PRDHT-S217/DHT-S517/SB550の魅力に迫る
デノンのサウンドバーがVGPを席捲! 3モデル金賞の快挙を達成した理由とは?
今、サウンドバーがアツいと感じているのは僕だけではないだろう。コロナ禍での “おうちエンタメ” ブームや、サブスクリプション型の動画配信サービスの普及によって、自宅で手軽にサラウンド作品が見られるようになったことなどが主な要因と考えられるが、その一方で高音質なサウンドバーの製品選びに悩んでいる人も多いはずだ。
そんなサウンドバーの製品カテゴリーで、まさにここ数年シェアを急拡大しているブランドが日本の老舗「デノン」だ。僕が審査員を務める「VGP2022 SUMMER」でも、激戦のサウンドバーの部門において、同社のサウンドマスター山内氏の手掛ける3製品すべてが金賞を受賞する快挙を成し遂げた。では何故デノンが金賞に輝いたのか。サウンドバーに求められる性能、機能と一緒に評価理由を紐解いていこう。
■伝説的なヒットモデルの後継「DHT-S217」
デノン製サウンドバーのうち、最も手頃な「2万円以上-3万円未満」のカテゴリで金賞に輝いたモデルが「DHT-S217」だ。まず、この機種には「DHT-S216」という、2019年末に登場し、なんと1台でサウンドバー市場のシェア約5%を達成したという偉大な先代モデルが存在する。
DHT-S216が人気を博した理由は、デノンサウンドマスター山内慎一氏の手による、サウンドバーの域を超えた高音質。つまり「音が良い」という一点勝負で評価された、Hi-Fiオーディオの老舗らしいエントリーモデルだったのだ。
そんな伝説的モデルの後継モデルがDHT-S217だ。217はユニット構成などハードウェアの要素は216をほぼ継承しつつ、山内氏が再チューニングを行った音質強化モデル。さらにソフトウェアも進化させ、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)の立体音響、そしてロスレス音声入力対応を果たした。
実際にDHT-S217のサウンドを体験してみると、Hi-Fiとして通用する質感重視の表現力に加え、2.1chにも関わらず音空間の広がりを感じさせるサラウンドを味わえる。この音で3万円未満の価格は満足感抜群だ。定評あるモデルのサラウンドの機能を本格化させた、サウンドバーの価格破壊モデルとして金賞に輝いた。
■本格的な空間サウンドを実現する3.1.2chサウンドバー「DHT-S517」
「5万円以上-7.5万円未満」というミドルクラスの部門で勝負したモデルが「DHT-S517」だ。特徴はアトモス対応というだけでなく、チャンネル構成が3.1.2chとなっていること。
これはつまり、左右ステレオに加えてセリフなどを担当するセンタースピーカーを搭載(3ch)、そして別筐体のワイヤレスサブウーファーを付属(.1ch)、さらに高さ方向を表現するDolby Atmosイネーブルドスピーカーも内蔵する(.2ch)ということ。つまりデノンのラインナップのなかでも、より立体音響を重視したモデルという立ち位置だ。
このリアル志向のアトモスサウンドは、映画を観るとよくわかる。音の厚みや臨場感を徹底的に追求した設計のおかげで、天井や壁など部屋全体にまで音の空間が広がるような表現を届けてくれるのだ。そしてもうひとつの魅力は高さ方向に対して、面で音が広がるような、パワフルで肉厚と呼びたくなる音の厚み。その一方で大型のフロアスピーカーのような高音質は、なかなかサウンドバーでは得られないものである。
VGPではライフスタイル分科会の特別賞にあたる「テレビシアター大賞」も受賞しているので、その実力はVGP審査員全員のお墨付き。5万円以上-7.5万円未満の予算で臨場感、高音質の揃うサウンドバーを探しているならデノン「DHT-S517」がイチオシだ。
■本格ホームシアターの架け橋になるモデル「Denon Home Sound Bar 550」
「7.5万円以上-10万円未満」の高価格帯でVGP金賞に輝いたモデルが「DENON HOME SOUND BAR 550」だ。ポイントはワンボディの小型筐体でHi-Fi品質と呼べる高音質を狙ったモデルであるということ。
2ウェイ・6スピーカー内蔵ユニットという幅650mmの外見に見合わない本格的なアコースティック設計。そして実際に小型のボディに見合わない部屋全体を鳴らすような空間表現の広さ、解像感、音楽性重視というサウンドも魅力的だ。
昨年の発売以来アップデートが行われている点も見逃せない。デノンから発売する「DENON HOME 150」や「DENON HOME 250」といったスマートスピーカーと連携、それらをリアスピーカーとして使用することでリアル4.0chをワイヤレスで構成することができる。
加えて200mmの大口径ウーファーを搭載するワイヤレスサブウーファー「DENON HOME SUBWOOFER」も発売されたことで、今やリアル4.1chにまで発展できるシステムへと進化を遂げている。サウンドバーから本格的なホームシアターへの架け橋となるモデルとして評価されたモデルなのだ。
◇
デノンから発売中のVGP金賞を受賞した3機種。搭載されているスピーカー構成はすべて異なるのだが、共通項を一つ挙げるならデノンサウンドマスターである山内氏がサウンドチューニングを手掛けたモデルであることだ。ホームシアターというと米国で人気の「映画の臨場感を重視したサウンド」という考え方もあるなか、日本人エンジニアによって日本人の好むHi-Fiサウンドを送り出すデノン。音質重視で選ぶなら、デノンのVGP金賞受賞モデルを選べば間違いナシだ。
