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Jabra「Elite 7 Pro/Elite 7 Active」の進化を検証!マルチポイント対応で利便性を極めた完全ワイヤレス

公開日 2022/03/11 06:32 草野晃輔
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さて、マルチポイント機能の利用ケースとして、他のパターンを検証してみる。音楽再生ではなく、通話中に2台目のデバイスに着信があった場合、2台目の通話に切り替えたタイミングで、1台目の通話は保留とはならずに終了する。

ビデオ通話中はどうだろうか。1台目でビデオ通話中に、2台目のデバイスにきた着信に応答すると、2台目の通話が優先される。その際1台目のビデオ通話は終了とならず、映像は動き続けて、ビデオ通話側の音声は自分も相手も双方ミュートする。通話中の2台目の電話が終了すればミュートが外れ、音楽再生と同じく自動的にまた1台目のビデオ通話の音声が再生された。

PCとの接続は推奨されていないが、たとえばスマホと同時接続するといった使い方も便利だろう(※PCによっては接続できないこともあります。また、PCとの接続中、イヤホンのすべての機能を使用できるとは限りません)

さまざまな形でマルチポイント機能を検証してみたが、いずれのケースも本来ならば、一方のスマホで使っていた機能を停止したりしなくてはならないし、同じイヤホンを再接続するなど、着信の合間に素早く対応することは難しいだろう。

そうした手間をかけずに、シームレスに2台の機器を行き来できるマルチポイント機能は、使い勝手が非常によく、超絶便利!一度使うと手放せなくなること必至だ。

通話性能が高いElite 7 Pro、フィット感と耐久性に優れたElite 7 Active

さて、ここで今一度、新たにマルチポイント機能を備えたElite 7 ProとElite 7 Activeの基本性能を再確認しよう。Elite 7 Proは、シリーズの中でもより音声通話のクオリティを追求したモデル。それを象徴する機能が、本機独自の「JabraマルチセンサーボイスTM」である。

「Elite 7 Pro」では、JabraマルチセンサーボイスTMによる高い通話性能が特筆点

これは、ANCが苦手とする「風切り音」の中でもしっかり音声を拾って、発話者の声をクリアに届けられるというもの。本機は左右のイヤホンそれぞれに2基の高機能マイクと1基の骨伝導センサーを内蔵する。マイクで風切り音などの大きな騒音を検知すると、自動で骨伝導センサーが起動。顎の振動を音声に変換して伝達する。これにより、周囲の環境に左右されず、クリアな通話を実現している。

筆者がElite 7 Proを装着し、友人にJabraマルチセンサーボイスTMの音質を聴いてもらった。風が強い場所だったにも関わらずゴーといった風切り音特有の音が大幅に減り、「音声が明瞭に聞き取れた」というのだ。

風切り音特有の音を大幅減少させ、音声が明瞭に届けられる

今度は友人にElite 7 Proを装着してもらい、筆者自身もその音質を確かめたところ、その効果は想像以上。室内で話しているような感覚だった。また、マイク自体の感度も高いため、室内など風切り音のない環境での通話においても、独自のアルゴリズムにより、JabraマルチセンサーボイスTMが適切に稼働し、ノイズ感のない音声を届けてくれた。利用シーンを問わず快適に通話できるのは大きなメリットだ。

また、ANCと外音を取り込むヒアスルーは、イヤホン側面のボタンやアプリ「Jabra Sound+」で切り替えられる。その効き具合は、強力かつナチュラル。ANCをオンにすれば、スッと外部の騒音から隔離され、ヒアスルーをオンにすれば外音を違和感なく取り込む。切り替えても、聴いている楽曲の音質がほぼ均一なのは好印象だ。

Elite 7 Proは他にも昨今求められる機能が満載だ。バッテリーはANCオンで8時間、充電ケース併用で最大30時間も再生できるロングライフ設計。さらに、5分の急速充電で1時間の再生が可能と、うっかり充電を忘れても安心だ。充電ケースはQi規格によるワイヤレス充電に対応しているほか、イヤホン本体はIP57準拠の防塵防水性能を備える。

兄弟機となるElite 7 Activeも紹介しよう。こちらはANCを搭載したスポーツ向けモデル。JabraマルチセンサーボイスTMは非対応だが、マルチポイント機能もアプリを使ったフィッティングも片耳モードも扱える。本機ならではといえるのが、激しい動きでもフィット感を損なわない、独自の「Jabra シェークグリップTM」テクノロジーを採用している点だ。

「Elite 7 Active」は、Jabra シェークグリップテクノロジーTMにより圧倒的なフィット感の高さを実現

イヤホン形状こそElite 7 Proと同じながら、こちらは表面を特殊なリキッドシリコンラバーで覆っている。これにより、フィット感とホールド感、高い耐久性を実現したという。実際に手で触れるとしっとりとした感触で、滑りにくい。

激しい動きにも全くずれないから、紛失リスクも抑えられて安心感も高い

完全ワイヤレスの中には、装着時に激しく動くと本体の重みで遠心力が働き、外れやすくなることがあるが、Elite 7 Activeはイヤーフックなどが無いにも関わらず、頭を強く振っても体に張り付いたようにビクともしない。

防塵防水性能はIP57準拠にしており、長時間のワークアウトで汗をかいても安心。なお、8時間の連続再生やQi対応ケースなどそれ以外の基本性能はElite 7 Proと同じだ。

マイク部分の仕様は異なっている。「Elite 7 Active」においても風切り音を抑える構造を取り入れるなど、通話性能の品質確保に力が注がれている

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