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ビクター“ウッド”完全ワイヤレス「HA-FW1000T」は使い勝手や装着感も魅力! 実機ハンドリングレポート
例えば楽曲操作関連で言えば、左耳用を1回タップで音楽の再生/停止、2回タップでボリュームダウン、3回タップでボリュームアップ、右耳用を2回タップで曲送り、3回タップで曲戻し…といった具合。右耳用の1回タップには、タッチ&トーク機能(いわゆる外音取り込み機能)のオン/オフが割り当てられている。
ここで気になるのが、100段階もの細かいボリューム調整をどのように操作するのかということ。2回(音量ダウン)/3回(音量アップ)タップを何回、何十回と繰り返さなくてはいけないのだろうか…?
もちろんそんなことはなく、2回タップの2回目、もしくは3回タップの3回目で触りっぱなしにしておき、好みの音量になったら指を離すという方式になっている。タッチ感度も良好で、触れている間にスムーズに音量が変化していくので、自分の好みにぴったりな音量がきっと見つかるはずだ。
また、タッチ&トーク機能利用時のボリューム変化も滑らかで好印象だった。素早く、しかし不自然にならずにスッと音楽のボリュームが下がって周囲の音を確認できるようになり、用件が済んだら非常に滑らかに元のボリュームへ戻っていく。タッチ&トーク機能も非常に心地よく使うことができるのだ。
そのほか、左耳側を4回タップでノイズキャンセリング機能のオン/オフ、右耳側4回タップでは、Bluetooth伝送時の信号圧縮で削ぎ落とされてしまった情報を補完することで高音質化する独自技術「K2テクノロジー」のオン/オフ切り替えが可能。なお、ノイズキャンセリング機能は音楽再生中でもオンオフ可能だが、K2テクノロジーを切り替えできるのは音楽停止中のみとなる。
■「マスクモード」など音楽再生以外の機能も多彩
なお、本機は片耳だけでも使用可能。その場合は、左耳側、右耳側のどちらでも1回タップで音楽の再生/停止、2回タップでボリュームダウン、3回タップでボリュームアップという操作になる。右側の場合は両耳使用の際と操作割当が変更されることになるわけだが、よく使うであろう機能へと割り当てが自動で変わってくれるイメージだ。
また、ペアリングしているスマホに着信があった際には、左側を1回タップするこで電話に出ることが可能。そのほか、マイクのミュートや、マスクをしていてもクリアな音声を相手に届けられる「マスクモード」のオン/オフなど、多彩な機能をタッチ操作で行うことができる。
次ページ装着感も良好。音質以外もぜひ一度チェックしてみてほしいモデル