PR空き端子カバーやケーブル交換でどう変わる?
マランツ「MODEL M1」を“魔増強”!アクセサリー類フル装備で音質はココまで凄くなる!
まずaudioquestのHDMI端子カバー「HDMI-CAPS」(4,730円/4個入:以下全て税込)。HDMI(eARC)入力端子を装備してTVサウンドも高音質で聴けるM1だが、音楽だけを聴く場合この端子は空くことになろう。ここにHDMI-CAPSを挿すとどうなるか。HDMI-CAPSは金属製で、空き端子に挿すと高周波ノイズやほこり、輻射ノイズの混入を避けることができる。加えて端子自体を保護する機能も担っている。
価格的にはだいぶ穏当なので「多少は良くなるだろうな」程度に期待していたのだが、驚いた。凄く効く。激変である。Amazon Musicで聴くタン・ドゥン&香港フィル『交響曲 1997「天、地、人」』は急にノイズフロアが下がった。さらに音場が左右方向に大きく拡大。同じくAmazon Musicで聴く宇多田ヒカル「二時間だけのバカンス」は宇多田ヒカルと椎名林檎のヴォーカル音像から雑味が激減している。
ではLAN端子カバー「RJ-CAPS」(4,730円/4個入)も挿すとどうなるだろう? 内容・機能的にはHDMI-CAPSと同じ製品だ。今回のように有線でなくWi-Fi接続する場合、M1背面のネットワーク端子は使わないゆえ空くので挿せるわけだが、これも効いた。
2曲ともにノイズフロアがさらに下がる。タン・ドゥンはたくさんの太鼓と鐘が同時に打ち鳴らされると音像が互いにかなり混濁するのだが、その程度が減少。宇多田ヒカルも伴奏のギターやストリングス等各音像間の分離が向上する。
端子キャップによっては数を増やすと伸びやかさが失われる例があるものだがさすがアクセサリーの名門audioquest、副作用は皆無である。
MODEL M1魔増強レビュー(2):audioquest「JitterBug FMJ」や電源ケーブル交換も試す
なるほど、M1に「デジタルの空き端子を埋めるアクセサリー」は効く。ならばUSB端子も? 空いているUSB端子用にaudioquestは「JitterBug FMJ」(9,020円)を用意しているので挿してみよう。
タン・ドゥンはヨーヨー・マの独奏チェロから雑味が目に見えて取り除かれるだけでなく、興味深いことに鐘の響きが部屋中を満たすようになって、スピーカーから発せられる音を聴いている気がしない。宇多田ヒカルはテープヒス的効果音が解像度を増し、ベース音像に芯が出て強くなりしかも伸びやかに。
内部発生する高周波ノイズを低減し、ストリーミングオーディオのパフォーマンスを向上させる「デュアルディスクリートノイズディシぺーション回路」を搭載するJitterBug FMJは、HDMI-CAPS、RJ-CAPSと同様に空き端子に挿入することで外部ノイズの混入を避けられるだけでなく、ジッターやパケットエラーをも低減させることができる。端子キャップとは量的にだけでなく質的にも効果が異なるのはそのためであろう。
では次。オーディオアクセサリーの王者、電源ケーブルを試してみよう。今回用意したのはサエクの「PL-5900M」(57,200円/1.5m)。超低歪率ならびに高伝導率という安定した電気的特性を持つPC-Triple C導体を採用。 フルテック製の高品質なプラグとIECコネクターを両端に装備している。
M1のACインレットはメガネタイプだ。メガネ型電源ケーブルは市場に選択肢が少ないなかで、「PL-5900M」は最上級にランクされるもののうちのひとつである。私もメガネは同機の前モデル「PL-5800M」(生産完了)を自宅リファレンスとして使っている。
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