録画番組ダビング済みHDDの換装を検証
HDD換装で容量アップ! QNAPのDTCP-IP対応NAS「HS-210-D」を使いこなす
HS-210-Dのセットアップが完了したら、まずはこちらでDTCP-IPによるダビング・再生ができることを確認しておく。
今回は、筆者宅にある東芝の4Kテレビ“REGZA”「Z10X」と東芝のBDレコーダー「DBR-M590」から、録画番組を「HS-210-D」のHDDにダビング。さらに4Kテレビ「Z10X」のDLNAクライアント機能を利用して、HS-210-Dに保存した番組を再生できることを確認した。ここまでは前回の記事で確認したものと同じだ。これで、1セット目のHDD(仮にAセットと呼ぶ)のDTCP-IPの動作確認が取れた。
■HS-210-DのHDDを換装して、それぞれ録画番組が認識できるか検証
続いて、このセットAのHDDを、まだ何も録画を行っていないセットBのHDDに換装してみる。まずはHS-210-Dの電源を落とし、先ほどセットアップを完了してDTCP-IPの動作確認の取れた3.5インチのHDD×2基を取り外す。前述の通り、「RAID1」を組んでいる環境なので、2基のHDDを同時に換装を行っている。
前面のHDDベイよりケースを引き出し、ドライバーでネジを取り外しHDDを取り外す。そして予め用意しておいた別のHDDに差し替えてネジ止めをして、再び前面のHDDベイに挿入する。
2基のHDD換装が完了したら、先ほどのセットアップと全く同じように「QNAP Qfinder」でアクセスしてファームウェアをインストール。起動後、管理画面にアクセスして「App Center」から「Twonky Server」のアプリのセットアップを行った。
そして4Kテレビ「Z10X」とBDレコーダー「DMR-M590」から番組ダビング、そして「Z10X」からダビングした番組の視聴と、DTCP-IP機能を一通りテストしてみる。別の新品HDDに交換した以外は先ほどの繰り替えしなので、当然こちらでもDTCP-IPの各機能は正常に動作した。こちらの2セット目をBセットは呼ぶことにしよう。
問題はここからである。この「Bセット」を取り外して、最初の「Aセット」をHS-210-Dに搭載すれば、保存した番組を元通りに視聴することはできるのだろうか。
再びHS-210-Dの電源を落として、「Bセット」のHDD×2基を取り外す。そして先ほど録画番組をダビングした「Aセット」のHDD×2基を取り付けて再起動する。すると今度は、改めて初期セットアップなどをする必要もなく、通常のNASとして起動。「Twonky Server」も問題なく起動でき、Aセットの検証でダビングした番組を正常に認識して再生できた。また、こちらのHDDに新たに番組をダビングすることにも成功した。
つまり、1台のHS-210-Dに対して、搭載ベイ数を超える複数のHDDを換装して用いることが可能で、各HDDに対して録画番組のダビング、配信というDTCP-IP機能が正常に動作するということである。
■HDDを追加購入すれば容量拡張は自在。ジャンル別にHDDを使い分けがアーカイブも可能
このHDD換装を実際の場面に当てはめると、どのような使い方が想定できるだろうか。まず何と言っても、HDDの容量が一杯になってしまったら本体を買い換えることなくHDDだけを交換して引き続き録画番組をダビングできる。もちろん取り外したHDDはもう一度装着すれば、また番組の配信や追加ダビングが可能だ。
容量が一杯という場合以外にも、「ダビングするジャンル別にHDDを使い分ける」ということも可能になる。換装にはドライバーも必要であり「ダビングの度に換装」というのは現実的ではないだろうが、例えば「2TBのテレビ用HDDが一杯になった際に、スポーツはHDD<A>にダビング、ドラマはHDD<B>にダビングして、それぞれアーカイブしていく」というような使い方が可能になるはずだ。
