【特別企画】VGP2017 金賞受賞
ソフトバンク×Astell&Kern共同開発。aptX HD対応ワイヤレスポタアン「XHA-9000」レビュー
■Astell&Kernと共同開発したaptX HD対応ワイヤレスポタアン「XHA-9000」
ソフトバンク コマース&サービスとAstell&Kernが共同開発したBluetooth対応ワイヤレスポタアン「XHA-9000」が、SoftBank SELECTIONブランドから発売された(関連ニュース)。VGP2017の「ヘッドホンアンプ(ポータブルタイプ・3万円未満)」部門で金賞も受賞し、両社が共同開発した本製品は、IFAで展示されて話題を集め、海外ではグローバルモデル「AK XB10」として販売されている。
海外での先行展示時から注目を集めていたポイントが、Bluetoothで48kHz/24bit音声の伝送が可能なクアルコムの最新技術「aptX HD」への対応だ。Astell&KernのAKシリーズ、LG製のスマートフォン「V20 PRO」といった製品と、Bluetoothでワイヤレスに最新の高音質コーデックで接続できる。
外観は黒色の円形で、本体上面にボリューム、再生、ペアリングの4つのボタンが配置されたリモコンを備える。質量は約23gと小型で、衣服などにクリップで取り付けられる持ち歩きやすい設計が施されている。
ヘッドホン出力は3.5mmステレオミニ端子のほか、2.5mmバランス出力端子も搭載しているところに、Astell&Kernらしいこだわりを感じる。
XHA-9000のサウンドは、製品コンセプトとして“DACとアナログアンプの調和によるサウンドクオリティ”が掲げられており、ハイクオリティなポータブルオーディオファンに向けたモデルである事は間違いない。なお、ヘッドホン出力の音質は、SoftBank SELECTIONが発売する人気のハイレゾ対応イヤホン「SE-5000HR」への最適化があらかじめ行われており、ブランドとしてのサウンドチューニングも徹底している。
■推奨イヤホンSE-5000HRとAK70との組み合わせで“aptX HD”接続
実際にXHA-9000をAstell&Kern「AK70」と組み合わせ、aptX HDで接続。イヤホンには推奨されているSE-5000HRを使用して音源を試聴してみた。
まず宇多田ヒカルの『花束を君に』を聴いてみると、48kHz/24bit伝送でクオリティは極めて良好だ。SE-5000HRの持つ表現力の高さもあるが、ボーカルの立ち上がりの立ち上がりと共にハイレゾ音源ならではの繊細な抑揚が現れ、ワイヤレスとしては異例の高音質ぶりを発揮する。
RADWIMPSの『前前前世(movie ver)』を聴いても、リズムの刻みの丁寧さと共にハイまで質感よく伸びるサウンドで、まさにベストバランスのチューニングが徹底されている。ジャズを聴くと音の艶と余韻を引き出し、クラシックでは高域まで華やかに、そしてステージの奥行き感まで見通し良く鳴らす。
aptX HDでワイヤレス接続したXHA-9000のサウンドチューニングは、AK70のヘッドホン端子が持つ質感たっぷりのAK流サウンドにも近い。通常のワイヤード接続のハイレゾイヤホンと同じ基準で評価しても違和感がないほどだ。
■手持ちの他社イヤホン/ヘッドホンとの相性をチェック
さて、ポータブルオーディオファンとしてはSE-5000HR以外のイヤホン・ヘッドホンとの相性も気になるところだ。手持ちのイヤホン・ヘッドホンをいくつか用意し、組み合わせ試聴を試みた。
まずはDynamicMotionのハイレゾ対応イヤホン「DM200H」で試聴。音の響きがよりダイレクトで高域までの繊細な音表現を引き出し、イヤホンとして十分な実力を発揮してくれた。SHUREの「SE535」では高域と低域の音情報を引き出す。
ヘッドホンではまずSHUREの「SRH440」と組み合わせてみた。音の素性の良さはもちろんだが、XHA-9000の出力が中高域にエネルギーを持つ情報量志向のサウンドなので、低域がほどよく締まってマッチした。同じくスタジモニター系のAKG「K712PRO」もしっかりと駆動でき、よく鳴らした
◇
SoftBank SELECTIONブランドとして登場したAstell&KernのXHA-9000だが、ワイヤレスで、特に「aptX HD」で聴いたサウンドクオリティは、オーディオファンも認める音質である事は間違いない。ワイヤレスで高音質、そして自分の手持ちのイヤホン・ヘッドホンを活用できる貴重なワイヤレス・ポタアンとして、今後の注目製品となることだろう。
