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【レビュー】パイオニアのポタアン「XPA-700」を人気イヤホン/ヘッドホンと組み合わせて試聴!

公開日 2015/01/29 10:30 野村ケンジ
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XPA-700を人気イヤホン/ヘッドホンと組み合わせ!

●SHURE SE535 Special Edition


SHURE SE535 Special Edition
高級イヤホンの定番中の定番といえるSHURE「SE535 Special Edition」との組み合わせから。結論としては、なかなか良好なイメージ。はきはきとした、快活なサウンドが楽しめる。もともとのエネルギッシュなサウンドキャラクターが強まり、楽器の存在感がさらに際立ってくるため、ギターソロなどは普段より一歩前に出てきたかのような、よりインパクトのある活き活きとした演奏となる。ヴォーカルもパワフルで、歌の世界観にグイグイと引き込まれていく。ハードロックやジャズなどのジャンルにはピッタリな組み合わせといえる。

●オーディオテクニカ ATH-IM04


オーディオテクニカ ATH-IM04
IM04ならではの、イヤーモニターに相通ずる端正で上質なサウンドを上手く引き出してくれる。キレがよく、低域も締まっていて、一見素っ気ない印象をおぼえる音色傾向だが、実はニュアンス表現がきめ細やかで、しかも雑味が全くといっていいほどないため、演奏をとてもリアルに、かつ広がり感の大きいサウンドを作り上げてくれるのだ。実はこのIM04、プレーヤー直ではなく、アンプを組み合わせたほうが良好な結果になる傾向があるモデル(鳴りにくくはないものの、キレの良さを求めようとするとアンプにそれなりのクオリティを求める傾向がある)。今回はその典型例といえる。

●Ultimate Ears UE900s


Ultimate Ears UE900s
自然な印象一辺倒だったサウンドキャラクターがマイナーチェンジによって一新。躍動感に満ちた、ダイナミックな表現をしてくれるようになったUE900s。「XPA-700」との組み合わせでは、そういったダイレクト感をさらに強調してくれる。付帯音も少なく、とてもピュアな音色も功を奏して、生バンドの演奏はまるでスタジオで聴いているかのよう。また、ライブ演奏も会場にいるかのような雰囲気を味わえる。このサウンドのリアルさは、なかなかの魅力だ。

●FitEar fitear


FitEar fitear
「XPA-700」はストレートでヌケの良い表現を持つ傾向があるため、フラットバランス、またはナチュラルテイストのサウンドキャラクターを持つ製品との相性が良好のように感じた。UE900sに並んで絶妙だったのが、fitearだ。ともすれば(ドンシャリ好きの人には)高域が物足りないと思われてしまう、ナチュラルな帯域バランスを持つfitearが、とても鮮明なサウンドになる。長時間聴き続けていても疲れそうにない、心地よい響きのサウンドが堪能できた。

続いて、ヘッドホンもいくつか試聴した。傾向としては、開放型との相性の良さが際立ったが、今回は密閉型と開放型、ひとつずつ紹介しよう。

次ページ続いてヘッドホンとの組み合わせ編!

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