価格は112,800円から
アップル、iPhone最上位「iPhone X」11月3日発売。前面フル有機EL/顔認証/ワイヤレス充電
アップルは、iPhoneの最上位モデルとして「iPhone X」(アイフォン・テン)を発表した。11月3日から発売を開始する。予約受け付け開始は10月27日。本体色はシルバーとスペースグレイ。
内蔵フラッシュメモリーが64GBのモデルと256GBのモデルを用意し、価格は64GBモデルが112,800円、256GBモデルが129,800円(いずれも税抜)。アップル公式サイトでは、12回払い分割金利0%のショッピングローンも提供される。
iPhoneシリーズとして初めて、ディスプレイに有機ELを採用。同社では「Super Retina Display」と名付けている。
画面サイズは5.8インチで、解像度は2,436×1,125ピクセル、画素密度は458ppi。コントラスト比は100万対1。再生に対応するビデオ再生フォーマットはHEVC、H.264、MPEG-4 Part 2、Motion JPEG。さらにHDRにも対応しており、ドルビービジョンとHDR10をサポートしている。
さらにディスプレイはTrue Toneディスプレイ技術に対応。DCI-P3の広色域もサポートする。最大輝度は625cd/m2。
また有機ELを採用することで、筐体前面をほぼディスプレイで覆うデザインが可能になった。さらにこれまでのホームボタンも排除した。なお、画面の一番下から一回スワイプすると、ホームに戻ることができる。
前面上部にはフロントカメラや顔認証用のIRカメラを装備するが、その両脇にもディスプレイを回り込ませた。全体的に、これまでのiPhoneとはまったく異なるデザインとなった。
筐体側面の右側にサイドボタンを備えている。また左側にはサウンドオン/オフスイッチ、音量ボタンを装備している。底面にはLightningコネクターとステレオスピーカーを装備。なお本体にイヤホンジャックはない。
また防沫性能、耐水性能、防塵性能も備え、IP67等級に適合している。外形寸法は70.9W×143.6H×7.7Dmm、質量は174g。画面サイズはiPhone Xの方がiPhone 8 Plusよりも大きいが、iPhone 8 Plusは78.1W×158.4H×7.5Dmm、質量は202gのため、厚みは若干Xが厚いものの、幅と高さはXの方がかなり小さく、さらに軽量であることがわかる。
■新開発の6コアプロセッサー「A11 Bionic」を搭載
プロセッサーは新開発の「A11 Bionic」を搭載。6コアで、性能をこれまでのA10から大幅に高めた。機械学習用のニューラルエンジンと組み込み型M11モーションコプロセッサも組み込んでいる。
GPUもアップルが設計したもので、A10 Fusionより最大30%高速となる。
前面と背面は、耐久性のあるガラスを採用。フレームには、医療グレードのステンレススチールを採用した。
■光学ズーム/光学手ぶれ搭載。4K/60p撮影にも対応
カメラは、背面に2つのカメラ(広角と望遠)を搭載し、光学ズームを利用可能。センサーは裏面照射型を採用しており、画素数はどちらも12メガピクセル。F値は広角が1.8、望遠が2.4。どちらも光学式手ブレ補正機能を備えている。
またポートレードモードは、新たにポートレートライティング機能も追加。β版として提供する。
フラッシュについては、クアッドLED True Toneフラッシュを搭載し、スローシンクロにも対応する。
動画撮影も強化し、4K動画は新たに4K/60p撮影を可能にした。4Kはそのほか24p/30pの撮影も行える。動画撮影時に光学式手ぶれ補正や光学ズーム、またクアッドLED True Toneフラッシュも利用できる。
さらに1080p/240fpsのスローモーションビデオ、手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオなども利用できる。
フロントカメラは、新たにTrueDepthカメラと名付けられた。画素数は7メガピクセルで、1080pのビデオ撮影が可能。Fは2.2。後述する顔認識機能と組み合わせることで、自分の表情をキャラクターとシンクロさせる「アニ文字」が利用できる。
なおフロントカメラの周囲には、深度を測るドットプロジェクタや赤外線カメラ、投光イルミネータ、近接センサー、環境光センサー、マイク、スピーカーなどが集積されている。
■顔認証機能「Face ID」を搭載
セキュリティ面では、ホームボタンがなくなったことで、これまでの指紋認証機能「Touch ID」は排除。その代わりに、顔認証機能「Face ID」を搭載した。
セッティング時にフロントのTrueDepthカメラで顔を登録しておくと、30,000以上の見えないドットを投射して顔を解析。以降は顔を近づけるだけでロック解除できる。
