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VGP審査員も太鼓判! ドルビーアトモス搭載ノートPC「HUAWEI MateBook X」常識外れの音質

公開日 2017/11/29 10:00 鴻池賢三・折原一也(構成:編集部)
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■鴻池賢三氏、HUAWEI MateBook Xは「常識を超えたマシン」

本機は薄型軽量を最優先しているように見えるが、実際に触れてみると「音」の良さに驚く。それは、「薄型軽量のわりに」というエクスキューズ無しに、大小あまたあるノートパソコン製品全体を見渡しても、最上級と言えるクオリティーなのだ。

AV評論家 鴻池賢三氏

まず「素」の音が上質。セリフやボーカルは明瞭であることに加え、有機的な存在感が印象的。ボディの振動も巧みに利用しているようだ。

機能的には、最新の3Dサラウンドフォーマット「ドルビーアトモス」に対応しているが、実際に同方式で収録された素材を聞くと、手品のような立体感に驚かされる。本機とリスナーを包み込む小宇宙が現れるのだ。左右や後方に定位する効果音も位置関係が明瞭で、手を伸ばせば触れられそうな錯覚に陥るほど。

ドルビーアトモスはモードを手動で切替えることも可能だ

また、ホームシアターで音場と呼ぶ、空間の広がり、言い換えると空気感までも醸し出す。調整の不十分なリアルシアターシステムよりも、本機ならパーソナルな立体音場を安定して得られることうけあいだ。

試聴は音元出版の視聴室や鴻池氏の自宅で行った

こうした効果の高さは、バーチャル技術のでき映えも重要だが、オーディオ回路やスピーカーを経て空間に放出される最終的な「音の精度」が肝になる。その点で本機は、バーチャルアトモスの真価を充分に発揮できる実力を持つと言える。

音質に限らず、高精細かつ高画質なディスプレイを搭載しているので、本機を開けば、どこにいても目の前がシアター空間になる。動画配信サービスの利用が日常的になった今、最も手軽で実用的なスタイルと言って良いだろう。

他にも、先進的で高品位の機能性を凝縮。電源ボタンに指紋認証機能を備え、スマートに起動できるのは快適の一言。静かで小気味良い打感の良いキーボードは、原稿執筆をなりわいとする筆者も納得で、感性に関わる部分の完成度も高い。

これだけのハイスペックマシンが、この薄型軽量で美しいのは驚きだ。逆に、エレガントな外観から実力を推し量るのは難しいくらい、常識を越えたマシンと言っても良いだろう。

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