超広角/広角/望遠の3カメラが搭載
ファーウェイ、3カメラのフラグシップスマホ「Mate 20 Pro」約11万円で11月30日発売
ファーウェイ・ジャパンは、MateシリーズのSIMフリースマートフォン「HUAWEI Mate 20 Pro」を11月30日に発売する。価格はオープンだが、111,880円前後での販売が予想される。カラーはトワイライト、ミッドナイトブルーの2色がラインナップ。本日から予約が開始される。国内キャリアではソフトバンクが取り扱い(関連ニュース)、12月7日から予約を受け付ける。カラーはミッドナイトブルーと、ソフトバンク限定色としてブラックがラインナップされる。
また、GPSと心拍センサーを使用した状態でも2週間持続するバッテリーを搭載したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」も発表。スポーツモデル(ブラック)が24,880円(税抜)で12月7日発売、クラシックモデル(シルバー)は25,880円(税抜)で12月19日発売となる。
■Mate 20 Pro
Mate 20 Proは、背面に3つのカメラを搭載したスマートフォン。同社のフラグシップに位置づけられ、カメラは独Leica(ライカ)社のトリプルカメラをスクエア状に配置した4ポイントデザインを採用する。
カメラはそれぞれ約4,000万画素の広角(27mm・f/1.8)、約2,000万画素の超広角(16mm・f/2.2)、約800万画素の望遠(80mm・f/2.4)という構成になっている。最大約2.5cmの近接撮影が可能なほか、広角レンズは1/1.7インチの撮像素子を搭載、感度はISO102400に対応する。
AIにより1,500以上の状況をリアルタイムで認識して適したモードに切り替える機能や、最大10枚の画像を合成してダイナミックレンジを拡大する「スーパーHDR」技術も搭載する。ポートレートモードにはハート、渦効果といったボケ効果を選べるモードも搭載された。さらに後述するNPU×2の搭載により、リアルタイムで被写体のみカラーの動画を撮影できる「AIポートレートカラービデオ」にも対応した。
ディスプレイに設けられたノッチには、ドットプロジェクター、約2,400万画素のインカメラ、投光イルミネーター、近接センサー、照度センサー、IRカメラといったシステムが搭載。これにより3D深度の計測に対応し、顔認証では約0.6秒で認識が可能、間違える確率は100万分の1以下という。また3D深度の計測により、ぬいぐるみなどの物体を3Dスキャンすることも可能。3Dスキャンで作成した3DCGは、「3Dライブオブジェクトモデリング機能」により、アニメーションで動かしたり、AR上で一緒に写真/動画を撮影することもできる。
ディスプレイは6.39型で21対9のOLED(有機EL)を採用。DCI-P3をカバーしたHDR対応のディスプレイで、解像度は3,120×1,440(2K+)となっている。IP68の耐水・耐塵仕様となっており、持ちやすさに配慮した角度でカーブが施されるほか、ミッドナイトブルーには傷や指紋がつきにくく滑りにくいハイパー・オプティカル・パターン加工が施される。
画面専有率は86.90%となっており、これはiPhone XS Maxの83.67%よりも高いと説明、額縁の広さに関しても側面は2.1mm、ノッチの幅は32.8mmとiPhone XS Maxよりも狭いことをアピールされた。
SoCにはオクタコア「Kirin 980」とデュアルNPU(ニュートラル・ネットワーク・プロセッシング・ユニット)を採用し、Androidのバージョンは9。EMUIは最新の9.0が搭載、9.0では全画面のためのジェスチャー操作や、多彩なプライバシー機能、2本の指でタップすることで買い物ができる機能、芸術・景色などを認識する「HUAWEI AI Vision」、食べ物の種類と量を認識しカロリーを計算する機能が追加された。加えてHUAWEI Shareは3.0にアップデート。従来のスマホ、PC、Macに加えて新たにプリンターにも対応する。
このKirin 980は7nmのプロセッシング技術により69個のトランジスターを搭載しており、さらにNPUを2つ搭載することで、パフォーマンスと省電力性を向上させた。従来のKirin 970と比較した場合、パフォーマンスではCPUは75%、GPUは46%、NPUは226%向上し、省電力性ではCPUが58%、GPUが178%、NPUが182%向上したという。
