ネックバンドイヤホンのスタイルでも使用可能
JBL初の耳をふさがない完全ワイヤレス「Soundgear Sense」速攻レビュー!太く力強いベースが印象的
世界最大級のエレクトロニクスショー「IFA」が、今年2023年は9月1日に開幕する。今年は出展社リストにハーマンインターナショナルの名前が見つからなくて寂しく思っていたところ、ベルリン市内で8月30日に開催されたハーマンインターナショナルのプライベートイベント「CLUB JBL 2023」の招待状が届いた。
イベントではデザインは銘機「L100」、中身はGoogleアシスタントとAmazon Alexaの “同時待ち受け対応” やドルビーアトモス再生に対応する最上位機が揃う「JBL Authentics」シリーズのワイヤレススピーカーや、「JBL PartyBox」のドルビーアトモス再生に対応するフラグシップ「JBL PartyBox Ultimate」などの新製品が発表された。
そして耳掛けタイプの開放型完全ワイヤレスイヤホン「JBL Soundgear Sense」のサンプルをいち早く、イベント参加者へのお土産としていただくことができた。ファーストインプレッションをお届けしよう。
本機は16mm口径のダイナミック型ドライバーを内蔵する、オープン型の完全ワイヤレスイヤホンだ。骨伝導技術ではなく、パワフルな中低音域を聴かせるためとして、耳の穴に向けて直接音を送り込むAir Conduction方式を採用する。
耳掛けハンガーは柔らかなシリコン素材でつくられている。また耳かけの前後のポジションはギアを動かして微調整・固定できる機構としているので、耳にぴたっとフィットする。
パッケージには左右のイヤホンを差し込んで、Soundgear Senseをネックバンドイヤホンのようなスタイルにアレンジできるシリコンバンドが付属している。耳かけ部分をシリコンバンドの穴に挿して固定する。イヤホン自体はものすごく軽量というわけではないが、装着感がかなり安定するので重さは感じない。IP54相当の防水対応、バッテリーはイヤホン単体で6時間持つのでウォーキングやジムでの筋力トレーニングを長い時間かけて行う時に、Soundgear Senseを組み合わせれば心地よく音楽の「ながら聴き」も楽しめそうだ。
アプリはJBL Headphonesを使う。イコライザーにスマートオーディオ&ビデオ、オートパワーオフなどの機能が揃う。なお完全オープン型のワイヤレスイヤホンなので、ノイズキャンセリングや外音取り込みの機能は搭載していない。
Google Pixel 7 にペアリングして試聴した。Soundgear SenseはBluetoothコーデックのSBC/AACに対応する。今回はAACコーデックでつないで、Apple MusicからYOASOBIの「祝福」を聴いた。
オープン型のイヤホンであることがにわかに信じられないほど、ベースのリズムが太く力強い。イコライザーがOFFの状態だと輪郭が少しふわっとしている印象もある。イコライザーを「STUDIO」に切り換えるとリズムの切れ味が増して、筆者の好みに近付いた。
ボーカルやピアノは色づけがなく素直。シンセサイザーによる高音の効果音は粒立ちが鮮やか。とにかく低音がどっしりと響く印象が強いが、中高域もエネルギッシュだ。いわゆるハーマンは本機を特に “スポーツイヤホン” としてうたっていないが、身体を動かしながらの音楽リスニングにも使いやすいだろう。
ハーマンインターナショナルは発表時点で本機の日本展開について特に情報をアナウンスしていないが、価格設定次第では人気のオープン型完全ワイヤレスイヤホンになれると思う。発表が楽しみだ。
イベントではデザインは銘機「L100」、中身はGoogleアシスタントとAmazon Alexaの “同時待ち受け対応” やドルビーアトモス再生に対応する最上位機が揃う「JBL Authentics」シリーズのワイヤレススピーカーや、「JBL PartyBox」のドルビーアトモス再生に対応するフラグシップ「JBL PartyBox Ultimate」などの新製品が発表された。
そして耳掛けタイプの開放型完全ワイヤレスイヤホン「JBL Soundgear Sense」のサンプルをいち早く、イベント参加者へのお土産としていただくことができた。ファーストインプレッションをお届けしよう。
本機は16mm口径のダイナミック型ドライバーを内蔵する、オープン型の完全ワイヤレスイヤホンだ。骨伝導技術ではなく、パワフルな中低音域を聴かせるためとして、耳の穴に向けて直接音を送り込むAir Conduction方式を採用する。
耳掛けハンガーは柔らかなシリコン素材でつくられている。また耳かけの前後のポジションはギアを動かして微調整・固定できる機構としているので、耳にぴたっとフィットする。
パッケージには左右のイヤホンを差し込んで、Soundgear Senseをネックバンドイヤホンのようなスタイルにアレンジできるシリコンバンドが付属している。耳かけ部分をシリコンバンドの穴に挿して固定する。イヤホン自体はものすごく軽量というわけではないが、装着感がかなり安定するので重さは感じない。IP54相当の防水対応、バッテリーはイヤホン単体で6時間持つのでウォーキングやジムでの筋力トレーニングを長い時間かけて行う時に、Soundgear Senseを組み合わせれば心地よく音楽の「ながら聴き」も楽しめそうだ。
アプリはJBL Headphonesを使う。イコライザーにスマートオーディオ&ビデオ、オートパワーオフなどの機能が揃う。なお完全オープン型のワイヤレスイヤホンなので、ノイズキャンセリングや外音取り込みの機能は搭載していない。
Google Pixel 7 にペアリングして試聴した。Soundgear SenseはBluetoothコーデックのSBC/AACに対応する。今回はAACコーデックでつないで、Apple MusicからYOASOBIの「祝福」を聴いた。
オープン型のイヤホンであることがにわかに信じられないほど、ベースのリズムが太く力強い。イコライザーがOFFの状態だと輪郭が少しふわっとしている印象もある。イコライザーを「STUDIO」に切り換えるとリズムの切れ味が増して、筆者の好みに近付いた。
ボーカルやピアノは色づけがなく素直。シンセサイザーによる高音の効果音は粒立ちが鮮やか。とにかく低音がどっしりと響く印象が強いが、中高域もエネルギッシュだ。いわゆるハーマンは本機を特に “スポーツイヤホン” としてうたっていないが、身体を動かしながらの音楽リスニングにも使いやすいだろう。
ハーマンインターナショナルは発表時点で本機の日本展開について特に情報をアナウンスしていないが、価格設定次第では人気のオープン型完全ワイヤレスイヤホンになれると思う。発表が楽しみだ。