記録層に特別な貴金属合金を採用し高度な記録品質を獲得
RITEKが満を持して開発した高品質録画用BD-Rいよいよ発売開始。VGP審査委員も「永久保存版に最適」と太鼓判
VGP2022でディスクメディア部門「金賞」と「企画賞」を合わせて受賞、その優れた品質が注目される録画用BD-Rディスク「Ritek ArchivalシリーズBD-R 4X(BDR-25AG10SC)」の発売がいよいよ開始された。今回発売されたBD-R 25GBに加え、BD-R DL 50GB、BD-R BD-DSD両面 200GBについても商品化が予定されているという。気になるその実力を、VGPの審査委員を務める岩井 喬氏のレポートでお届けする。
■動きの多いシーンで差。黒階調にも優れる
ついにRITEK社から録画用BD-R「Ritek Archivalシリーズ」が誕生した。先行して販売が始まった「Ritek Pro“CG”シリーズ」(DVD-R/CD-R)に引き続き、プロ用途向けの品質の高さと高い耐久性、長期保存性を兼ね備えた理想のBD-Rとして設計されている。特別配合の貴金属合金を記録層に用いたといい、一般的なBD-Rの記録面は濃紺色であるのに対し、Ritek Archivalシリーズの記録面は金色だ。優れた化学的・物理的性質を持っているそうで、記録安定性や高い信号特性、耐久性を実現しており、大事な記録を長期間に渡って保存するのに最も理想的なBD-Rとなっている。
他の記録用ディスクメディア同様、録画用BD-Rも日々安くなっているが、プログレードの高品質製品は希少であり、BDレコーダーを活用し、ストリーミング放送では見ることができない一期一会の番組記録をディスクに残しておきたいというニーズに対しては万全とは言えない現状であった。そうした中で誕生したRitek Archivalシリーズは永久保存版の番組記録にも最適な信頼性の高いBD-Rである。
一般的に販売されているバルクBD-Rとの地デジ放送録画の比較では、特に動きの多いシーンで差があり、Ritek Archivalシリーズはブロックノイズも少なく、色再現の階調表現も高い印象だ。逆光などの高輝度なシーンでは白飛びを抑え、黒階調も一際高まっているように感じた。
■高品質記録の定番銘柄としての成長を期待
CD-R/DVD-Rは一般的なニーズよりは写真館や音楽のリハーサルスタジオなど、来客用に素材を記録し、提供を行う業務用途に向けた需要は少なくないと考えられるが、再生するための機器が身の回りで少なくなっており、この先もその流れは加速してゆくことが考えられる。とはいえ、記念写真を保存したディスクが経年劣化で読み込みエラーを起こしてしまうと、人生の大事な一ページが失われたかのような喪失感に襲われることも考えられるわけであり、耐久性の高い「Ritek Pro“CG”」シリーズの存在意義はまだまだ高いはずだ。
一方、録画用BD-RはBDレコーダーがある限りは必要とされるものであり、現在この瞬間においては高品質なものが望まれる状況だろう。特にコンシューマー向けとして考えるならば耐久性や品質の高さに見合ったパッケージデザインなど、モノとしての魅力を追求することが必要だ。
“高品質記録ディスクの決定版”としてRITEK社には最後の選択肢となりつつあるが、できる限り長く事業を継続していただき、定番銘柄として育っていってほしいと感じる。特に4K番組録画対応の高級BDレコーダーを購入するユーザーにとっては記録メディアにもこだわりたいのではないか。Ritek Archivalシリーズはそうしたニーズにも応えられる、レコーダーブランドの純正品を超える高いクオリティを実現した記録ディスクとして、映像・音質にこだわる方にお薦めしたいBD-Rである。
■動きの多いシーンで差。黒階調にも優れる
ついにRITEK社から録画用BD-R「Ritek Archivalシリーズ」が誕生した。先行して販売が始まった「Ritek Pro“CG”シリーズ」(DVD-R/CD-R)に引き続き、プロ用途向けの品質の高さと高い耐久性、長期保存性を兼ね備えた理想のBD-Rとして設計されている。特別配合の貴金属合金を記録層に用いたといい、一般的なBD-Rの記録面は濃紺色であるのに対し、Ritek Archivalシリーズの記録面は金色だ。優れた化学的・物理的性質を持っているそうで、記録安定性や高い信号特性、耐久性を実現しており、大事な記録を長期間に渡って保存するのに最も理想的なBD-Rとなっている。
他の記録用ディスクメディア同様、録画用BD-Rも日々安くなっているが、プログレードの高品質製品は希少であり、BDレコーダーを活用し、ストリーミング放送では見ることができない一期一会の番組記録をディスクに残しておきたいというニーズに対しては万全とは言えない現状であった。そうした中で誕生したRitek Archivalシリーズは永久保存版の番組記録にも最適な信頼性の高いBD-Rである。
一般的に販売されているバルクBD-Rとの地デジ放送録画の比較では、特に動きの多いシーンで差があり、Ritek Archivalシリーズはブロックノイズも少なく、色再現の階調表現も高い印象だ。逆光などの高輝度なシーンでは白飛びを抑え、黒階調も一際高まっているように感じた。
■高品質記録の定番銘柄としての成長を期待
CD-R/DVD-Rは一般的なニーズよりは写真館や音楽のリハーサルスタジオなど、来客用に素材を記録し、提供を行う業務用途に向けた需要は少なくないと考えられるが、再生するための機器が身の回りで少なくなっており、この先もその流れは加速してゆくことが考えられる。とはいえ、記念写真を保存したディスクが経年劣化で読み込みエラーを起こしてしまうと、人生の大事な一ページが失われたかのような喪失感に襲われることも考えられるわけであり、耐久性の高い「Ritek Pro“CG”」シリーズの存在意義はまだまだ高いはずだ。
一方、録画用BD-RはBDレコーダーがある限りは必要とされるものであり、現在この瞬間においては高品質なものが望まれる状況だろう。特にコンシューマー向けとして考えるならば耐久性や品質の高さに見合ったパッケージデザインなど、モノとしての魅力を追求することが必要だ。
“高品質記録ディスクの決定版”としてRITEK社には最後の選択肢となりつつあるが、できる限り長く事業を継続していただき、定番銘柄として育っていってほしいと感じる。特に4K番組録画対応の高級BDレコーダーを購入するユーザーにとっては記録メディアにもこだわりたいのではないか。Ritek Archivalシリーズはそうしたニーズにも応えられる、レコーダーブランドの純正品を超える高いクオリティを実現した記録ディスクとして、映像・音質にこだわる方にお薦めしたいBD-Rである。