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【特別企画】人気モデルを小型化&進化

低音好き集まれ!オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」はコスパ良すぎな完全ワイヤレスだ

公開日 2022/10/14 06:30 PHILE WEB編集部
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編集部で試してみた



ATH-CKS30TWに対して最も気になるのは、やはりそのサウンドだろう。『実際のところどう?SOLID BASSシリーズらしい重低音って、どんなの?』という疑問に答えるべく、編集部員がそれぞれ試してみた。音楽再生はもちろん、動画やゲームなどさまざまなスタイルで体験した、ATH-CKS30TWの実力をレポートしよう。

【編集部A:この重低音、“キレすぎる”!】

重低音といっても、様々なサウンドがある。ATH-CKS50TWがライブの箱ごと揺さぶるような低音だとしたら、ATH-CKS30TWはスパッと切りつけるような低音だ。ボディにくるディープな低音にあわせて体を揺らすのではなく、アップテンポなペースにハンズアップでノッていくようなノリ方の違いというイメージだろうか。

この重低音は、跳ねるようなベースとの相性がいい。Adoでいうなら「踊」より「新時代」。Mrs.GREEN APPLE「青と夏」といった爽やかな楽曲が、よりスカッと気持ちよく聴ける。「インフェルノ」もギターカッティングのエッジが立ち、楽曲に疾走感が増したように思える。空間性については、ベースの響きではなく中高域で表現するような方向性で、アコースティック系の楽曲も好印象だった。

左が「ATH-CKS50TW」、右が「ATH-CKS30TW」。サイズ感は全く異なるが、重低音再生力はシリーズ共通。ATH-CKS30TWではより跳ねるようなベースラインを体感できる


【編集部B:パワフルだけど派手じゃない、絶妙なチューニング】

SOLID BASSの名前の通りパワフルな重低音を楽しめるが、派手に低音を押し出すのではなく、音楽の土台としてボーカルや他の楽器を引き立たせている。そんな絶妙なチューニングがニクいイヤホン。

例えばALIの「LOST IN PARADISE」を聴いてみると、その巧みさがよく分かる。パッと聴いた印象ではベースがボーカルなどに埋もれているように思うかもしれないが、全体を通してフレーズの動きがしっかり感じられ、音楽を支えてくれている。途中のスタッカートが効いたフレーズでは、「ベースが鳴っていないとここまで寂しくなるのか」と感じるのではないだろうか。

ゲスの極み乙女の「ロマンスがありあまる」では、ベースがドンと構えつつ、ギターやピアノのスピーディなフレーズを一音一音くっきりと描写してくれる。パワフルな低音だけでなくクリアで上品な中音-高音も魅力的で、どんな音楽ジャンルも楽しむことができるモデルだ。

音楽を支えるベースをしっかりと鳴らし、声や他の楽器をより引き立たせる絶妙サウンド


【編集部C:ノリ良いK-POPが楽しい!海外ドラマの没入感も高まる】

“キレのある重低音” で個人的に楽しみたいのはK-POP。先日カムバックしたBLACK PINKの最新アルバム『Pink Venom』を聴くと、コントラストのしっかりしたメリハリある音質が相性ぴったりだ。ベースの太くてしっかりした低音再生はもちろん、彼女たちのボーカルもクリアに際立つ。

「Pink Venom」では韓国の伝統楽器コムンゴ(琴)が、「Shut Down」ではクラシックがサンプリングされており、バイオリン演奏が各楽曲を印象づけている。それらの特徴的な楽器音も、重低音で刻むリズムに埋もれることなく、くっきりと描かれており、SOLID BASSシリーズのもう1つの魅力である “中高域の明瞭さ” を強く体感できた。

ほかにも、ポップながら重たいサウンドが魅力のNothing But Thievesといったバンド楽曲も、熱量たっぷりに楽しめる。裏声のような高音の繊細な表現まで、重低音と両立させているのはすごい。最後に配信サービスで海外ドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」を見る。セリフは明瞭で聴きやすく、クライム系作品の重くダークな背景音も見事に表現。いつもよりさらにドキドキできて、より一層作品に入り込めた。



動画配信サービスとも相性ぴったり。セリフも明瞭で没入感が高まる
【編集部D:映像/ゲームにも相性◎、旅のお供に】

この重低音サウンドは、音楽だけでなく映画やゲームにもピッタリ! iPadと接続して『劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト』を見てみると、電車の走る音やデコトラのエンジン音など、地響きのような重低音をパワフルに鳴らしてくれて、一気に作品に引き込まれる。それでいて足音のような効果音やセリフがクリアに聴こえるところもすごい。パワフルなだけでなく、セリフの息遣い、ニュアンスまで分かる繊細さはさすがオーディオテクニカといえる。

同じくiPadで『原神』をプレイしてみたところ、「こんなに音が作り込まれていたのか!」と驚かされた。特に豪雨のフィールドでは、殴りつけるような雨、そして時々落ちてくる雷の音が大迫力で鳴り響き、本当に雨の中にいるかのようなリアリティを味わえる。広大なオープンワールドを全力で楽しみたいなら、ATH-CKS30TWを旅のお供に加えてみてはどうだろう?

アニメやゲームの作り込まれたサウンドを、きっちり描き分けて耳に届けてくれる

圧倒的コスパ!音も良くて便利、なのに “お手頃価格”って最高



ここまで紹介したように、ATH-CKS30TWは人気の重低音サウンドに、多機能性を兼ね備えるなど、十分すぎる性能を持ったイヤホンといえる。

高音質で機能も豊富となれば、その分値段も上がるもの…。一方で、価格を重視しすぎると、音質のカスタマイズ性や便利機能などが省略されてしまったり、「これができると嬉しい!」ところに今一歩手が届かないこともある。

そんな中、ATH-CKS30TWは価格面でも魅力的。これだけの品質・性能を備えながらも、12,980円(税込)と手に届く値段設定で、同価格帯で周りを見渡しても、ここまで高音質×多機能な充実モデルはそうないだろう。

日常に欠かせない音楽をより楽しく体感でき、生活を便利にする機能を満載したATH-CKS30TWを、ぜひ一度試してみて欲しい。

音も良し、機能もよし、なのに1万円ちょっとで手に入る!ハイコスパと言わざるを得ないだろう

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