Face IDがより強力なセキュリティー性能を備えることもアピール。誤差確率はTouch IDで5万分の1程度だったが、Face IDでは100万分の1というレベルに達しているとした。
Face IDをApple Payにも活用し、顔認識で決済可能。またARと組み合わせることで、自分の顔に帽子や衣服、マスクなどを高精度に合成したり、といったこともできる。
なお顔認識は機械学習により、時間の経過と共に、ユーザーの身体的変化に適応していくという。また、帽子やメガネなどの着脱、髪型の変化があっても、正確に顔を見分けることができるとのこと。具体的には、双子の顔を見分けること、写真を紙に印刷した顔と実際の顔を見分けることなども可能で、セキュリティーは万全と説明している。
■Qiによるワイヤレス充電にも対応
ワイヤレス充電機能もiPhoneシリーズとして初搭載。Qiの充電台に本機を置いておくだけで充電することが可能で、利便性が高めた。さらに耐水性能と防塵性能も両立させた。また高速充電が可能で、30分で最大50%の充電が行える。
なおワイヤレス充電については、iPhone、Apple Watch Series 3、そしてAirPodsのオプション充電ケースをまとめてワイヤレス充電できる「AirPowerマット」も2018年に発売予定だ。
バッテリー持続時間も強化。第2世代のパフォーマンスコントローラと専用のバッテリー設計により、バッテリー駆動時間がiPhone 7より最大2時間長くなった。インターネット利用で最大12時間、ワイヤレスでのビデオ再生で最大13時間の利用が行える。
■新たにFLACの再生にも対応した
本体にはステレオスピーカーを搭載。1基はLightning端子の横に、もう1基はフロントカメラ付近に設けられている。
なお、Bluetoothは5.0に対応している。またイヤホンには、Lightning接続の「EarPods with Lightning Connector」を同梱する。また「Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」も付属する。
対応するオーディオフォーマットはAAC-LC、HE-AAC、HE-AAC v2、保護されたAAC、MP3、Linear PCM、Apple Lossless、FLAC、Dolby Digital(AC-3)、Dolby Digital Plus(E-AC-3)、Audible。新たにFLAC再生をサポートしたことにも注目したい。
内蔵フラッシュメモリーが64GBのモデルと256GBのモデルを用意し、価格は64GBモデルが112,800円、256GBモデルが129,800円(いずれも税抜)。アップル公式サイトでは、12回払い分割金利0%のショッピングローンも提供される。
iPhoneシリーズとして初めて、ディスプレイに有機ELを採用。同社では「Super Retina Display」と名付けている。
画面サイズは5.8インチで、解像度は2,436×1,125ピクセル、画素密度は458ppi。コントラスト比は100万対1。再生に対応するビデオ再生フォーマットはHEVC、H.264、MPEG-4 Part 2、Motion JPEG。さらにHDRにも対応しており、ドルビービジョンとHDR10をサポートしている。
さらにディスプレイはTrue Toneディスプレイ技術に対応。DCI-P3の広色域もサポートする。最大輝度は625cd/m2。
また有機ELを採用することで、筐体前面をほぼディスプレイで覆うデザインが可能になった。さらにこれまでのホームボタンも排除した。なお、画面の一番下から一回スワイプすると、ホームに戻ることができる。
前面上部にはフロントカメラや顔認証用のIRカメラを装備するが、その両脇にもディスプレイを回り込ませた。全体的に、これまでのiPhoneとはまったく異なるデザインとなった。
筐体側面の右側にサイドボタンを備えている。また左側にはサウンドオン/オフスイッチ、音量ボタンを装備している。底面にはLightningコネクターとステレオスピーカーを装備。なお本体にイヤホンジャックはない。
また防沫性能、耐水性能、防塵性能も備え、IP67等級に適合している。外形寸法は70.9W×143.6H×7.7Dmm、質量は174g。画面サイズはiPhone Xの方がiPhone 8 Plusよりも大きいが、iPhone 8 Plusは78.1W×158.4H×7.5Dmm、質量は202gのため、厚みは若干Xが厚いものの、幅と高さはXの方がかなり小さく、さらに軽量であることがわかる。
■新開発の6コアプロセッサー「A11 Bionic」を搭載