この能力向上は日常の使用時にも体感できるとのことで、タッチ反応が最大47%、アプリの起動速度が最大51%、スクロールの滑らかさが42%向上すると説明した。また長い間使用できることもアピール、18ヶ月後の性能低下が、-5%に収められたという(過去機種P10 Plusは-10.6%)。
メモリーは6GB、ストレージは128GB。ストレージの拡張はmicroSDよりも45%小型の「NMカード」を世界で初めて採用する。SIMカードはNano SIMを採用、デュアルSIMスロットを搭載しており、1つはNMカードとの共有となる。スピーカーはステレオで、片側はUSB Type-Cポートから音が出る仕組み。
バッテリー容量は4,200mAh。40Wの高速充電に対応し、約30分の充電で約70%充電することが可能。別売の「15W HUAWEI ワイヤレスクイックチャージ」を使用することで、15Wの急速ワイヤレス充電に対応する。また「ワイヤレスリバースチャージ」機能を搭載し、対応デバイスに対してワイヤレスで他のデバイスに給電することができる。
指紋認証はディスプレイに内蔵した「イン・スクリーン指紋認証」を採用する。10段階のダイナミック・プレッシャー・センシング(DPS)技術により、アンロックスピードが30%改善したとのことだ。NFCにも対応し、またGPSには「デュアル周波数GPS」を搭載し、開けた場所やビル密集地域など、状況に応じて最適なGPSを機械学習をもとに選択することで、通常の約10倍の精度を実現したとする。またMiracast対応デバイスであれば画面表示を共有することができる。
外形寸法は72W×158H×8.6mmで、質量は189g。auVOLTEに対応し、Bluetoothのバージョンは5.0、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac vave2に対応し、最大1733Mbpsの通信ができる。
■HUAWEI WATCH GT
HUAWEI WATCH GTは、GPSと心拍センサーを使用した状態でも2週間持続するバッテリーを搭載したスマートウォッチ。ディスプレイは1.39インチ、454×454ピクセルのAMOLED(有機EL)を採用する。ボディは錆びにくく腐食しにくい316Lステンレスを採用し、ベゼルにはセラミックを使用する。厚さは約10.6mmで、質量は約46g(ベルト含まず)。
GPS、GLONASS、Galileといった3種類の衛星測位システムを内蔵し、スマートフォンなしで位置を計測・記録することができる。装着したまま泳ぐことが可能な5気圧防水を搭載するほか、従来から進化した心拍数自動計測機能「TruSeen 3.0」、睡眠深度や睡眠時間の計測ができる「TruSleep 2.0」に対応する。
バッテリーはデュアルエンジン低消費電力システムにより、低消費電力エンジンとハイパフォーマンスエンジンを識別したシーンから自動的に切り替えることで長時間の駆動を実現した。通常のデジタルウォッチとしての使用であれば約30日間、マラソン計測であれば約22時間、GPSや心拍計測をオンにしたヘビーユースでは約2週間駆動する。
そのほか、接続したスマートフォンのスピーカーを最大音量にして位置を見つけるスマートフォン探索機能、スマート通知機能、動かない状態を感知して通知する活動促進通知といったスマートアシスタントを搭載する。
外形寸法は約46.5W×54.2H×10.6Dmmで、質量は約46g(ベルト除く)、約66g(ブラック・ベルト含)、約63g(シルバー・ベルト含)。Bluetoothは4.2 BLEに対応し、バッテリー容量は420mAh。センサーとして、加速度センサー、ジャイロセンサー、コンパス、心拍センサー、環境光センサー、気圧センサーを搭載する。
■日本でのスマートフォンシェア1位を維持
発表会では、ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉 波(ゴ ハ)氏が登壇し製品を発表した。また同社スマートフォンの今年第2-3四半期のシェアが世界2位であることを説明し、日本では6-10月のSIMフリーAndroidのシェアが1位であること、今年上半期のスマートフォンの出荷数トップ5メーカーの中で成長率が1位であることを述べた。またタブレットに関しても日本市場で1位を維持していることや、VGPやDGPにおいてP20 Proなどの製品が受賞していることをアピールした。
またゲストとして、安田美沙子氏、皆藤愛子氏がトークセッションを実施。両者ともすでにMate 20 Proを使用しており、感想を述べた。
