“クラスを超えた”という音の実力は?
【速攻レビュー】パイオニア新AVアンプ「VSA-1124」「VSA-824」の音を岩井喬が徹底チェック
パイオニアのAVアンプラインナップの中で最も選択に迷うのが、デジタルアンプ構成の上位クラス「LXシリーズ」や「SC-2023」と、リーズナブルなアナログアンプ構成の「VSAシリーズ」の境界線となる、10万円前後の価格帯ではないだろうか。ネットオーディオの浸透により音楽再生もファイルベースのスタイルへと歩みが進むなか、デジタルドメインで完結できるSC-LXシリーズはまさに時代に即したAVアンプといえる。
しかしVSAシリーズも上位クラスで培われたノウハウを継承しつつ、年々基礎体力の底上げを行ってきた。そして今回発表された「VSA-1124」「VSA-824」は、最新トレンドであるHDMI2.0 4K/60pへの対応や更なる操作性の向上、そしてハイレゾ再生に最適化された全ch・192kHz/24bit対応DACの搭載を行っている。
なかでも上位ベーシック機である「VSA-1124」は、DACチップにESS製SABRE Premier Audio DAC(ES9006S)を搭載。さらにルビコン社と共同開発した非磁性メッキを用いるPML MUコンデンサーの投入によって詰まりのない開放的なサウンドを獲得している。
アナログ/デジタル系の独立電源や信号経路の短縮化、グラウンドのクリーン化に取り組むダイレクトエナジーデザインも踏襲した。
また独自の自動音場補正技術「MCACC」の強化やWAV&FLACマルチチャンネル再生、DSDファイル再生(PCM変換)への対応も実施。これにより、いちばん近い上位モデルであるSC-2023との隔たりを埋めることができる、極めて高いコストパフォーマンスを実現したのである。
それでは新モデル「VSA-1124」「VSA-824」それぞれの特徴について触れていくことにしよう。
サウンドクオリティの根幹となるパワーアンプ部は共にアナログ・ディスクリート構成となっており、7.2ch仕様の「VSA-1124」は180W/ch、5.2ch仕様の「VSA-824」は160W/chのハイパワーを実現。音楽の基音となる低域の再現力を強化するため、2台のサブウーファーを接続できるデュアルサブウーファー端子を装備したほか、「VSA-1124」については低域方向のマネジメント能力(EQ、Delay、Level)の強化を行うべく、Advanced MCACCに遅延を抑えたオートEQアジャストメントを新たに組み込んだ。
さらに映像のトレンドである4Kパススルー対応については、色信号を圧縮することなく広帯域な伝送を可能とする4K/60p/4:4:4入力を装備。「VSA-1124」では全HDMI入力でHDMI2.0対応となり、アップスケーリングも可能だ(HDMI IN1/2、BDの3入力。それ以外のHDMIは4K/60p/4:2:0/24bit対応)。「VSA-824」ではBD、GAME、SAT/CBLの3入力で4K/60p/4:4:4パススルーに対応している(それ以外はHDMI1.4相当の4K/24p/4:4:4入力)。
音楽ファイル再生については両モデルとも全ch、192kHz/24bit対応であると前述したが、位相補正技術“オートフェーズコントロールプラス”やビット拡張処理技術“Hi-bit 24 Processing”といった独自技術を備える「VSA-1124」ではFLAC/WAVのマルチチャンネル再生(96kHz/24bit・5.1ch)に対応するほか、2.8MHz DSDやAIFF、Apple Losslessファイルの再生も可能だ。なおDSDファイル再生については従来からのUSBメモリー再生に加え、対応するバッファロー製NASを用いたネットワーク環境からの再生も可能となった。
そして、パイオニア製AVアンプには欠かせないコントロールアプリ“iControl AV”の進化も見逃せないポイントである。これまでの“iControl AV”と“Control App”を、新たに登場する“iControl AV 5”へ一本化し、既発売の2012年モデルから“iControl AV 5”で操作できるようになった。指でなぞるだけで簡単に入力ソースのスケーリングレゾリューションを設定できる“AV SCALER”のほか、状態表示だけでなく各種設定も行える“3D STATUS VIEWER”も取り入れ、スマートフォンやタブレット端末を使った快適な操作が可能だ。
なお「VSA-1124」にはAVアンプの設定や接続、操作をアシストするソフトウェア「AVナビゲーター」を本体にビルトインしており、同一ネットワーク内にあるPCやタブレット/スマートフォン上に自動的にソフトウェアが認識されるようになっている。そのため従来のようにPCからディスクを起動させるなどの煩わしさから解放され、より直感的にAVアンプと対峙することができるようになった。
“クラスを超えた”音質の実力は?