プロセッサーは新開発の「A11 Bionic」を搭載。6コアで、性能をこれまでのA10から大幅に高めた。機械学習用のニューラルエンジンと組み込み型M11モーションコプロセッサも組み込んでいる。
GPUもアップルが設計したもので、A10 Fusionより最大30%高速となる。
前面と背面は、耐久性のあるガラスを採用。フレームには、医療グレードのステンレススチールを採用した。
■光学ズーム/光学手ぶれ搭載。4K/60p撮影にも対応
カメラは、背面に2つのカメラ(広角と望遠)を搭載し、光学ズームを利用可能。センサーは裏面照射型を採用しており、画素数はどちらも12メガピクセル。F値は広角が1.8、望遠が2.4。どちらも光学式手ブレ補正機能を備えている。
またポートレードモードは、新たにポートレートライティング機能も追加。β版として提供する。
フラッシュについては、クアッドLED True Toneフラッシュを搭載し、スローシンクロにも対応する。
動画撮影も強化し、4K動画は新たに4K/60p撮影を可能にした。4Kはそのほか24p/30pの撮影も行える。動画撮影時に光学式手ぶれ補正や光学ズーム、またクアッドLED True Toneフラッシュも利用できる。
さらに1080p/240fpsのスローモーションビデオ、手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオなども利用できる。
フロントカメラは、新たにTrueDepthカメラと名付けられた。画素数は7メガピクセルで、1080pのビデオ撮影が可能。Fは2.2。後述する顔認識機能と組み合わせることで、自分の表情をキャラクターとシンクロさせる「アニ文字」が利用できる。
なおフロントカメラの周囲には、深度を測るドットプロジェクタや赤外線カメラ、投光イルミネータ、近接センサー、環境光センサー、マイク、スピーカーなどが集積されている。
■顔認証機能「Face ID」を搭載
セキュリティ面では、ホームボタンがなくなったことで、これまでの指紋認証機能「Touch ID」は排除。その代わりに、顔認証機能「Face ID」を搭載した。
セッティング時にフロントのTrueDepthカメラで顔を登録しておくと、30,000以上の見えないドットを投射して顔を解析。以降は顔を近づけるだけでロック解除できる。
Face IDがより強力なセキュリティー性能を備えることもアピール。誤差確率はTouch IDで5万分の1程度だったが、Face IDでは100万分の1というレベルに達しているとした。
Face IDをApple Payにも活用し、顔認識で決済可能。またARと組み合わせることで、自分の顔に帽子や衣服、マスクなどを高精度に合成したり、といったこともできる。
なお顔認識は機械学習により、時間の経過と共に、ユーザーの身体的変化に適応していくという。また、帽子やメガネなどの着脱、髪型の変化があっても、正確に顔を見分けることができるとのこと。具体的には、双子の顔を見分けること、写真を紙に印刷した顔と実際の顔を見分けることなども可能で、セキュリティーは万全と説明している。
■Qiによるワイヤレス充電にも対応
ワイヤレス充電機能もiPhoneシリーズとして初搭載。Qiの充電台に本機を置いておくだけで充電することが可能で、利便性が高めた。さらに耐水性能と防塵性能も両立させた。また高速充電が可能で、30分で最大50%の充電が行える。
なおワイヤレス充電については、iPhone、Apple Watch Series 3、そしてAirPodsのオプション充電ケースをまとめてワイヤレス充電できる「AirPowerマット」も2018年に発売予定だ。
バッテリー持続時間も強化。第2世代のパフォーマンスコントローラと専用のバッテリー設計により、バッテリー駆動時間がiPhone 7より最大2時間長くなった。インターネット利用で最大12時間、ワイヤレスでのビデオ再生で最大13時間の利用が行える。
■新たにFLACの再生にも対応した
本体にはステレオスピーカーを搭載。1基はLightning端子の横に、もう1基はフロントカメラ付近に設けられている。
なお、Bluetoothは5.0に対応している。またイヤホンには、Lightning接続の「EarPods with Lightning Connector」を同梱する。また「Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」も付属する。
対応するオーディオフォーマットはAAC-LC、HE-AAC、HE-AAC v2、保護されたAAC、MP3、Linear PCM、Apple Lossless、FLAC、Dolby Digital(AC-3)、Dolby Digital Plus(E-AC-3)、Audible。新たにFLAC再生をサポートしたことにも注目したい。