安田氏は「ライカトリプルカメラを使って写真を撮影したが、本当に美しくて、本当にスマーフォンの写真?というくらいに感動した」と話し、皆藤氏は「写真の機能にびっくり。AIが認識してくれたり、超広角撮影が出来たり。マクロ撮影はネイルなど普通はぼやけて撮れないが、このスマホだと撮ることができた」と話した。
また、GPSと心拍センサーを使用した状態でも2週間持続するバッテリーを搭載したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」も発表。スポーツモデル(ブラック)が24,880円(税抜)で12月7日発売、クラシックモデル(シルバー)は25,880円(税抜)で12月19日発売となる。
■Mate 20 Pro
Mate 20 Proは、背面に3つのカメラを搭載したスマートフォン。同社のフラグシップに位置づけられ、カメラは独Leica(ライカ)社のトリプルカメラをスクエア状に配置した4ポイントデザインを採用する。
カメラはそれぞれ約4,000万画素の広角(27mm・f/1.8)、約2,000万画素の超広角(16mm・f/2.2)、約800万画素の望遠(80mm・f/2.4)という構成になっている。最大約2.5cmの近接撮影が可能なほか、広角レンズは1/1.7インチの撮像素子を搭載、感度はISO102400に対応する。
AIにより1,500以上の状況をリアルタイムで認識して適したモードに切り替える機能や、最大10枚の画像を合成してダイナミックレンジを拡大する「スーパーHDR」技術も搭載する。ポートレートモードにはハート、渦効果といったボケ効果を選べるモードも搭載された。さらに後述するNPU×2の搭載により、リアルタイムで被写体のみカラーの動画を撮影できる「AIポートレートカラービデオ」にも対応した。
ディスプレイに設けられたノッチには、ドットプロジェクター、約2,400万画素のインカメラ、投光イルミネーター、近接センサー、照度センサー、IRカメラといったシステムが搭載。これにより3D深度の計測に対応し、顔認証では約0.6秒で認識が可能、間違える確率は100万分の1以下という。また3D深度の計測により、ぬいぐるみなどの物体を3Dスキャンすることも可能。3Dスキャンで作成した3DCGは、「3Dライブオブジェクトモデリング機能」により、アニメーションで動かしたり、AR上で一緒に写真/動画を撮影することもできる。
ディスプレイは6.39型で21対9のOLED(有機EL)を採用。DCI-P3をカバーしたHDR対応のディスプレイで、解像度は3,120×1,440(2K+)となっている。IP68の耐水・耐塵仕様となっており、持ちやすさに配慮した角度でカーブが施されるほか、ミッドナイトブルーには傷や指紋がつきにくく滑りにくいハイパー・オプティカル・パターン加工が施される。
画面専有率は86.90%となっており、これはiPhone XS Maxの83.67%よりも高いと説明、額縁の広さに関しても側面は2.1mm、ノッチの幅は32.8mmとiPhone XS Maxよりも狭いことをアピールされた。
SoCにはオクタコア「Kirin 980」とデュアルNPU(ニュートラル・ネットワーク・プロセッシング・ユニット)を採用し、Androidのバージョンは9。EMUIは最新の9.0が搭載、9.0では全画面のためのジェスチャー操作や、多彩なプライバシー機能、2本の指でタップすることで買い物ができる機能、芸術・景色などを認識する「HUAWEI AI Vision」、食べ物の種類と量を認識しカロリーを計算する機能が追加された。加えてHUAWEI Shareは3.0にアップデート。従来のスマホ、PC、Macに加えて新たにプリンターにも対応する。
このKirin 980は7nmのプロセッシング技術により69個のトランジスターを搭載しており、さらにNPUを2つ搭載することで、パフォーマンスと省電力性を向上させた。従来のKirin 970と比較した場合、パフォーマンスではCPUは75%、GPUは46%、NPUは226%向上し、省電力性ではCPUが58%、GPUが178%、NPUが182%向上したという。
この能力向上は日常の使用時にも体感できるとのことで、タッチ反応が最大47%、アプリの起動速度が最大51%、スクロールの滑らかさが42%向上すると説明した。また長い間使用できることもアピール、18ヶ月後の性能低下が、-5%に収められたという(過去機種P10 Plusは-10.6%)。