(協力:ディーアンドエムホールディングス)
そんなサウンドバーの製品カテゴリーで、まさにここ数年シェアを急拡大しているブランドが日本の老舗「デノン」だ。僕が審査員を務める「VGP2022 SUMMER」でも、激戦のサウンドバーの部門において、同社のサウンドマスター山内氏の手掛ける3製品すべてが金賞を受賞する快挙を成し遂げた。では何故デノンが金賞に輝いたのか。サウンドバーに求められる性能、機能と一緒に評価理由を紐解いていこう。
■伝説的なヒットモデルの後継「DHT-S217」
デノン製サウンドバーのうち、最も手頃な「2万円以上-3万円未満」のカテゴリで金賞に輝いたモデルが「DHT-S217」だ。まず、この機種には「DHT-S216」という、2019年末に登場し、なんと1台でサウンドバー市場のシェア約5%を達成したという偉大な先代モデルが存在する。
DHT-S216が人気を博した理由は、デノンサウンドマスター山内慎一氏の手による、サウンドバーの域を超えた高音質。つまり「音が良い」という一点勝負で評価された、Hi-Fiオーディオの老舗らしいエントリーモデルだったのだ。
そんな伝説的モデルの後継モデルがDHT-S217だ。217はユニット構成などハードウェアの要素は216をほぼ継承しつつ、山内氏が再チューニングを行った音質強化モデル。さらにソフトウェアも進化させ、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)の立体音響、そしてロスレス音声入力対応を果たした。
実際にDHT-S217のサウンドを体験してみると、Hi-Fiとして通用する質感重視の表現力に加え、2.1chにも関わらず音空間の広がりを感じさせるサラウンドを味わえる。この音で3万円未満の価格は満足感抜群だ。定評あるモデルのサラウンドの機能を本格化させた、サウンドバーの価格破壊モデルとして金賞に輝いた。
■本格的な空間サウンドを実現する3.1.2chサウンドバー「DHT-S517」
「5万円以上-7.5万円未満」というミドルクラスの部門で勝負したモデルが「DHT-S517」だ。特徴はアトモス対応というだけでなく、チャンネル構成が3.1.2chとなっていること。
これはつまり、左右ステレオに加えてセリフなどを担当するセンタースピーカーを搭載(3ch)、そして別筐体のワイヤレスサブウーファーを付属(.1ch)、さらに高さ方向を表現するDolby Atmosイネーブルドスピーカーも内蔵する(.2ch)ということ。つまりデノンのラインナップのなかでも、より立体音響を重視したモデルという立ち位置だ。
このリアル志向のアトモスサウンドは、映画を観るとよくわかる。音の厚みや臨場感を徹底的に追求した設計のおかげで、天井や壁など部屋全体にまで音の空間が広がるような表現を届けてくれるのだ。そしてもうひとつの魅力は高さ方向に対して、面で音が広がるような、パワフルで肉厚と呼びたくなる音の厚み。その一方で大型のフロアスピーカーのような高音質は、なかなかサウンドバーでは得られないものである。
VGPではライフスタイル分科会の特別賞にあたる「テレビシアター大賞」も受賞しているので、その実力はVGP審査員全員のお墨付き。5万円以上-7.5万円未満の予算で臨場感、高音質の揃うサウンドバーを探しているならデノン「DHT-S517」がイチオシだ。
■本格ホームシアターの架け橋になるモデル「Denon Home Sound Bar 550」
「7.5万円以上-10万円未満」の高価格帯でVGP金賞に輝いたモデルが「DENON HOME SOUND BAR 550」だ。ポイントはワンボディの小型筐体でHi-Fi品質と呼べる高音質を狙ったモデルであるということ。
2ウェイ・6スピーカー内蔵ユニットという幅650mmの外見に見合わない本格的なアコースティック設計。そして実際に小型のボディに見合わない部屋全体を鳴らすような空間表現の広さ、解像感、音楽性重視というサウンドも魅力的だ。
昨年の発売以来アップデートが行われている点も見逃せない。デノンから発売する「DENON HOME 150」や「DENON HOME 250」といったスマートスピーカーと連携、それらをリアスピーカーとして使用することでリアル4.0chをワイヤレスで構成することができる。
加えて200mmの大口径ウーファーを搭載するワイヤレスサブウーファー「DENON HOME SUBWOOFER」も発売されたことで、今やリアル4.1chにまで発展できるシステムへと進化を遂げている。サウンドバーから本格的なホームシアターへの架け橋となるモデルとして評価されたモデルなのだ。
デノンから発売中のVGP金賞を受賞した3機種。搭載されているスピーカー構成はすべて異なるのだが、共通項を一つ挙げるならデノンサウンドマスターである山内氏がサウンドチューニングを手掛けたモデルであることだ。ホームシアターというと米国で人気の「映画の臨場感を重視したサウンド」という考え方もあるなか、日本人エンジニアによって日本人の好むHi-Fiサウンドを送り出すデノン。音質重視で選ぶなら、デノンのVGP金賞受賞モデルを選べば間違いナシだ。
(協力:ディーアンドエムホールディングス)