接続手順を写真で詳しく紹介
AirPlay対応スピーカー B&O PLAY「Beolit 12」で家中で音楽を快適に楽しもう!
B&O PLAYのポータブルミュージックシステム「Beolit 12」には、そのルーツであるBang & Olufsenの伝統的なクラフツマンシップと卓越したデザインセンスが継承されている。長年培われてきた音響技術をベースにしながら、AirPlayによるワイヤレス再生など最新のリスニングスタイルも取り込んだ本機の使いこなし方について、今回は実機をハンドリングしながら検証してみた。
■Bang & Olufsenのハイクオリティな音響技術とデザインを継承
まずは「Beolit 12」のプロフィールから簡単におさらいしておこう。本機は120WのクラスDアンプを搭載したワイヤレス再生対応のポータブルスピーカーだ。無線・有線経由でホームネットワークに接続して、PC内の音楽を再生したり、iPhoneなどiOSデバイスに保存した音楽もアップルの「AirPlay」機能によりワイヤレスでストリーミング再生ができる。USBまたはアナログライン入力経由でつなげば有線リスニングも可能だ。
5cmのフルレンジユニットを2基と10cmウーファーによる2.1ch構成のスピーカーシステムを、本体フロント側に配置。歪みのないクリアでナチュラル、かつパワフルなサウンドを実現している。本機の試聴レポートについては後ほど改めて紹介しよう。
お気に入りの音楽と触れ合える空間・時間を自由に広げるられるよう、本体をコンパクトにしただけでなく、レザー製のストラップを設けてポータビリティをアップ。本体の重さは約2.8kgと軽量なので、女性のユーザーでも簡単に持ち運べるはず。本体内蔵のバッテリーはフル充電で最長8時間(AirPlay再生時は最長4時間)の連続再生に対応しているので、屋外でも良い音で音楽が聴きたい時に最適なスピーカーとも言える。
印象的でスタイリッシュなデザインは、家具や照明器具などのプロダクトデザインを多く手がけるデンマークの女性デザイナー、セシリエ・マンツによるもの。スピーカーグリルに目を凝らすと、サウンドホールのパターンが不規則に並んでいることに気が付くと思う。幾度もの試聴チューニングを繰り返しながら、孔の開閉のパターンを違えることでサウンドクオリティを徹底的に磨き上げてきたのだという。アーティスティックな佇まいと機能性を両立させたデザインは、巷に数あるワイヤレススピーカーの中で本機の存在感を傑出させている一つの重要なファクターになっている。
カラーバリエーションは今春に新色として加わった「ホワイト」のほかに、「ダークグレー」と「グレー」を加えた全3色展開。高級イタリアンレザーを使ったストラップはミニマルな本体のデザインにアクセントを付けている。
■ホームネットワークにつないでAirPlay再生を楽しんでみよう!
接続手順を写真で紹介
自宅に無線LAN環境があれば、Beolit 12でAirPlayによるワイヤレスオーディオ再生が簡単に楽しめる。今回はそのワイヤレス接続のセットアップ方法について、一つずつ順にステップを辿りながら紹介しよう。
はじめにiPhone/iPad/iPod touchなどお持ちのiOSデバイスに、Bang & Olufsenのワイヤレスオーディオ製品のセットアップ用アプリ「BeoSetup」をインストールしておく。アプリの準備が整ったら、次にBeolit 12本体の電源を投入する。
スピーカーの天面にはワイヤレスアンテナをデザインしたネットワークボタンが設けられている。ボタンを押すと応答音が鳴り、バックライトがオレンジ色に点灯する。続けてネットワークボタンを3秒間押し続けると、もう一度応答音が鳴って、今度はバックライトが緑色に点滅する。
緑点滅に変わったことを確認してから、iOSデバイスのWi-Fi設定を開くと、ネットワークの一覧に「Beolit12_Setup」が表示されるのでこれを選択する。「BeoSetup」のアプリに戻ると「製品ビュー」にBeolit 12のアイコンが並ぶので、これをタップする。
製品ビューのメニューリストから「ネットワーク」を選ぶ。本機では全部で3箇所のワイヤレスネットワーク環境のプロファイルを登録しておくことができるが、今回は初めて設定を行うので「Profile1」を選んだ。メニュー内に入ると、自宅の無線LAN環境のSSIDとパスワードを入力する画面が表れるので、それぞれの情報を登録しておけば、Beolit 12のホームネットワーク設定は完了。以後はスピーカーの電源をオンにするだけでワイヤレス接続が自動で行われる。
