月額1,500円でオーディオブックが聴き放題のサービス「Audible」

米Audibleは、書籍を音声化したオーディオブックが聴き放題の定額制サービス「Audible」を日本で開始した。月額1,500円で、数千以上のタイトルが利用可能。現時点ではAndroid版アプリのみの提供で、今夏にはiOS版も登場予定とのこと。

Audibleは、1995年の創業以来、オーディオエンターテインメントコンテンツの制作・配信を行ってきた企業で、2008年にアマゾンの傘下に入った。現在、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・オーストラリアにて事業を展開しており、日本は6カ国目となる。30以上の言語のコンテンツを提供しており、ユーザー数はすでに世界中で数百万人とのこと。

Audibleは、プロのナレーターによる朗読を耳から聴いて楽しむサービスで、小説やビジネス書、語学学習、ライトノベル、落語、ラジオドラマなど幅広いジャンルを扱っている。

会員登録にはアマゾンのアカウントが必要で、無料体験期間が1カ月設けられている。なお、無料体験期間内に退会しない場合は、自動的に正会員となり支払いが発生する。また、現在サービスを利用できるのはAndroid系端末のみで、PCやKindleなどからの利用はできない。

機能面としては、再生速度の変更が可能で、朗読スピードを0.5倍から3倍まで6段階で調節ができる。また、後で聴き直すためブックマークにメモをつけて保存することも可能。その他、スリープタイマーや友人にアプリやタイトル情報をシェアする機能も備える。

Audibleは、隙間時間を有効活用したいビジネスパーソンや、アニメや動画といったカルチャーに感度の高い人々などをターゲットの中心とし、日本での展開を強化していく予定とのこと。

なお、日本上陸を記念し、小説家の島田雅彦が著者という立場・視点からオーディオブックの歴史を振り返るスペシャルコンテンツ『作家 島田雅彦氏が語る朗読の世界』を用意している。

また、声の力を実感してもらうために制作したという、古谷一行、竹中直人、岸田今日子らがナレーターを担当したコラボレーション作品も用意している。

【問い合わせ先】
Audible カスタマーサービス
TEL/0120-899-217