メモリーは6GB、ストレージは128GB。ストレージの拡張はmicroSDよりも45%小型の「NMカード」を世界で初めて採用する。SIMカードはNano SIMを採用、デュアルSIMスロットを搭載しており、1つはNMカードとの共有となる。スピーカーはステレオで、片側はUSB Type-Cポートから音が出る仕組み。
バッテリー容量は4,200mAh。40Wの高速充電に対応し、約30分の充電で約70%充電することが可能。別売の「15W HUAWEI ワイヤレスクイックチャージ」を使用することで、15Wの急速ワイヤレス充電に対応する。また「ワイヤレスリバースチャージ」機能を搭載し、対応デバイスに対してワイヤレスで他のデバイスに給電することができる。
指紋認証はディスプレイに内蔵した「イン・スクリーン指紋認証」を採用する。10段階のダイナミック・プレッシャー・センシング(DPS)技術により、アンロックスピードが30%改善したとのことだ。NFCにも対応し、またGPSには「デュアル周波数GPS」を搭載し、開けた場所やビル密集地域など、状況に応じて最適なGPSを機械学習をもとに選択することで、通常の約10倍の精度を実現したとする。またMiracast対応デバイスであれば画面表示を共有することができる。
外形寸法は72W×158H×8.6mmで、質量は189g。auVOLTEに対応し、Bluetoothのバージョンは5.0、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac vave2に対応し、最大1733Mbpsの通信ができる。
■HUAWEI WATCH GT
HUAWEI WATCH GTは、GPSと心拍センサーを使用した状態でも2週間持続するバッテリーを搭載したスマートウォッチ。ディスプレイは1.39インチ、454×454ピクセルのAMOLED(有機EL)を採用する。ボディは錆びにくく腐食しにくい316Lステンレスを採用し、ベゼルにはセラミックを使用する。厚さは約10.6mmで、質量は約46g(ベルト含まず)。
GPS、GLONASS、Galileといった3種類の衛星測位システムを内蔵し、スマートフォンなしで位置を計測・記録することができる。装着したまま泳ぐことが可能な5気圧防水を搭載するほか、従来から進化した心拍数自動計測機能「TruSeen 3.0」、睡眠深度や睡眠時間の計測ができる「TruSleep 2.0」に対応する。
バッテリーはデュアルエンジン低消費電力システムにより、低消費電力エンジンとハイパフォーマンスエンジンを識別したシーンから自動的に切り替えることで長時間の駆動を実現した。通常のデジタルウォッチとしての使用であれば約30日間、マラソン計測であれば約22時間、GPSや心拍計測をオンにしたヘビーユースでは約2週間駆動する。
そのほか、接続したスマートフォンのスピーカーを最大音量にして位置を見つけるスマートフォン探索機能、スマート通知機能、動かない状態を感知して通知する活動促進通知といったスマートアシスタントを搭載する。
外形寸法は約46.5W×54.2H×10.6Dmmで、質量は約46g(ベルト除く)、約66g(ブラック・ベルト含)、約63g(シルバー・ベルト含)。Bluetoothは4.2 BLEに対応し、バッテリー容量は420mAh。センサーとして、加速度センサー、ジャイロセンサー、コンパス、心拍センサー、環境光センサー、気圧センサーを搭載する。
■日本でのスマートフォンシェア1位を維持
発表会では、ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉 波(ゴ ハ)氏が登壇し製品を発表した。また同社スマートフォンの今年第2-3四半期のシェアが世界2位であることを説明し、日本では6-10月のSIMフリーAndroidのシェアが1位であること、今年上半期のスマートフォンの出荷数トップ5メーカーの中で成長率が1位であることを述べた。またタブレットに関しても日本市場で1位を維持していることや、VGPやDGPにおいてP20 Proなどの製品が受賞していることをアピールした。
またゲストとして、安田美沙子氏、皆藤愛子氏がトークセッションを実施。両者ともすでにMate 20 Proを使用しており、感想を述べた。
安田氏は「ライカトリプルカメラを使って写真を撮影したが、本当に美しくて、本当にスマーフォンの写真?というくらいに感動した」と話し、皆藤氏は「写真の機能にびっくり。AIが認識してくれたり、超広角撮影が出来たり。マクロ撮影はネイルなど普通はぼやけて撮れないが、このスマホだと撮ることができた」と話した。