AirPlayによるワイヤレス再生を楽しむには、iOS7の場合は画面を下端から上に向かってスワイプすると表示される「コントロールセンター」に、AirPlay対応の外部機器として表示されるBeolit 12を選択するだけ。すぐにスピーカーから高品位なサウンドが鳴り始めるはずだ。
■AirPlayのサウンドを聴いてみる
うまく接続ができたところで、Beolit 12のAirPlayによるワイヤレスサウンドを試聴してみた。
TOTOのアルバム「Falling In Between」から、アルバムタイトル曲の『Falling In Between』では、エレキギターの突き抜けるような高域をクリアに伸び伸びと鳴らし切る。低域はボリュームがありながらアタックが力強く、ドラムやベースの音符はシャープでキレ味が鋭い。エネルギッシュなボーカルをセンターに置きながら、広々としたバンドの演奏を立体的に描く。
Perfumeのアルバム「GAME」から『セラミックガール』を聴く。音の分離がよく、ワイド方向にも見晴らしの良い音場が広がっていく。付帯音がなく、クリアで弾力性にも富んだ低域のリズムが躍動感を高めてくれる。
ボーカルはJane Monheitのアルバム「The Heart Of The Matter」から『Sing』を試聴した。元もと88.2kHz/24bit・FLACのハイレゾ音源だが、再生したプレーヤーアプリ「HF Player」がAirPlayによる送り出しに対応しているので、Beolit 12に飛ばしてワイヤレス再生ができた。ただし、AirPlayの仕様により44.1kHz/16bitのダウンサンプル再生になる。とはいえ、スピーカーそのものの再生能力が高いので、明るくヌケのよい、ナチュラルなボーカルはハイレゾ対応機器で聴く場合に劣らない味わいがある。中低域も重心が低く、たっぷりとした濃い響きが魅力。ふくよかなアコースティックギターのハーモニーとボーカルのバランスが絶妙に溶け合う。
■家じゅうあらゆる場所が上質なリスニングルームになる
高品位なワイヤレスサウンドが楽しめるので、まさに家じゅうのあらゆる場所が上質な音楽リスニングのための空間に早変わりする。本体側面のUSB端子に接続すれば、iPhoneに給電しながら悠々と音楽に浸ることができる。
その個性的なスタイルは音質・デザインともに十分な存在感を放ちながら、リビングやキッチンなど色々な場所に置いてもさりげなく馴染んでくれる。使う人にとっての上質なリスニング体験を一番に考えたスピーカーのかたちがここにある。
■Bang & Olufsenのハイクオリティな音響技術とデザインを継承
まずは「Beolit 12」のプロフィールから簡単におさらいしておこう。本機は120WのクラスDアンプを搭載したワイヤレス再生対応のポータブルスピーカーだ。無線・有線経由でホームネットワークに接続して、PC内の音楽を再生したり、iPhoneなどiOSデバイスに保存した音楽もアップルの「AirPlay」機能によりワイヤレスでストリーミング再生ができる。USBまたはアナログライン入力経由でつなげば有線リスニングも可能だ。
5cmのフルレンジユニットを2基と10cmウーファーによる2.1ch構成のスピーカーシステムを、本体フロント側に配置。歪みのないクリアでナチュラル、かつパワフルなサウンドを実現している。本機の試聴レポートについては後ほど改めて紹介しよう。
お気に入りの音楽と触れ合える空間・時間を自由に広げるられるよう、本体をコンパクトにしただけでなく、レザー製のストラップを設けてポータビリティをアップ。本体の重さは約2.8kgと軽量なので、女性のユーザーでも簡単に持ち運べるはず。本体内蔵のバッテリーはフル充電で最長8時間(AirPlay再生時は最長4時間)の連続再生に対応しているので、屋外でも良い音で音楽が聴きたい時に最適なスピーカーとも言える。
印象的でスタイリッシュなデザインは、家具や照明器具などのプロダクトデザインを多く手がけるデンマークの女性デザイナー、セシリエ・マンツによるもの。スピーカーグリルに目を凝らすと、サウンドホールのパターンが不規則に並んでいることに気が付くと思う。幾度もの試聴チューニングを繰り返しながら、孔の開閉のパターンを違えることでサウンドクオリティを徹底的に磨き上げてきたのだという。アーティスティックな佇まいと機能性を両立させたデザインは、巷に数あるワイヤレススピーカーの中で本機の存在感を傑出させている一つの重要なファクターになっている。
カラーバリエーションは今春に新色として加わった「ホワイト」のほかに、「ダークグレー」と「グレー」を加えた全3色展開。高級イタリアンレザーを使ったストラップはミニマルな本体のデザインにアクセントを付けている。
■ホームネットワークにつないでAirPlay再生を楽しんでみよう!
