ハイエンド国内屈指の専門店に聞く
“正確な音”が音楽の感動を再現する ー 福岡県・マックスオーディオが取り組む「ECLIPSEパートナーシップ」
ECLIPSEブランドを手がけるデンソーテンは、「ECLIPSEパートナーシップ」という独自の取り組みを行っている。これはECLIPSEのオーディオ製品による体験を通じてコンシューマーに感動を提供していくために、全国のオーディオショップと積極的な協力関係を結んでいくというものだ。同社はパートナーシップの元、ショップに向けたセミナーを開催したり、個々のショップのイベントをサポートしたりと幅広い活動を行っている
ファイルウェブではこれまでも全国各地のパートナーシップ店の取り組みをお伝えしてきた。今回は福岡県北九州市のオーディオショップ「マックスオーディオ」を取材。九州にとどまらず、国内を代表するショップのひとつとして知られる同店が、ECLIPSE製品をどのように手がけているのかを同社の大原由奨さんに聞いた。また、同店がオーディオという趣味の魅力をさらに多くの人に知ってもらうために取り組む様々な活動についても、話を伺うことができた。
■国内屈指のハイエンドオーディオショップ
マックスオーディオは、福岡県北九州市に本店を構え、福岡市にも支店を置く、九州を代表するオーディオショップだ。ピュアオーディオからホームシアターまでを幅広いジャンルの販売を手がけるが、特にハイエンドオーディオの取り扱いは国内屈指と言える。また、九州最大規模のオーディオイベント「九州ハイエンドオーディオフェア」を毎年開催、今週末7月28日・29日には長崎市で「西九州ハイエンドオーディオフェア」(関連ニュース)も開催するなど、イベントにも力を入れている。
今回は北九州市の小倉本店を訪問したのだが、2016年に旧店舗から移転して新装開店した本店は広々としていて、落ち着いた雰囲気の店内にミドル〜ハイエンドクラスを中心としたオーディオコンポーネントが整然と並ぶ。もちろん、いずれも試聴が可能となっている。
さらにその奥には、売り場とは独立した試聴ルーム、通称「EXルーム」も用意されている。この試聴ルームには、アナログからデジタルまで、今話題のハイエンドオーディオ製品が取りそろえられている。一方でインテリアにも気を使った瀟洒な内装、壁一面のアナログレコードなど、文化的な香りも漂う。ちなみに。EXルームとは別に、ホームシアター専用室も備えている。
大原さんは「“機械”としてのオーディオが好きというお客様もいらっしゃいますが、何より音楽を聴くことが大事で、そのための手段として理想のオーディオを求めている方がたくさんいらっしゃいます」と話す。大原氏の言葉の端々からは、ハイエンドオーディオは、素晴らしい音楽をまるで今ここで鳴っているかのように再現するためにあるというひとつの本質が思い起こされる。
■ライブスペースをそなえたレストランを併設
オーディオの魅力を知ってもらうには、生演奏に触れてもらうことが最も重要だと大原氏は語る。マックスオーディオが他のショップと異なるのは、それを自ら実践しているところであり、小倉本店の2階には、同店が運営するライブスペース&レストラン「音楽館Twilight」が構えられている。
音楽館Twilightは本格的なライブスペースを用意したレストランで、海外から大物アーティストも度々来日する。大原氏自身がブッキングを手がけている。店内は広く、瀟洒なバースペースも用意している。料理も評判なのだという。
このようにマックスオーディオは、オーディオ専門店という枠を超えた、文化の発信地として地域に親しまれている。ある意味でオーディオショップの理想的な姿を、ここに見いだすことさえできる。
■アナログの人気に加え、デジタルオーディオへの感度高いお客様も多い
大原さんに最近のお客様の動向も伺ってみた。ハイエンドクラスのオーディオ製品に強く、やはりお客様も高価格帯の製品を求める方が多いという同店だが、やはりここ数年はレコードプレーヤーなどカートリッジなどアナログ関連の製品が大きく動いているという。お客様の年齢層も比較的高いそうだが、一方で、そうしたお客様たちが同時に、最新のD/AコンバーターやRoonなどのソフトウェアによる再生に取り組まれているという。その意味でデジタルとアナログの両面で、意識の高いユーザーが同店には多数訪れているといえる。
一方で、ホームシアターについては比較的年齢層が若いとのこと。リフォームなどに合わせてホームシアターを導入したいという方も多い。また、先日開催されたフェアでは4Kプロジェクターの売れ行きが好調だったという。
■ECLIPSEを支持する方は音楽ファンからオーディオファンまで幅広い
