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“最強”ゲーミングブランドの最先端イヤホン。Razer「Hammerhead BT / for iOS」実力チェック!
「Hammerhead for iOS」はケーブルのインラインにDACアンプを内蔵している。独自に音質をカスタムチューニングしたというDACは、最大44.1kHz/24bitのリニアPCM音源までネイティブ再生ができた。本機もハンズフリー通話にも対応するリモコンが付いている。
モバイルアプリ「Hammerhead」にはFlatのほかVocal/Bass Boost/Bass&Treble Boost/Movieの5種プリセットのほか、5つの帯域でバランスを調節できるイコライザー機能が乗っている。ブランドロゴのLEDランプもアプリから明滅の種類を選べるようにした。
Lightningイヤホンの方はハウジングの背中側にマグネットが仕込まれているので、音楽を聴いていないときには背中どうし重ね合わせればペンダントのようにして首に提げられる。同じ機能をBluetoothイヤホンにもぜひ付けて欲しかった。
どちらのモデルも、イヤーチップはシングルフランジのS/M/Lサイズのほか、ダブルフランジのタイプが1ペア付属している。ダブルフランジのチップを使うと高域の伸びが良くなり、シングルフランジのチップに変えると中低域の輪郭が引き締まる手応えがあった。本体のノズルは一般的な形状をしているので、各社の交換イヤーチップで好きな音にアレンジして楽しめると思う。
■レビュー:両機の音質傾向は?
それぞれの音を聴いてみよう。まずはBluetoothイヤホンの「Hammerhead BT」を、オンキヨーの“グランビート”「DP-CMX1」にペアリングして、aptX接続の環境でダウンロード音源や音楽配信を中心に試聴した。
中高域が色鮮やかで、メロディの力強さが伝わってくる。S/Nも悪くなく、音場は広くクリアに感じられた。
マドンナの『Hung Up』では腹の底を突いてくるような力強いベースと、ボーカルの煌びやかさに圧倒された。厚みのある低音だがだぶつかず、メロディの輪郭もくっきりと鮮やかに描く。パット・メセニー・グループの『Last Train Home』では、エレキシタールの甘くふくよかな余韻が広々とした空間に響き渡る。
飯島真理のライブ盤ベストアルバムから『天使の絵の具』を聴くと、コンサートホールの臨場感が蘇ってきた。空間の中心にボーカルが鮮明に定位して、華やかな歌声を明るく響かせる。エレキギターのカッティングやドラムスのリズムも粒立ちが良く、深く沈むベースラインとともに立体的な情景を描き出した。
続いてLightningイヤホンの「Hammerhead for iOS」をiPhone 7につないで、ダウンロード音源と音楽配信を組み合わせて聴いた。
Bluetoothイヤホンとチューニングの方向性はだいたい一緒だが、デジタル接続によって分離感や輪郭描写力が高まるメリットが活きてくる。
ジュリア・フォーダムの『China Blue』ではボーカルの透明感が際だっている。歌声の芯に力強さがあり、きめ細かな余韻が柔らかく包み込んでくる。パット・メセニー・グループの『Last Train Home』では楽器の繊細な表情が浮き彫りになる。エレキシタールのメロディはBluetoothイヤホンで聴くよりも少し固めだが、キリッとした精悍な表情がこのイヤホンの持ち味だと思う。
今回はアプリのイコライザーをFlatに設定して聴いてみたが、それぞれのプリセットによる効果は音楽を聴きながら手軽に切り替えて試せるのでおすすめだ。
ゲーミングの分野で培ってきたメリハリ豊かな音づくりのノウハウが、ふだんからよく聴いている音楽に一段と明るく元気な印象を与えてくれた。Razerらしい個性を徹底的に追求したイヤホンのサウンドはぜひ一度体験してみる価値があると思う。
(提供:MSY株式会社)