PR置くだけで明るい大画面を実現
こんなに簡単でいいの?JMGO「N1」がプロジェクターのハードルを下げてくれた
解像度はフルHD(1,920×1,080画素)で、光源にはRGBに色分けした3色レーザーを採用。加えて独自の映像エンジン「MALC(Microstructure Adaptive Laser Control)」も開発してレーザー光源の性能をフルに発揮させた。結果としてN1が実現したのは、明るく色鮮やかな映像。廉価なモデルではその逆、暗く色のくすんだ映像のものもあるなかで、プロジェクターとしてしっかりとしたクオリティを確保している。
いつもスマホの小さな画面で観ているYouTubeは、N1で映し出すと楽しさがまったく違う。YouTuberが撮影した街中の映像も、新曲のMVも、芸人が投稿したバラエティ動画も、どれもこれも観ているとワクワクしてくる。まさに大画面の持つ引力だ。
特にゲーム配信は迫力満点で、大画面で観てほしいコンテンツの1つ。ゲームと大画面の相性がかなり良いというのもあるし、没入感が高まることで配信者との距離が近づいたようにも感じられる。
N1は色の彩度が高く、自然なバランスで余計なことに気を取られなくて済む。また本機はDLPという投写方式を採用しているが、この方式ではカラーブレーキングと呼ばれる虹色のノイズが見えることがある。その発生が抑えられているので、妨げなく映像に没入することができるのも嬉しい。
Amazon Prime Videoで映像鑑賞するのにも、このメリハリの効いた再現性が活きてくる。人肌の色味がおかしくない、という当たり前のようで難しいハードルをクリアしているので、テレビシリーズや映画などの実写コンテンツをリアリティのある映像で楽しむことができる。
アニメコンテンツもN1が得意とするところ。『SPY×FAMILY』『炎炎ノ消防隊』などパキッとしたデジタル作画の線と塗りをシャープに描き出してくれる。映像モードも各種用意されているが、「標準」を選んでおけば間違いなさそうだ。
解像感はフルHDのスペックに対して無理なく表現している印象で、不足は感じられず、また変に誇張していないので自然だ。あえて言うなら黒の再現は上位モデルに比べると多少ノイズが感じられ、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のように黒表現が難しい作品は気がかりなシーンが出る。しかし壁や天井に映し出すならそれも気にならない範囲のものだ。
サウンドもオーディオブランドDYNAUDIOと共同開発したスピーカーにより、プロジェクターから鳴っているとは思えないほどバランスよく豊かに鳴る。セリフがはっきりと聞き取れるのも良いところ。小型な筐体サイズの限界もあるので大音量には向かないが、一般的にうるさく感じない程度のボリュームで再生するなら十分だ。
ここまでに挙げたように、N1は「いつでもどこでも、自然な映像美の大画面」が楽しめるという、プロジェクターの苦手な点をプラスに変えたところにアイデンティティがある。その使い勝手の良さはテレビ級、画面サイズはそれ以上。プロジェクターをより身近にしてくれたN1で、自宅に大画面を導入してみてはいかがだろうか?