なお、今回はHS-210-Dで換装の検証を行ったが、当然ベイ数が4つである以外は同様の機能を持つTS-420-Dにおいても、同様の換装が行えると言える。
今回は、筆者宅にある東芝の4Kテレビ“REGZA”「Z10X」と東芝のBDレコーダー「DBR-M590」から、録画番組を「HS-210-D」のHDDにダビング。さらに4Kテレビ「Z10X」のDLNAクライアント機能を利用して、HS-210-Dに保存した番組を再生できることを確認した。ここまでは前回の記事で確認したものと同じだ。これで、1セット目のHDD(仮にAセットと呼ぶ)のDTCP-IPの動作確認が取れた。
■HS-210-DのHDDを換装して、それぞれ録画番組が認識できるか検証
続いて、このセットAのHDDを、まだ何も録画を行っていないセットBのHDDに換装してみる。まずはHS-210-Dの電源を落とし、先ほどセットアップを完了してDTCP-IPの動作確認の取れた3.5インチのHDD×2基を取り外す。前述の通り、「RAID1」を組んでいる環境なので、2基のHDDを同時に換装を行っている。
前面のHDDベイよりケースを引き出し、ドライバーでネジを取り外しHDDを取り外す。そして予め用意しておいた別のHDDに差し替えてネジ止めをして、再び前面のHDDベイに挿入する。
2基のHDD換装が完了したら、先ほどのセットアップと全く同じように「QNAP Qfinder」でアクセスしてファームウェアをインストール。起動後、管理画面にアクセスして「App Center」から「Twonky Server」のアプリのセットアップを行った。
そして4Kテレビ「Z10X」とBDレコーダー「DMR-M590」から番組ダビング、そして「Z10X」からダビングした番組の視聴と、DTCP-IP機能を一通りテストしてみる。別の新品HDDに交換した以外は先ほどの繰り替えしなので、当然こちらでもDTCP-IPの各機能は正常に動作した。こちらの2セット目をBセットは呼ぶことにしよう。
問題はここからである。この「Bセット」を取り外して、最初の「Aセット」をHS-210-Dに搭載すれば、保存した番組を元通りに視聴することはできるのだろうか。
再びHS-210-Dの電源を落として、「Bセット」のHDD×2基を取り外す。そして先ほど録画番組をダビングした「Aセット」のHDD×2基を取り付けて再起動する。すると今度は、改めて初期セットアップなどをする必要もなく、通常のNASとして起動。「Twonky Server」も問題なく起動でき、Aセットの検証でダビングした番組を正常に認識して再生できた。また、こちらのHDDに新たに番組をダビングすることにも成功した。
つまり、1台のHS-210-Dに対して、搭載ベイ数を超える複数のHDDを換装して用いることが可能で、各HDDに対して録画番組のダビング、配信というDTCP-IP機能が正常に動作するということである。
■HDDを追加購入すれば容量拡張は自在。ジャンル別にHDDを使い分けがアーカイブも可能
このHDD換装を実際の場面に当てはめると、どのような使い方が想定できるだろうか。まず何と言っても、HDDの容量が一杯になってしまったら本体を買い換えることなくHDDだけを交換して引き続き録画番組をダビングできる。もちろん取り外したHDDはもう一度装着すれば、また番組の配信や追加ダビングが可能だ。
容量が一杯という場合以外にも、「ダビングするジャンル別にHDDを使い分ける」ということも可能になる。換装にはドライバーも必要であり「ダビングの度に換装」というのは現実的ではないだろうが、例えば「2TBのテレビ用HDDが一杯になった際に、スポーツはHDD<A>にダビング、ドラマはHDD<B>にダビングして、それぞれアーカイブしていく」というような使い方が可能になるはずだ。
なお、今回はHS-210-Dで換装の検証を行ったが、当然ベイ数が4つである以外は同様の機能を持つTS-420-Dにおいても、同様の換装が行えると言える。