超ハイエンドクラスのオーディオ機器が揃えられ、ハイエンドユーザーのお客様も多いマックスオーディオにおいて、ECLIPSEのスピーカーやサブウーファーはどのように展開されているのだろうか。お客様の反応も含めて聞いてみた。
マックスオーディオでは、小倉本店と福岡店の両店舗を合わせて、ほぼ全モデルのECLIPSE製品を取りそろえており、いずれも整えられた環境で試聴することができる。小倉店には「TD512ZMK2」「TD508MK3」といったスピーカーシステムや、サブウーファー「TD725SWMK2」が常設されている。
一番人気は「TD508MK3」で、Hi-Fiオーディオ用途でもシアター用途でも人気が高いと大原氏は語る。これだけ高価なモデルが多いなかだと、サブシステム的にTD508MK2を選ぶ方も多いのではと話を向けると、メインスピーカーとして選ぶ方が多いとのこと。ECLIPSEを選ぶ方は、そのサウンドやそれを裏付ける思想に共感した方が多く、雑誌の記事を読んで気になっていたという方が来店して、指名買いすることもあるという。
トップエンドのTD725SWMK2をはじめECLIPSEのサブウーファーは、そのカテゴリーにおいて大きな支持を集めている。他社のスピーカーでサラウンドを揃えるような際に、「サブウーファーはECLIPSEにしたい」と指名買いされるケースも多々あるとのこと。CDレシーバーとECLIPSEスピーカーがパッケージングされたコンパクトシステム「CD-R1」も人気だ。
ECLIPSEが「音の波形の正確な再生」の追求を第一義としていることはこれまでも紹介してきた。大原氏はこの思想をしっかりと説明することが、お客様にECLIPSEの魅力を知ってもらう第一歩だと語る。「お客様に説明するべきことがたくさんあるのも、ある意味でECLIPSEの魅力なのでしょう。その音が何を目指したものなのか理解されて、よりECLIPSEを気に入ってくださるというケースは多いですね」と大原氏。
ただし、そこにECLIPSEの魅力を伝える難しさもあるという。それはECLIPSEの「正確な音」という思想は、ある意味で、お客様のこれまでのスピーカー遍歴とは相容れない場合もあるからだ。だからこそ、整った環境でのデモンストレーションも含めて、ECLIPSEの世界観を正しく示すことが、お客様に選んでいただける近道になるのでは」と大原氏は説明する。
大原氏にECLIPSEへの期待についても聞いてみた。「モデルチェンジを頻繁に行わない分、ECLIPSEは次のモデルに対する期待感が常に高いですね。現行ラインナップもすでに登場から時間が経っていますから、現行品のユーザーも、次期モデルには大きな期待を持っています」。
■音楽の感動を繰り返すために、オーディオは存在している
取材の最後に、大原氏はオーディオに対する強い想いを語ってくれた。「ライブスペースを備えた音楽館Twilightを作ったのは、音楽を生で聴く機会を増やしたかったからです。好きなときに好きなアーティストを呼べたら、それは究極の音楽の楽しみ方と言えるのではないでしょうか。それはもちろん現実的ではありませんが、オーディオ再生は、その究極に近い体験を実現することができるのです」。
音楽はその時一度きりのもので、毎回名演が聴けるとは限らない。この世を去ったアーティストの生演奏を聴くことはそもそも不可能である。そこで、人間は音楽を録音し、いつでも聴けるように技術を発達させた。ハイエンドオーディオという趣味は、限りなく生演奏に近い音楽を常に身近に置くことを目指した趣味といえる。マックスオーディオの取り組みは、そうしたオーディオの本質を改めて教えてくれる気がする。
「私たちは音楽の良さをより多くのみなさんに体験してほしいと考えています。ECLIPSEが目指す“正確な音”は、音楽の本質を体験することを可能にするものであり、その意味でも自信を持ってお客様にお薦めしています」。
「感動を繰り返すために、録音芸術はあるのです」と大原氏は最後に語ってくれたが、それはECLIPSEの思想とも合致するものだ。マックスオーディオの取り組みからは、オーディオの本質を改めて考えさせられた。
(特別企画 協力:デンソーテン)
■7月28日・29日開催 西九州ハイエンドオーディオフェア
マックスオーディオが主催、長崎市で開催される本イベントでは、国内外60ブランドが集結し、デモンストレーションを実施。イベント特別価格での販売も行われる。ECLIPSEも登場し、「TD510ZMK2」と「TD520SW」による2.1ch再生のデモを行う。また、コンパクトシステム「CDR1508PACK」「CDR1307PACK」の試聴も可能となっている。九州の方はぜひ、会場に足を運んでECLIPSEのサウンドを体験してほしい。
主催:株式会社マックスオーディオ
