【特別企画】フルHDやモバイル機も紹介
“大画面” を手軽に!4K&高音質なオプトマ超短焦点プロジェクター「P1」で生活が変わる
■Amazon Fire TV Stickと組み合わせ。配線不要、明るい映像でテレビライクな使い心地
本機は4K/HDR対応で、搭載しているHDMI端子3つは全て、バージョン2.0/HDCP2.2/HDR10に対応し、最大3,840×2,160/60pの入力が可能だ。今回は、4K/HDRに対応した「Amazon Fire TV Stick 4K」を接続し、各種配信映像を視聴した。
余談だが、最近、ネット配信映像の再生に対応したテレビやプロジェクターが増えているものの、対応できるサービスに制約があったり、アプリのアップデートにハードウェアがついてて行けなくなったりすることも少なくない。Amazon Fire TV Stick 4Kは数千円と手頃なので、必要に応じて買い替えるのが合理的と言えるだろう。恐らく近い将来、8K映像を再生できるモデルも登場するに違いない。
ここからはAmazon Fire TV Stick 4Kも含めたレビューだが、まず配線は、P1をコンセントに挿入するだけで済むのが快適。映像と音声はワイヤレスで受信するので、ケーブルを敷設する手間は不要。またP1は壁際に設置するので、電源ケーブルも邪魔になり難い。
さらに超短焦点でありがたいのは、投射光が生活導線を横断しないことだ。一般的な家庭のリビングの場合、視聴者の前を家族が通ると映像に影が出てしまうが、超短焦点ならそうした問題もなく、トータルで “テレビに近い” 感覚で使用できるのは魅力だ。
YouTubeの4K/HDRコンテンツを再生すると、きちんと4K/HDRで本機に入力して表示することが確認できた。YouTubeには高画質なコンテンツがたくさんアップロードされていて、特に画質確認でおすすめしたいのは、「Peru 8K HDR 60fps」と「Bulgaria 8K HDR 60P」。8Kで超高画質収録され、HDRを活かしたセンス抜群の美しい風景映像は、時間を忘れて見入ってしまうほどだ。
本機では、表示性能「4K」を活かした緻密かつ滑らかな映像を楽しめる。レーザー光源による明るさは、120型クラスの超大画面に引き伸ばした時にも有利で、明るく高コントラストな映像は、精細感をより高める効果を発揮する。原色は色が浅く出る傾向にあるが、これは家庭用DLPモデル共通のものである。
P1はそうした傾向を踏まえて、ナチュラルなトーンにチューニングされている。例えば、木々の緑が蛍光色にならず違和感を抑えているのは、さすがDLPプロジェクターの先駆者で、世界で高いシェアを持つオプトマならではと思えるものだ。
前述したとおり、Amazon Fire TV Stick 4Kは幅広い配信サービスに対応している。Amazonビデオは当然のことながら、人気のNetflixも4K/HDRで再生でき、本機ならそのクオリティーを余すことなく大画面投射できる。
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