を流す機能も搭載。iPhoneの測定アプリでチェックしたところ、iPhoneを直近に置いた場合剥き身の状態では70dB前後、財布に入れた状態では50dB前後の音量でその在り処を伝えてくれる。家の何処か、となると耳をすます必要があるかもしれないが、同社の製品サイトに掲げられた「なくしものが、無くなる」という随分大きく出たコピーも真に受けても良いかもしれない。

財布の材質にもよるところだが、チェックアプリ含めた記者の環境では50dB前後を記録

■購入したのは安心感。活躍しないに越したことはなく……



ここまででも十分至れり尽くせりといったところだが、Apple純正トラッカーのAirTagと違い、「UWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線システム)」を用いた正確な場所を探し出す機能は残念ながらサポート外。また、バッテリーライフも最大3年と、かなり使い出が良くなっているが交換には対応していないので要注意。

AirTagに搭載されるUWBを用いた、より精確な位置情報の検知には対応しない

バッテリー状況は「探す」アプリからチェックできるので、2年経過したらちょいちょい様子を見てあげた方が良いだろう。電池寿命が尽きる3年間でのデバイスの値下げや、よりアップデートした製品が世に出ていることを期待したい。

冒頭に書いたようにブラックフライデーでは30%オフとなる2,790円のセール価格にて本アイテムを販売中。自宅の鍵がシリンダー錠では無くカードキータイプで、あろうことか今年会社のビル内で落とした(無事に翌日回収されました…)ということもあり、追加で購入した格好だ。実際、記事の執筆中に一緒に買ったGronGのプロテインと一緒に届いたばかりなので配送業者の方々には頭が下がる思いだ。

イベント設営中に落としたこともあり、上長に迷惑を掛けるなどをしました

「もしものため」にEufy Security SmartTrack Cardを導入したわけだが、一番はそんな「もしも」アクシデントを起こさないことに尽きる。生活での不注意や、犯罪被害に巻き込まれないように日常を送ることが何よりも大事。ついては、このデバイスが活躍しないことこそ、平穏な日常を送れている証左となるだろう。

ただ、記者のようなそそっかしいタイプは、ふとした瞬間に大事なものの在り処を確認できる「安心感」も同等に重要。落とした、失くした、盗まれたが無くても「今家にあるんだっけ?」とワンタップで所在を確認できる安心感が今なら2,790円で購入できてしまうのだ。ビッグセールで「欲しい物が無い」という方も、チェックしてみてはいかがだろうか。


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック