PR完全ワイヤレスはここまで進化した
見た目だけじゃない、新次元の高音質!JBL「TOUR PRO 2」をすべての音楽好きに聴いてほしい
世界で初めてという、スマートタッチディスプレイ搭載の充電ケースが目を引く、JBLの新作ノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン「TOUR PRO 2」。見た目のインパクトも凄いが、本誌が注目したいのは「音質」と「装着性」の進化だ。2023年、すべての音楽好きに絶対に聴いてほしい、最大級の話題作!
世界で初めて、充電ケースにスマートタッチディスプレイを搭載。面白くないわけがない、2023年の顔となる新たな完全ワイヤレスイヤホン、JBL「TOUR PRO 2」が発売される。フラグシップとしては、従来モデル「CLUB PRO+」以来のフルモデルチェンジとなる意欲作だ。
見た目のインパクトからすると意外かもしれないが、TOUR PRO 2で最初に語るべきポイントは「装着性のよさ」だ。従来モデルから約30%サイズダウンし軽量化。扱いやすいスリムスティック型と高い遮音性を実現するバッズ型の長所を組み合わせたハイブリッド形状で、小さな耳にも密着しやすい絶妙なデザインになっている。IPX5の防水にも対応、イヤーチップは3サイズが付属する。連続再生時間はイヤホン単体で10時間再生(NC OFF)。バッテリー性能も優秀だ。
充電ケースは、Bluetoothで自動接続されるスマートタッチディスプレイを搭載。カラー液晶搭載で未来感あるデザインだ。音楽を聴きながら手元で再生コントロール、また曲に合わせてイコライザー選択など、スマホアプリを介さずに操作できるところが便利だ。
そして、本機の魅力を決定づけるのは「音質」だ。JBL最高峰のサウンドを実現すべく、PEN(ポリエチレンナフタレート)にDLCコーティングを施した振動板を初採用。ドライバー口径は10mmで、従来よりサイズアップ。さらにアコースティックチャンバー設計とEQチューニングも新調整。周波数特性カーブを見直し、中高域の表現力をさらに向上させたという。
そのほかアクティブノイズキャンセリングも性能が向上している。実際にアプリから外耳道のテストを実行したのち、ANCの効き味を試してみると、全体的に騒音を軽減できることが確認できた。電車内に持ち出してみると、高域/低域を完全に消しきるというよりは、むしろ中域を上手く抑え込み、騒音の尖りや不快感を抑える方向性のようだ。
個人の聴力に合わせてサウンドを調整するJBL独自の「Personi-Fi」や、新開発「JBL空間サウンド」技術も見逃せない。なお、Bluetoothバージョンは5.3で、LE Audioにも対応予定。近年、完全ワイヤレスイヤホンを巡って登場している新技術を全方位でカバーしている。
さて、ここからは実際にTOUR PRO 2の音質をレビューしていこう。本機は装着時のフィットで音質が大きく変化するため、リスニングの際には「耳に入れた後に回して固定」を忘れないように注意されたい。
まずはイコライザーをすべてOFFの状態で、宇多田ヒカル「あなた」を聴くと、フラット志向ながら丁寧な質感で浮かび上がる歌声、そしてピアノによる余韻の丁寧な表現、繊細なシンバルやハンドクラップの再現と、集中すればするほど音楽の細部まで見えてくる。
YOASOBI「三原色」も空間に定位するクリアな歌声と、楽器の音との臨場感のバランスが見事だ。音場が広く、そしてやや鮮やかなサウンドで音楽への没入感が高い。解像度志向で引き締まった低音も優秀だ。BTS「Dynamite」もTOUR PRO 2のサウンドキャラクターがよくわかる曲だ。重低音はボリューム感と情報量があるタイプだが、中高域とのセパレーションがよく、音楽全体の客観性を保ち続ける。
TOUR PRO 2はデフォルトのサウンドも魅力的だが、真骨頂はその先にある。「JBL Headphones」アプリを、ぜひ使い倒すべきだ。最初に「最適なフィット感をチェック(密閉度のチェック)」、「外耳道のテスト(ノイズキャンセリングの最適化)」、そしてJBL独自の「Personi-Fi」を実行してほしい。「Personi-Fi」は、テスト音を流して周波数帯域別に音のきこえ具合を確認する聴力検査のようなサウンド最適化機能。所要時間は約5分で、筆者も実行してみると、僅かにだが個人最適化で補正がかかり、霧が晴れていくように臨場感が高まる効果を実感できた。個人的には左右の耳で個別に周波数帯域を補正する所が有効だと思っているので、ぜひ試してほしい。
そしてイコライザーの機能では、JAZZ/VOCAL/BASS/CLUB/STUDIOが選択できる。それ以外にも「JBL空間サウンド」が面白い。残響音をコントロールする技術だが、音場が広がり、立体感のあるサウンドを楽しめる。音楽リスニングでは「ミュージック」の設定を有効にすると音場を拡張したサウンドになり没入感アップ。映画コンテンツの臨場感が高まる「ムービー」、そしてFPS/TPSゲームの足音の定位をハッキリさせる「ゲーム」の設定もあるので、ソース別に使いわけるといいだろう。これらの「音変」はスマホアプリだけでなく、充電ケースのスマートタッチディスプレイからも操作できるのが最大のポイントだ。スマホでの動画視聴やゲームプレイを妨げず、手元でサウンドモードを切り替えられるから、気軽に「音変」を楽しめるのだ。
TOUR PRO 2の魅力は、JBLの頂点にふさわしいハイエンドサウンドだけではない。充電ケースのスマートタッチディスプレイで、自分なりのサウンド体験を探究できるところにもある。いまもっとも自由でカスタム志向の強い完全ワイヤレスイヤホンだ。音楽好きならぜひJBLの新しいフラグシップTOUR PRO 2で思う存分遊んでみてほしい。
本記事は「プレミアムヘッドホンガイド Vol.29 2023 SPRING」からの転載です。
(協力:ハーマンインターナショナル株式会社)
■自分らしく音楽を楽しめる、いまもっとも自由なイヤホン
世界で初めて、充電ケースにスマートタッチディスプレイを搭載。面白くないわけがない、2023年の顔となる新たな完全ワイヤレスイヤホン、JBL「TOUR PRO 2」が発売される。フラグシップとしては、従来モデル「CLUB PRO+」以来のフルモデルチェンジとなる意欲作だ。
見た目のインパクトからすると意外かもしれないが、TOUR PRO 2で最初に語るべきポイントは「装着性のよさ」だ。従来モデルから約30%サイズダウンし軽量化。扱いやすいスリムスティック型と高い遮音性を実現するバッズ型の長所を組み合わせたハイブリッド形状で、小さな耳にも密着しやすい絶妙なデザインになっている。IPX5の防水にも対応、イヤーチップは3サイズが付属する。連続再生時間はイヤホン単体で10時間再生(NC OFF)。バッテリー性能も優秀だ。
充電ケースは、Bluetoothで自動接続されるスマートタッチディスプレイを搭載。カラー液晶搭載で未来感あるデザインだ。音楽を聴きながら手元で再生コントロール、また曲に合わせてイコライザー選択など、スマホアプリを介さずに操作できるところが便利だ。
そして、本機の魅力を決定づけるのは「音質」だ。JBL最高峰のサウンドを実現すべく、PEN(ポリエチレンナフタレート)にDLCコーティングを施した振動板を初採用。ドライバー口径は10mmで、従来よりサイズアップ。さらにアコースティックチャンバー設計とEQチューニングも新調整。周波数特性カーブを見直し、中高域の表現力をさらに向上させたという。
そのほかアクティブノイズキャンセリングも性能が向上している。実際にアプリから外耳道のテストを実行したのち、ANCの効き味を試してみると、全体的に騒音を軽減できることが確認できた。電車内に持ち出してみると、高域/低域を完全に消しきるというよりは、むしろ中域を上手く抑え込み、騒音の尖りや不快感を抑える方向性のようだ。
個人の聴力に合わせてサウンドを調整するJBL独自の「Personi-Fi」や、新開発「JBL空間サウンド」技術も見逃せない。なお、Bluetoothバージョンは5.3で、LE Audioにも対応予定。近年、完全ワイヤレスイヤホンを巡って登場している新技術を全方位でカバーしている。
■頂点にふさわしいハイエンドサウンドと遊びがいある機能を両立
さて、ここからは実際にTOUR PRO 2の音質をレビューしていこう。本機は装着時のフィットで音質が大きく変化するため、リスニングの際には「耳に入れた後に回して固定」を忘れないように注意されたい。
まずはイコライザーをすべてOFFの状態で、宇多田ヒカル「あなた」を聴くと、フラット志向ながら丁寧な質感で浮かび上がる歌声、そしてピアノによる余韻の丁寧な表現、繊細なシンバルやハンドクラップの再現と、集中すればするほど音楽の細部まで見えてくる。
YOASOBI「三原色」も空間に定位するクリアな歌声と、楽器の音との臨場感のバランスが見事だ。音場が広く、そしてやや鮮やかなサウンドで音楽への没入感が高い。解像度志向で引き締まった低音も優秀だ。BTS「Dynamite」もTOUR PRO 2のサウンドキャラクターがよくわかる曲だ。重低音はボリューム感と情報量があるタイプだが、中高域とのセパレーションがよく、音楽全体の客観性を保ち続ける。
TOUR PRO 2はデフォルトのサウンドも魅力的だが、真骨頂はその先にある。「JBL Headphones」アプリを、ぜひ使い倒すべきだ。最初に「最適なフィット感をチェック(密閉度のチェック)」、「外耳道のテスト(ノイズキャンセリングの最適化)」、そしてJBL独自の「Personi-Fi」を実行してほしい。「Personi-Fi」は、テスト音を流して周波数帯域別に音のきこえ具合を確認する聴力検査のようなサウンド最適化機能。所要時間は約5分で、筆者も実行してみると、僅かにだが個人最適化で補正がかかり、霧が晴れていくように臨場感が高まる効果を実感できた。個人的には左右の耳で個別に周波数帯域を補正する所が有効だと思っているので、ぜひ試してほしい。
そしてイコライザーの機能では、JAZZ/VOCAL/BASS/CLUB/STUDIOが選択できる。それ以外にも「JBL空間サウンド」が面白い。残響音をコントロールする技術だが、音場が広がり、立体感のあるサウンドを楽しめる。音楽リスニングでは「ミュージック」の設定を有効にすると音場を拡張したサウンドになり没入感アップ。映画コンテンツの臨場感が高まる「ムービー」、そしてFPS/TPSゲームの足音の定位をハッキリさせる「ゲーム」の設定もあるので、ソース別に使いわけるといいだろう。これらの「音変」はスマホアプリだけでなく、充電ケースのスマートタッチディスプレイからも操作できるのが最大のポイントだ。スマホでの動画視聴やゲームプレイを妨げず、手元でサウンドモードを切り替えられるから、気軽に「音変」を楽しめるのだ。
TOUR PRO 2の魅力は、JBLの頂点にふさわしいハイエンドサウンドだけではない。充電ケースのスマートタッチディスプレイで、自分なりのサウンド体験を探究できるところにもある。いまもっとも自由でカスタム志向の強い完全ワイヤレスイヤホンだ。音楽好きならぜひJBLの新しいフラグシップTOUR PRO 2で思う存分遊んでみてほしい。
本記事は「プレミアムヘッドホンガイド Vol.29 2023 SPRING」からの転載です。
(協力:ハーマンインターナショナル株式会社)