[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第211回】現代版iPod nano? めちゃくちゃ小さいハイレゾDAP、SHANLING「M0」が多芸すぎる
■これだけ小さいのに、使いにくくない!!
実際に使ってみての操作性も悪くない。「悪くない」という言い回しだと、あまり褒めてないように聞こえたかもしれないが、この小ささで「悪くない」「違和感ない」操作性を維持しているのはすごい事だ。ぶっちゃけ普通のサイズで操作性の悪いDAPだっていくらでもあるわけだし……
先述したハードウェアデザインもそうだが、ソフトウェアインターフェースも、このサイズの制約の中で、かなり上手にまとめてある。
とりあえず、以下の基本操作さえ覚えておけば、再生から設定まで大体の操作を支障なくこなせるだろう。
●トップメニュー内を左右スワイプで移動、ライブラリや
設定など項目をタップして選択
●それぞれのメニュー内をスワイプしてスクロールし、項目をタップして次の画面に進む
●右へのスワイプで前の画面に戻る
●画面長押しでどの画面からでも最初のメニュー画面に戻れる
「戻る」のスワイプは指をゆっくりめに動かすと反応しないので、速めにさっとスワイプするように意識すると良い。
ただし何しろ画面が小さいので、ライブラリも設定においても、項目の一覧性が低いのばかりは仕方ない。大量の曲から任意の曲を見つけて再生するのは苦手ではある。
なので例えば、「シャッフル再生をメインとして、任意の曲やアルバムを狙い撃ちするのは、新曲購入時などたまに使う程度にする」「サブ機としてお気に入りや最新など、最小限の曲を厳選したミニライブラリのみを転送する」など、ユーザー側でも割り切りとやり繰りも考えると良いだろう。
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