岩井喬が徹底試聴
ここからは各モデルのサウンドについてレビューをお届けしたい。使用したスピーカーはモニターオーディオSilverシリーズの5.1ch環境である(フロント:Silver 6、センター:Silver CENTER、リア:Silver 1、サブウーファー:Silver W12)。
まず上位機の「VSA-1124」で視聴したBDソフトによるサラウンドあるが、『スカイ・クロラ』(ロストック軍対ラウテルン軍の大空戦シーン)では戦闘機の軽快でキレあるエンジン音がヌケ良く空間を横切ってゆく。BGMの低域成分も楽器ごとに分離良く、ストリングスの浮き立ちもハリ良くクリアに感じられる。セリフの解像度も高く、音像が引き締まってスムースにダイアログが際立つ。爆発SEの低域もにじみなくしっかりとしたエナジーを持っており、銃声の粒立ちも緻密だ。
続いて『エクスペンダブルズ2』(再現された市街地内で繰り広げられる銃撃戦〜ブッカー登場までのシーン)ではジュークボックスから流れるBGMがふわりと全天に浮かび、付帯感なくクリアなタッチで表現。銃声や戦車の重低音は太さも感じられるがキレ良く引き締まり、音の移動感、定位も明確だ。
音楽ソースとして『ビリー・ジョエル/ライヴ・アット・シェイ・スタジアム』(「ハートにファイア」「ピアノ・マン」)も聴いてみたが、リニアPCM・5.1chの鮮度感を余すところなく引き出してくれるようで、バックから聞こえる歓声の分離感、拍手の粒立ちも非常に明瞭である。スタジアムの残響感もしっかりと描き出し、ボーカルのややドライな質感と対比良く表現。口元はスカッとヌケ良く、リヴァーブとの分離感も明快だ。解像感高くピアノやライドシンバル、クリーントーンギターのエッジもクリアに描写。低域も締まり良く見通しが深い。
さらにネットワークからのハイレゾ再生も試してみた。ES9006Sの効果か、一際S/Nが高く、引き締まった音像の解像感もスムーズに浮き上がってくる。飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ コンサート2013『プロコフィエフ:古典交響曲』での管弦楽器の浮き上がりはとても爽やかでローエンドの弾力感によって有機的なハーモニーが展開。余韻のキレも見事で、ホールトーンの瑞々しさをダイレクトに味わうことができた。DSD音源のSuara『DSDライブセッション』も聴いてみたが、バイオリンのハリ鮮やかなタッチは流麗で、アコギのハーモニクスもヌケ良く澄んだ響きとなる。ボーカルの分離感も見事でふわっと浮き立つDSDならではのスムーズな空間性も変換再生とはいえ、その風情をしっかりつかむことができた。
ハイレゾ・サラウンド音源として『HYPS/Chaotic Planet』『藤田恵美/camomile Best Audio』も聴いてみたが、HYPSではパーカッションの鮮やかでダイレクトなアタックがスピード良く飛び出し、余韻がサラウンド方向に広がる立体的で自然な音場感を得ることができた。「スカボローフェア」などのホール収録音源では豊潤な残響成分をにじみなく聴き取ることができる。藤田恵美でもクールで引き締まったボーカルの澄んだ音色を楽しめたが、サラウンドで包み込まれる自然なリヴァーブの空間表現が印象に残った。
「VSA-824」では「VSA-1124」よりも厚みを重視したサウンド傾向となり、『エクスペンダブルズ2』の銃撃シーンもどっしりとした重みが増す。セリフの肉付きもリッチで口元のハリも落ち着いている。爆発の量感も多く、迫力溢れる。『スカイ・クロラ』の空戦シーンも若干解像度が落ちる程度で、戦闘機の動きも粒立ち良く、素直なタッチだ。セリフを含めた音像そのものは自然な太さを持って描かれる。ビリー・ジョエルのライヴはリズム隊の厚みが増し、ギターのコシも太くなる。ボーカルも安定感があり、柔らかいサラウンドの歓声は心地よい表現だ。
ネットワークからのハイレゾ再生は倍音成分の豊かさを感じさせる高域の華やいだタッチとなり、オーケストラもゴージャス感が漂う。低域も深く滑らかで耳当たり良いサウンドだ。ロックの制動感も適度に持っているので、輪郭の硬さを抑え、ナチュラルに音像を際立たせるような傾向に働く。サラウンドやハイレゾ入門機としてはバランスに優れた音色であるように感じた。
上位モデルに迫るクオリティを持つ、
非常にコストパフォーマンスが高いモデル
「VSA-1124」はデジタルアンプ構成の上位機のようなきりっとヌケ良い音像とクリアでにじみない空間再生を獲得しており、パッと聞いた瞬間はアナログアンプであることを忘れてしまったほどだ。基本的な技術を共有するエントリー機「VSA-824」も基礎体力の底上げが行われており、サウンドの質がシリーズ全体で向上している。
