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開発コンセプトなどを紹介

LG、192kHz/24bit対応スマホ「G2」詳細を解説

公開日 2013/09/12 17:18 ファイル・ウェブ編集部
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LG エレクトロニクス・ジャパンは、192kHz/24bit音源再生にも対応する同社フラグシップスマートフォン「LG G2」(関連ニュース)について、日本のメディア向けに説明会を開催。同機の魅力を改めて説明した。

LG G2

「G2」は、OSにAndroid 4.2.2を採用し、フルHD対応の5.2インチIPS液晶ディスプレイを搭載したスマートフォン。ボリュームボタンや電源ボタンを背面に回して側面には一切物理ボタンのないデザインであることや、前述のように192kHz/24bit音源再生にも対応するなどのハイスペックな機能を搭載していることが特徴。なお、今回の説明会はあくまでも世界各国で発売するグローバルモデルとしての紹介という位置づけで、日本市場への投入予定などについては言及されなかった。

背面

電源ボタンとボリュームボタンをメインカメラの下に配置


側面の様子。逆側も含めて側面にはボタン類が一切配置されていない
OSとディスプレイ以外のハードウェアスペックとしては、プロセッサーにはクワッドコアの2.26GHz Qualcomm Snapdragon 800を採用し、RAMが2GB。カメラの画素数はメインカメラが13メガで、インカメラが2.1メガ。メモリー容量は32GB。バッテリー容量が3,000mAh。


底面にUSB端子とイヤホン端子を配置

本体上面には端子類なし
ハイレゾ音源は最高192kHz/24bitのWAVとFLACに対応。なお、本体にはメモリーカードスロットを備えていないため、データは本体内蔵メモリーに保存するか、USB経由での外部ストレージを利用することになる。


音楽プレーヤーアプリのUI

イコライザー機能も搭載
説明会では、「当初、手のひらに液晶そのものを載せるイメージということで企画された」とコンセプトを紹介。そうした考えの下に5.2インチフルHDのIPS液晶を採用したこと、内部の配線方法も独自のDual Routing方式で狭ベゼル化を実現させ、正面から見た際の全体面積に占めるディスプレイの割合を「Optimus G」での69.2%から75.9%へと拡大させられていることなどを紹介した。


配線の工夫などにもよってさらなる狭ベゼル化を実現
また、バッテリーも通常のように真四角なものでなく、大きさの異なる四角がふたつ重なったような階段状の形状のものを採用。背面を曲面デザインにすると生じてしまうわずかなデッドスペースも有効活用できるようにしたという。


バッテリー自体の形状を工夫してデッドスペースを有効活用することで大容量化も実現
そして電源ボタンと音量ボタンを背面に配置した独特なデザインについては、実際に電話として使用する場合の使い勝手を考慮したと紹介。「例えば通話をしている場合、普通は無意識に背面へ人差し指がくる。ボタンがある位置に指を運ばせるのではなく、指がある位置にボタンを配置した」と説明した。

説明会で登壇した同社ブランドコミュニケーションズ 次長の金 東建氏は、「LGはスマホ市場で出遅れたが、それを挽回するためにこれまでハイスペックな製品を開発してきた」とコメント。そうした製品開発を行えている背景のひとつに、クアルコムとの戦略的なパートナーシップがあると語り、「優先的にチップを回してもらえる構造になっている」と説明。この強みを活かして製品開発を行っているとし、「グローバルでの携帯電話市場において、気がつけば第3位の位置にいた」と述べた。


金 東建氏


前年度からの伸び率も2Q連続で100%越えを記録

Optimus Gやnexusなどハイスペック機の開発で参入の遅れをカバー
また、「我々LGは技術者の好奇心でものをつくっている会社ではない。作ったものを顧客に押しつける会社でもない。消費者のニーズに合わせて製品を開発する会社。それが『Learning from you』ということだ」と、同社が掲げるスローガンにも言及しながら、消費者目線に立った製品開発を行っていることも強調。「こうした視点を持ち続けてこれからも成長していきたい」と締めくくった。


以下、会場にてハンドリングできた実機について写真で紹介する。

イヤホンを挿入すると、音楽プレーヤーやYouTube、電話などイヤホンを使用する可能性があるアプリのみを自動表示してくれる「Plug & Pop」機能。USBでも同様に関連アプリを自動表示する。なお表示させるアプリはユーザー自身でも設定可能


画面を3本指でスワイプすることで、裏で起動しているアプリをすぐに呼び出せる「Slide Aside」

画面をタップすることで画面オン/オフ操作ができる「ノックオン」機能などを搭載。ジェスチャー系操作では本体を裏返すと着信音やアラーム音が止まる機能なども搭載している


音楽や動画を対応デバイスにワイヤレスで送信してシェアする「SmartShare」


メインカメラとサブカメラ両方の動画/静止画を一度に記録可能。サブカメラの画像を表示する小窓は位置や大きさを任意に変更できるようだ

カメラ機能は様々なモードやエフェクトを装備

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