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<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】クーナルの竹製ルームチューニングアイテム「Harmonic Speaker 空」

公開日 2024/08/05 06:30 園田洋世
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今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、自然の響きを大切にした国産ブランド・空成(クーナル)より、竹のルームチューニングアイテム「Harmonic Speaker 空」を自宅でテスト。

クーナル「Harmonic Speaker 空」(38,500円から/税込)※天然素材のため価格に変動あり

心身がリラックスするホッとする音にしてくれる



空成(クーナル)のルームチューニングアイテム、「Harmonic Speaker 空」。スピーカーが発した音を内部で共鳴させて開口部から放射するのだという。左右のスピーカー間、中央の高い位置に設置して聴いてみた。

ステレオスピーカーの間、高目の位置に設置してテスト

やや古い録音のハイ・ファイ・セットが素晴らしい。ヴォーカルに地声感が出るし、ナローに録られた電子音に木の肌のテクスチャが乗る。白色で言うなら漂白される前の生成色。そしてベースが膨らむ。制動を効かせた低音ではない。アナログ録音時代のアルバムの、あの心身がリラックスする有機的な音が好きな方にはピッタリだろう。

「Harmonic Speaker 空」の内部

最近のデジタル録音はどうか?ダイアナ・クラール『LIVE IN PARIS』を再生してみると音場がちょっと手前に寄る。クラールのハスキーヴォイスが少し柔らかくマイルドになる。ホールトーンにややぬるい温度感が加わる。

ホッとする音にしてくれるルームチューニングアイテムである。

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