> XHA-9000の購入はこちらから
(特別企画 協力:ソフトバンクコマース&サービス)
ソフトバンク コマース&サービスとAstell&Kernが共同開発したBluetooth対応ワイヤレスポタアン「XHA-9000」が、SoftBank SELECTIONブランドから発売された(関連ニュース)。VGP2017の「ヘッドホンアンプ(ポータブルタイプ・3万円未満)」部門で金賞も受賞し、両社が共同開発した本製品は、IFAで展示されて話題を集め、海外ではグローバルモデル「AK XB10」として販売されている。
海外での先行展示時から注目を集めていたポイントが、Bluetoothで48kHz/24bit音声の伝送が可能なクアルコムの最新技術「aptX HD」への対応だ。Astell&KernのAKシリーズ、LG製のスマートフォン「V20 PRO」といった製品と、Bluetoothでワイヤレスに最新の高音質コーデックで接続できる。
外観は黒色の円形で、本体上面にボリューム、再生、ペアリングの4つのボタンが配置されたリモコンを備える。質量は約23gと小型で、衣服などにクリップで取り付けられる持ち歩きやすい設計が施されている。
ヘッドホン出力は3.5mmステレオミニ端子のほか、2.5mmバランス出力端子も搭載しているところに、Astell&Kernらしいこだわりを感じる。
XHA-9000のサウンドは、製品コンセプトとして“DACとアナログアンプの調和によるサウンドクオリティ”が掲げられており、ハイクオリティなポータブルオーディオファンに向けたモデルである事は間違いない。なお、ヘッドホン出力の音質は、SoftBank SELECTIONが発売する人気のハイレゾ対応イヤホン「SE-5000HR」への最適化があらかじめ行われており、ブランドとしてのサウンドチューニングも徹底している。
■推奨イヤホンSE-5000HRとAK70との組み合わせで“aptX HD”接続
実際にXHA-9000をAstell&Kern「AK70」と組み合わせ、aptX HDで接続。イヤホンには推奨されているSE-5000HRを使用して音源を試聴してみた。
まず宇多田ヒカルの『花束を君に』を聴いてみると、48kHz/24bit伝送でクオリティは極めて良好だ。SE-5000HRの持つ表現力の高さもあるが、ボーカルの立ち上がりの立ち上がりと共にハイレゾ音源ならではの繊細な抑揚が現れ、ワイヤレスとしては異例の高音質ぶりを発揮する。
RADWIMPSの『前前前世(movie ver)』を聴いても、リズムの刻みの丁寧さと共にハイまで質感よく伸びるサウンドで、まさにベストバランスのチューニングが徹底されている。ジャズを聴くと音の艶と余韻を引き出し、クラシックでは高域まで華やかに、そしてステージの奥行き感まで見通し良く鳴らす。
aptX HDでワイヤレス接続したXHA-9000のサウンドチューニングは、AK70のヘッドホン端子が持つ質感たっぷりのAK流サウンドにも近い。通常のワイヤード接続のハイレゾイヤホンと同じ基準で評価しても違和感がないほどだ。
■手持ちの他社イヤホン/ヘッドホンとの相性をチェック
さて、ポータブルオーディオファンとしてはSE-5000HR以外のイヤホン・ヘッドホンとの相性も気になるところだ。手持ちのイヤホン・ヘッドホンをいくつか用意し、組み合わせ試聴を試みた。
まずはDynamicMotionのハイレゾ対応イヤホン「DM200H」で試聴。音の響きがよりダイレクトで高域までの繊細な音表現を引き出し、イヤホンとして十分な実力を発揮してくれた。SHUREの「SE535」では高域と低域の音情報を引き出す。
ヘッドホンではまずSHUREの「SRH440」と組み合わせてみた。音の素性の良さはもちろんだが、XHA-9000の出力が中高域にエネルギーを持つ情報量志向のサウンドなので、低域がほどよく締まってマッチした。同じくスタジモニター系のAKG「K712PRO」もしっかりと駆動でき、よく鳴らした
SoftBank SELECTIONブランドとして登場したAstell&KernのXHA-9000だが、ワイヤレスで、特に「aptX HD」で聴いたサウンドクオリティは、オーディオファンも認める音質である事は間違いない。ワイヤレスで高音質、そして自分の手持ちのイヤホン・ヘッドホンを活用できる貴重なワイヤレス・ポタアンとして、今後の注目製品となることだろう。
> XHA-9000の購入はこちらから
(特別企画 協力:ソフトバンクコマース&サービス)