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傑出した高音質!agの完全ワイヤレス「TWS04」はオーディオマニアも唸る実力派モデルだ
■ノリのよい重低音とピュアな中高域を両立
さて、音楽を聴き込んでいこう。RADWINPS『グランドエスケープ feat. 三浦透子』は、純度が高くシャープなピアノの響きに、音空間の立体的なレイアウトまで伝えてくれる素晴らしい表現力に驚かされる。女性ボーカルの歌声は艶やかで、音数が増えても情報量を増しつつボリューム感のある中低音で疾走感ある楽曲を描き切る。
AmazonMusic HDの楽曲からOfficial髭男dism『Pretender』ではギターリフから楽器の音数豊富で、パワフルな低音も心地いい。男性ボーカルも誇張なくキメ細かな質感だ。ビリー・アイリッシュ『bad guy』の重低音の極限まで沈み込みを追求した表現、ボーカルのニュアンスも逃さない。
ここまでの実力を秘めているTWS04Kならば、とアコースティックな音源にも挑戦してみた。ダイアナ・クラールのジャズナンバー『夢のカリフォルニア』はハスキーで情感豊かな歌声に惚れ惚れするし、甘美ピアノの調べと音楽のハーモニー、その全ての繊細なバランスまで完璧。
クラシックから、ベルリオーズ作曲『幻想交響曲』第4楽章を聴くと、小音量で始まる冒頭から、その丁寧な抑揚の表現から驚く。音の質感とステージ上の演奏を伝える滑らかな空間で、ホールの演奏のスケール感も表現してしまうのだ。
スマホをAndroid端末に切り替えて、aptXコーデックで音楽を聴くと、音の純度がさらに高まる。『bud guy』ではベースやキックドラムの音色など重低音のなかの情報を伝えるし、コーラスとハンドクラップの浮遊感ある表現も繊細である。
『夢のカリフォルニア』は凄みの増す歌声と、ハープや弦楽器、ウッドベースまで音色の表現が素晴らしい。『幻想交響曲』はステージの編成だけでなく、ホールの臨場感まで再現するようだ。
TWS04Kのサウンドキャラクターとして、まず小音量のリスニングや屋外を意識した重低音のパワー感を伝えたいが、それだけで語り尽くせる水準ではない。少し音量を上げてみると、中高域の音純度、サウンドフィールドと全てが高水準なのだ。完全ワイヤレスイヤホンとして誕生したagブランドだが、TWS04Kの登場をもって、オリジナルのfinalファンも唸らせる水準に到達したのではないだろうか。
Bluetooth完全ワイヤレスイヤホンの1.2万円以上1.5万円未満という価格帯の中でも、ag「TWS04K」をVGP審査員が全員一致で評価したのは、同価格帯で屈指の “高音質” 。2020年の注目モデルであること間違いなしだ。
(折原一也)
「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」 final定番の「TYPE E」イヤーチップに登場したNEWタイプ。完全ワイヤレスイヤホンとのマッチングを考慮して傘の背が低いフォルムを採用すると同時に、大口径かつテーパー気味に広がる開口部で、少しソフトな素材感になっている印象だ。 完全ワイヤレス対応だけではなく、音質や装着性の面での選択肢を広げる狙いもあるという。装着性は耳の穴をがっつり塞ぐというよりは入り口付近に優しく蓋をするようなタイプで、音調としてはやはりすっとした抜け感が出てくるように感じられる。 既存TYPE Eと同じく軸の固定力はしっかりしている。今後、単品販売も予定されているそうで、ぜひ注目したいアクセサリーだ。(高橋敦) |
(協力:SNEXT株式会社)
本記事はプレミアムヘッドホンガイドマガジン Vol.14からの転載です。本誌の詳細および購入はこちらから。