特に「VSA-1124」は上位モデルに迫るクオリティを持っており、コストパフォーマンスが非常に高い。ハイレゾ/DSD/ハイレゾマルチ再生対応と、ネットオーディオ再生機としても高い実力を持っているので、映像と音楽を同時に高解像度で楽しみたいユーザーには魅力的な製品であるといえるだろう。
しかしVSAシリーズも上位クラスで培われたノウハウを継承しつつ、年々基礎体力の底上げを行ってきた。そして今回発表された「VSA-1124」「VSA-824」は、最新トレンドであるHDMI2.0 4K/60pへの対応や更なる操作性の向上、そしてハイレゾ再生に最適化された全ch・192kHz/24bit対応DACの搭載を行っている。
なかでも上位ベーシック機である「VSA-1124」は、DACチップにESS製SABRE Premier Audio DAC(ES9006S)を搭載。さらにルビコン社と共同開発した非磁性メッキを用いるPML MUコンデンサーの投入によって詰まりのない開放的なサウンドを獲得している。
アナログ/デジタル系の独立電源や信号経路の短縮化、グラウンドのクリーン化に取り組むダイレクトエナジーデザインも踏襲した。
また独自の自動音場補正技術「MCACC」の強化やWAV&FLACマルチチャンネル再生、DSDファイル再生(PCM変換)への対応も実施。これにより、いちばん近い上位モデルであるSC-2023との隔たりを埋めることができる、極めて高いコストパフォーマンスを実現したのである。
それでは新モデル「VSA-1124」「VSA-824」それぞれの特徴について触れていくことにしよう。
サウンドクオリティの根幹となるパワーアンプ部は共にアナログ・ディスクリート構成となっており、7.2ch仕様の「VSA-1124」は180W/ch、5.2ch仕様の「VSA-824」は160W/chのハイパワーを実現。音楽の基音となる低域の再現力を強化するため、2台のサブウーファーを接続できるデュアルサブウーファー端子を装備したほか、「VSA-1124」については低域方向のマネジメント能力(EQ、Delay、Level)の強化を行うべく、Advanced MCACCに遅延を抑えたオートEQアジャストメントを新たに組み込んだ。
さらに映像のトレンドである4Kパススルー対応については、色信号を圧縮することなく広帯域な伝送を可能とする4K/60p/4:4:4入力を装備。「VSA-1124」では全HDMI入力でHDMI2.0対応となり、アップスケーリングも可能だ(HDMI IN1/2、BDの3入力。それ以外のHDMIは4K/60p/4:2:0/24bit対応)。「VSA-824」ではBD、GAME、SAT/CBLの3入力で4K/60p/4:4:4パススルーに対応している(それ以外はHDMI1.4相当の4K/24p/4:4:4入力)。
音楽ファイル再生については両モデルとも全ch、192kHz/24bit対応であると前述したが、位相補正技術“オートフェーズコントロールプラス”やビット拡張処理技術“Hi-bit 24 Processing”といった独自技術を備える「VSA-1124」ではFLAC/WAVのマルチチャンネル再生(96kHz/24bit・5.1ch)に対応するほか、2.8MHz DSDやAIFF、Apple Losslessファイルの再生も可能だ。なおDSDファイル再生については従来からのUSBメモリー再生に加え、対応するバッファロー製NASを用いたネットワーク環境からの再生も可能となった。
そして、パイオニア製AVアンプには欠かせないコントロールアプリ“iControl AV”の進化も見逃せないポイントである。これまでの“iControl AV”と“Control App”を、新たに登場する“iControl AV 5”へ一本化し、既発売の2012年モデルから“iControl AV 5”で操作できるようになった。指でなぞるだけで簡単に入力ソースのスケーリングレゾリューションを設定できる“AV SCALER”のほか、状態表示だけでなく各種設定も行える“3D STATUS VIEWER”も取り入れ、スマートフォンやタブレット端末を使った快適な操作が可能だ。
なお「VSA-1124」にはAVアンプの設定や接続、操作をアシストするソフトウェア「AVナビゲーター」を本体にビルトインしており、同一ネットワーク内にあるPCやタブレット/スマートフォン上に自動的にソフトウェアが認識されるようになっている。そのため従来のようにPCからディスクを起動させるなどの煩わしさから解放され、より直感的にAVアンプと対峙することができるようになった。
“クラスを超えた”音質の実力は?