接続手順を写真で紹介
自宅に無線LAN環境があれば、Beolit 12でAirPlayによるワイヤレスオーディオ再生が簡単に楽しめる。今回はそのワイヤレス接続のセットアップ方法について、一つずつ順にステップを辿りながら紹介しよう。
はじめにiPhone/iPad/iPod touchなどお持ちのiOSデバイスに、Bang & Olufsenのワイヤレスオーディオ製品のセットアップ用アプリ「BeoSetup」をインストールしておく。アプリの準備が整ったら、次にBeolit 12本体の電源を投入する。
スピーカーの天面にはワイヤレスアンテナをデザインしたネットワークボタンが設けられている。ボタンを押すと応答音が鳴り、バックライトがオレンジ色に点灯する。続けてネットワークボタンを3秒間押し続けると、もう一度応答音が鳴って、今度はバックライトが緑色に点滅する。
緑点滅に変わったことを確認してから、iOSデバイスのWi-Fi設定を開くと、ネットワークの一覧に「Beolit12_Setup」が表示されるのでこれを選択する。「BeoSetup」のアプリに戻ると「製品ビュー」にBeolit 12のアイコンが並ぶので、これをタップする。
製品ビューのメニューリストから「ネットワーク」を選ぶ。本機では全部で3箇所のワイヤレスネットワーク環境のプロファイルを登録しておくことができるが、今回は初めて設定を行うので「Profile1」を選んだ。メニュー内に入ると、自宅の無線LAN環境のSSIDとパスワードを入力する画面が表れるので、それぞれの情報を登録しておけば、Beolit 12のホームネットワーク設定は完了。以後はスピーカーの電源をオンにするだけでワイヤレス接続が自動で行われる。
AirPlayによるワイヤレス再生を楽しむには、iOS7の場合は画面を下端から上に向かってスワイプすると表示される「コントロールセンター」に、AirPlay対応の外部機器として表示されるBeolit 12を選択するだけ。すぐにスピーカーから高品位なサウンドが鳴り始めるはずだ。
■AirPlayのサウンドを聴いてみる
うまく接続ができたところで、Beolit 12のAirPlayによるワイヤレスサウンドを試聴してみた。
TOTOのアルバム「Falling In Between」から、アルバムタイトル曲の『Falling In Between』では、エレキギターの突き抜けるような高域をクリアに伸び伸びと鳴らし切る。低域はボリュームがありながらアタックが力強く、ドラムやベースの音符はシャープでキレ味が鋭い。エネルギッシュなボーカルをセンターに置きながら、広々としたバンドの演奏を立体的に描く。
Perfumeのアルバム「GAME」から『セラミックガール』を聴く。音の分離がよく、ワイド方向にも見晴らしの良い音場が広がっていく。付帯音がなく、クリアで弾力性にも富んだ低域のリズムが躍動感を高めてくれる。
ボーカルはJane Monheitのアルバム「The Heart Of The Matter」から『Sing』を試聴した。元もと88.2kHz/24bit・FLACのハイレゾ音源だが、再生したプレーヤーアプリ「HF Player」がAirPlayによる送り出しに対応しているので、Beolit 12に飛ばしてワイヤレス再生ができた。ただし、AirPlayの仕様により44.1kHz/16bitのダウンサンプル再生になる。とはいえ、スピーカーそのものの再生能力が高いので、明るくヌケのよい、ナチュラルなボーカルはハイレゾ対応機器で聴く場合に劣らない味わいがある。中低域も重心が低く、たっぷりとした濃い響きが魅力。ふくよかなアコースティックギターのハーモニーとボーカルのバランスが絶妙に溶け合う。
■家じゅうあらゆる場所が上質なリスニングルームになる
高品位なワイヤレスサウンドが楽しめるので、まさに家じゅうのあらゆる場所が上質な音楽リスニングのための空間に早変わりする。本体側面のUSB端子に接続すれば、iPhoneに給電しながら悠々と音楽に浸ることができる。
その個性的なスタイルは音質・デザインともに十分な存在感を放ちながら、リビングやキッチンなど色々な場所に置いてもさりげなく馴染んでくれる。使う人にとっての上質なリスニング体験を一番に考えたスピーカーのかたちがここにある。