開催日時:7月27日(土)10:00〜19:00 28日(日)10:00〜17:00
開催場所:長崎新聞文化ホール・アストピア3F 〒805-8104 長崎県長崎市茂里町3-1 TEL/095-844-2412
入場料:無料
イベントの詳細はこちら。
ファイルウェブではこれまでも全国各地のパートナーシップ店の取り組みをお伝えしてきた。今回は福岡県北九州市のオーディオショップ「マックスオーディオ」を取材。九州にとどまらず、国内を代表するショップのひとつとして知られる同店が、ECLIPSE製品をどのように手がけているのかを同社の大原由奨さんに聞いた。また、同店がオーディオという趣味の魅力をさらに多くの人に知ってもらうために取り組む様々な活動についても、話を伺うことができた。
■国内屈指のハイエンドオーディオショップ
マックスオーディオは、福岡県北九州市に本店を構え、福岡市にも支店を置く、九州を代表するオーディオショップだ。ピュアオーディオからホームシアターまでを幅広いジャンルの販売を手がけるが、特にハイエンドオーディオの取り扱いは国内屈指と言える。また、九州最大規模のオーディオイベント「九州ハイエンドオーディオフェア」を毎年開催、今週末7月28日・29日には長崎市で「西九州ハイエンドオーディオフェア」(関連ニュース)も開催するなど、イベントにも力を入れている。
今回は北九州市の小倉本店を訪問したのだが、2016年に旧店舗から移転して新装開店した本店は広々としていて、落ち着いた雰囲気の店内にミドル〜ハイエンドクラスを中心としたオーディオコンポーネントが整然と並ぶ。もちろん、いずれも試聴が可能となっている。
さらにその奥には、売り場とは独立した試聴ルーム、通称「EXルーム」も用意されている。この試聴ルームには、アナログからデジタルまで、今話題のハイエンドオーディオ製品が取りそろえられている。一方でインテリアにも気を使った瀟洒な内装、壁一面のアナログレコードなど、文化的な香りも漂う。ちなみに。EXルームとは別に、ホームシアター専用室も備えている。
大原さんは「“機械”としてのオーディオが好きというお客様もいらっしゃいますが、何より音楽を聴くことが大事で、そのための手段として理想のオーディオを求めている方がたくさんいらっしゃいます」と話す。大原氏の言葉の端々からは、ハイエンドオーディオは、素晴らしい音楽をまるで今ここで鳴っているかのように再現するためにあるというひとつの本質が思い起こされる。
■ライブスペースをそなえたレストランを併設
オーディオの魅力を知ってもらうには、生演奏に触れてもらうことが最も重要だと大原氏は語る。マックスオーディオが他のショップと異なるのは、それを自ら実践しているところであり、小倉本店の2階には、同店が運営するライブスペース&レストラン「音楽館Twilight」が構えられている。
音楽館Twilightは本格的なライブスペースを用意したレストランで、海外から大物アーティストも度々来日する。大原氏自身がブッキングを手がけている。店内は広く、瀟洒なバースペースも用意している。料理も評判なのだという。
このようにマックスオーディオは、オーディオ専門店という枠を超えた、文化の発信地として地域に親しまれている。ある意味でオーディオショップの理想的な姿を、ここに見いだすことさえできる。
■アナログの人気に加え、デジタルオーディオへの感度高いお客様も多い
大原さんに最近のお客様の動向も伺ってみた。ハイエンドクラスのオーディオ製品に強く、やはりお客様も高価格帯の製品を求める方が多いという同店だが、やはりここ数年はレコードプレーヤーなどカートリッジなどアナログ関連の製品が大きく動いているという。お客様の年齢層も比較的高いそうだが、一方で、そうしたお客様たちが同時に、最新のD/AコンバーターやRoonなどのソフトウェアによる再生に取り組まれているという。その意味でデジタルとアナログの両面で、意識の高いユーザーが同店には多数訪れているといえる。
一方で、ホームシアターについては比較的年齢層が若いとのこと。リフォームなどに合わせてホームシアターを導入したいという方も多い。また、先日開催されたフェアでは4Kプロジェクターの売れ行きが好調だったという。
■ECLIPSEを支持する方は音楽ファンからオーディオファンまで幅広い
超ハイエンドクラスのオーディオ機器が揃えられ、ハイエンドユーザーのお客様も多いマックスオーディオにおいて、ECLIPSEのスピーカーやサブウーファーはどのように展開されているのだろうか。お客様の反応も含めて聞いてみた。
マックスオーディオでは、小倉本店と福岡店の両店舗を合わせて、ほぼ全モデルのECLIPSE製品を取りそろえており、いずれも整えられた環境で試聴することができる。小倉店には「TD512ZMK2」「TD508MK3」といったスピーカーシステムや、サブウーファー「TD725SWMK2」が常設されている。