岩井喬が徹底試聴
ここからは各モデルのサウンドについてレビューをお届けしたい。使用したスピーカーはモニターオーディオSilverシリーズの5.1ch環境である(フロント:Silver 6、センター:Silver CENTER、リア:Silver 1、サブウーファー:Silver W12)。
まず上位機の「VSA-1124」で視聴したBDソフトによるサラウンドあるが、『スカイ・クロラ』(ロストック軍対ラウテルン軍の大空戦シーン)では戦闘機の軽快でキレあるエンジン音がヌケ良く空間を横切ってゆく。BGMの低域成分も楽器ごとに分離良く、ストリングスの浮き立ちもハリ良くクリアに感じられる。セリフの解像度も高く、音像が引き締まってスムースにダイアログが際立つ。爆発SEの低域もにじみなくしっかりとしたエナジーを持っており、銃声の粒立ちも緻密だ。
続いて『エクスペンダブルズ2』(再現された市街地内で繰り広げられる銃撃戦〜ブッカー登場までのシーン)ではジュークボックスから流れるBGMがふわりと全天に浮かび、付帯感なくクリアなタッチで表現。銃声や戦車の重低音は太さも感じられるがキレ良く引き締まり、音の移動感、定位も明確だ。
音楽ソースとして『ビリー・ジョエル/ライヴ・アット・シェイ・スタジアム』(「ハートにファイア」「ピアノ・マン」)も聴いてみたが、リニアPCM・5.1chの鮮度感を余すところなく引き出してくれるようで、バックから聞こえる歓声の分離感、拍手の粒立ちも非常に明瞭である。スタジアムの残響感もしっかりと描き出し、ボーカルのややドライな質感と対比良く表現。口元はスカッとヌケ良く、リヴァーブとの分離感も明快だ。解像感高くピアノやライドシンバル、クリーントーンギターのエッジもクリアに描写。低域も締まり良く見通しが深い。
さらにネットワークからのハイレゾ再生も試してみた。ES9006Sの効果か、一際S/Nが高く、引き締まった音像の解像感もスムーズに浮き上がってくる。飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ コンサート2013『プロコフィエフ:古典交響曲』での管弦楽器の浮き上がりはとても爽やかでローエンドの弾力感によって有機的なハーモニーが展開。余韻のキレも見事で、ホールトーンの瑞々しさをダイレクトに味わうことができた。DSD音源のSuara『DSDライブセッション』も聴いてみたが、バイオリンのハリ鮮やかなタッチは流麗で、アコギのハーモニクスもヌケ良く澄んだ響きとなる。ボーカルの分離感も見事でふわっと浮き立つDSDならではのスムーズな空間性も変換再生とはいえ、その風情をしっかりつかむことができた。
ハイレゾ・サラウンド音源として『HYPS/Chaotic Planet』『藤田恵美/camomile Best Audio』も聴いてみたが、HYPSではパーカッションの鮮やかでダイレクトなアタックがスピード良く飛び出し、余韻がサラウンド方向に広がる立体的で自然な音場感を得ることができた。「スカボローフェア」などのホール収録音源では豊潤な残響成分をにじみなく聴き取ることができる。藤田恵美でもクールで引き締まったボーカルの澄んだ音色を楽しめたが、サラウンドで包み込まれる自然なリヴァーブの空間表現が印象に残った。
「VSA-824」では「VSA-1124」よりも厚みを重視したサウンド傾向となり、『エクスペンダブルズ2』の銃撃シーンもどっしりとした重みが増す。セリフの肉付きもリッチで口元のハリも落ち着いている。爆発の量感も多く、迫力溢れる。『スカイ・クロラ』の空戦シーンも若干解像度が落ちる程度で、戦闘機の動きも粒立ち良く、素直なタッチだ。セリフを含めた音像そのものは自然な太さを持って描かれる。ビリー・ジョエルのライヴはリズム隊の厚みが増し、ギターのコシも太くなる。ボーカルも安定感があり、柔らかいサラウンドの歓声は心地よい表現だ。
ネットワークからのハイレゾ再生は倍音成分の豊かさを感じさせる高域の華やいだタッチとなり、オーケストラもゴージャス感が漂う。低域も深く滑らかで耳当たり良いサウンドだ。ロックの制動感も適度に持っているので、輪郭の硬さを抑え、ナチュラルに音像を際立たせるような傾向に働く。サラウンドやハイレゾ入門機としてはバランスに優れた音色であるように感じた。
上位モデルに迫るクオリティを持つ、
非常にコストパフォーマンスが高いモデル
「VSA-1124」はデジタルアンプ構成の上位機のようなきりっとヌケ良い音像とクリアでにじみない空間再生を獲得しており、パッと聞いた瞬間はアナログアンプであることを忘れてしまったほどだ。基本的な技術を共有するエントリー機「VSA-824」も基礎体力の底上げが行われており、サウンドの質がシリーズ全体で向上している。
特に「VSA-1124」は上位モデルに迫るクオリティを持っており、コストパフォーマンスが非常に高い。ハイレゾ/DSD/ハイレゾマルチ再生対応と、ネットオーディオ再生機としても高い実力を持っているので、映像と音楽を同時に高解像度で楽しみたいユーザーには魅力的な製品であるといえるだろう。