一番人気は「TD508MK3」で、Hi-Fiオーディオ用途でもシアター用途でも人気が高いと大原氏は語る。これだけ高価なモデルが多いなかだと、サブシステム的にTD508MK2を選ぶ方も多いのではと話を向けると、メインスピーカーとして選ぶ方が多いとのこと。ECLIPSEを選ぶ方は、そのサウンドやそれを裏付ける思想に共感した方が多く、雑誌の記事を読んで気になっていたという方が来店して、指名買いすることもあるという。
トップエンドのTD725SWMK2をはじめECLIPSEのサブウーファーは、そのカテゴリーにおいて大きな支持を集めている。他社のスピーカーでサラウンドを揃えるような際に、「サブウーファーはECLIPSEにしたい」と指名買いされるケースも多々あるとのこと。CDレシーバーとECLIPSEスピーカーがパッケージングされたコンパクトシステム「CD-R1」も人気だ。
ECLIPSEが「音の波形の正確な再生」の追求を第一義としていることはこれまでも紹介してきた。大原氏はこの思想をしっかりと説明することが、お客様にECLIPSEの魅力を知ってもらう第一歩だと語る。「お客様に説明するべきことがたくさんあるのも、ある意味でECLIPSEの魅力なのでしょう。その音が何を目指したものなのか理解されて、よりECLIPSEを気に入ってくださるというケースは多いですね」と大原氏。
ただし、そこにECLIPSEの魅力を伝える難しさもあるという。それはECLIPSEの「正確な音」という思想は、ある意味で、お客様のこれまでのスピーカー遍歴とは相容れない場合もあるからだ。だからこそ、整った環境でのデモンストレーションも含めて、ECLIPSEの世界観を正しく示すことが、お客様に選んでいただける近道になるのでは」と大原氏は説明する。
大原氏にECLIPSEへの期待についても聞いてみた。「モデルチェンジを頻繁に行わない分、ECLIPSEは次のモデルに対する期待感が常に高いですね。現行ラインナップもすでに登場から時間が経っていますから、現行品のユーザーも、次期モデルには大きな期待を持っています」。
■音楽の感動を繰り返すために、オーディオは存在している
取材の最後に、大原氏はオーディオに対する強い想いを語ってくれた。「ライブスペースを備えた音楽館Twilightを作ったのは、音楽を生で聴く機会を増やしたかったからです。好きなときに好きなアーティストを呼べたら、それは究極の音楽の楽しみ方と言えるのではないでしょうか。それはもちろん現実的ではありませんが、オーディオ再生は、その究極に近い体験を実現することができるのです」。
音楽はその時一度きりのもので、毎回名演が聴けるとは限らない。この世を去ったアーティストの生演奏を聴くことはそもそも不可能である。そこで、人間は音楽を録音し、いつでも聴けるように技術を発達させた。ハイエンドオーディオという趣味は、限りなく生演奏に近い音楽を常に身近に置くことを目指した趣味といえる。マックスオーディオの取り組みは、そうしたオーディオの本質を改めて教えてくれる気がする。
「私たちは音楽の良さをより多くのみなさんに体験してほしいと考えています。ECLIPSEが目指す“正確な音”は、音楽の本質を体験することを可能にするものであり、その意味でも自信を持ってお客様にお薦めしています」。
「感動を繰り返すために、録音芸術はあるのです」と大原氏は最後に語ってくれたが、それはECLIPSEの思想とも合致するものだ。マックスオーディオの取り組みからは、オーディオの本質を改めて考えさせられた。
(特別企画 協力:デンソーテン)
■7月28日・29日開催 西九州ハイエンドオーディオフェア
マックスオーディオが主催、長崎市で開催される本イベントでは、国内外60ブランドが集結し、デモンストレーションを実施。イベント特別価格での販売も行われる。ECLIPSEも登場し、「TD510ZMK2」と「TD520SW」による2.1ch再生のデモを行う。また、コンパクトシステム「CDR1508PACK」「CDR1307PACK」の試聴も可能となっている。九州の方はぜひ、会場に足を運んでECLIPSEのサウンドを体験してほしい。
主催:株式会社マックスオーディオ
開催日時:7月27日(土)10:00〜19:00 28日(日)10:00〜17:00
開催場所:長崎新聞文化ホール・アストピア3F 〒805-8104 長崎県長崎市茂里町3-1 TEL/095-844-2412
入場料:無料
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