PR初代機「OpenFit」とも比較!
現時点で“最高クラス”のオープンイヤーTWS誕生!音質&使いやすさが向上したShokz「OpenFit 2」レビュー
2023年7月に一般発売開始されたShokz「OpenFit」は、2025年現在でも、筆者が特におすすめするオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンのひとつ。
理由は着け外しのしやすさと装着感の快適さにある。スポーツイヤホン分野で培われた同社のノウハウが生かされたこのモデル、オープンイヤー型ならではの魅力「軽やかさ」において、現在もなおトップクラスなのだ。その上で音質や機能性にも優れているのだから文句なしのイチオシ!
だったのだが、このたび遂にそれをさらに上回る製品が現れた。様々なアップグレードが施された新モデル「OpenFit 2」の登場だ。本稿では、そんな注目のOpenFit 2の製品仕様の紹介や試聴インプレッションなどを行っていく。なお、今回お借りしたのは製品版とは一部外観が異なる開発サンプル品となっている。
OpenFit 2は、最大の魅力である軽やかさはそのままに、音質/機能/使いやすさといった面が強化。文句なしの優秀モデルが、褒め称えるしかない超優秀モデルに進化した。
まず音質の強化は、低音と高音の再生用にそれぞれ独立したドライバーユニットを搭載する、「DualBoost」テクノロジーによって実現。初代機OpenFitがシングルドライバー構成だったところ、OpenFit 2では低域用の21×11mm径ダイナミックドライバーと、高域用の高周波ドライバーのデュアル構成に強化されている。
それぞれの帯域に特化したドライバーによる役割分担により、低音再生も高音再生もより豊かなものとなるわけだ。低音再生をより明瞭に耳に届けるアルゴリズムも「OpenBass™ 2.0」に進化しており、低音再生の面でもアップグレードがなされている。
実機を見ると、音の出口である金属メッシュの開口部も大小の二つが配置され、いかにもデュアルドライバーらしいデザインに変更されている。音質向上へのワクワクを高めてくれるポイントだ。
ドライバーから放射される音をリスナーの耳に的確に届けつつ、周囲への音漏れを減らすための技術も「DirectPitch™ 2.0」へと進化。耳との距離や角度の最適化をさらに突き詰めたようだ。実際の音漏れの違いについては後述の音質インプレッションでまとめて述べたい。
スペック面では特にバッテリー周りの強化が著しい。連続再生時間は初代機の単体7時間/ケース併用28時間から、最大で単体11時間、ケース併用48時間に増加と約1.5倍超の伸びに。安心感がさらに高まる。防塵防水性能もIP54からIP55へと一段階上になっており、イメージとしては「シャワーにも耐える≒土砂降りにも耐える」くらいを期待できる仕様だ。これまた安心感が高まる。
安心感といえば、イヤホン紛失時に専用アプリからの操作で本体から音を鳴らしてイヤホンを探す機能も新たに追加されている。普段は使わない機能にはなるが、いざというとき頼りになってくれるだろう。
使いやすさの面に目を向けると、新搭載のプッシュボタンがその向上に大きく貢献。タッチコントロールも音声アシスタント呼び出し用に残されているが、基本操作全般はこのプッシュボタンから行う形となった。
そのプッシュボタンは人差し指と親指でつまむ感じで押しやすい場所に配置され、シングルプッシュはもちろん、ダブル/トリプル/ロングプッシュもしやすく、そして誤動作がしにくい。物理ボタンの追加と防水仕様強化の両立という苦労を請け負ってでも操作性向上を優先した、同社の姿勢に拍手だ。
各種プッシュ操作への機能割り当てはアプリから変更できる。音量調整はトリプルにしか割り当てられなかったりもするが、例えば、左耳シングルで戻るスキップ/右耳シングルで進むスキップ、左右関係なく、ダブルで戻るスキップ/シングルで進むスキップは、どちらにも設定が可能。好みに合わせた操作感にカスタマイズできるだろう。
理由は着け外しのしやすさと装着感の快適さにある。スポーツイヤホン分野で培われた同社のノウハウが生かされたこのモデル、オープンイヤー型ならではの魅力「軽やかさ」において、現在もなおトップクラスなのだ。その上で音質や機能性にも優れているのだから文句なしのイチオシ!
だったのだが、このたび遂にそれをさらに上回る製品が現れた。様々なアップグレードが施された新モデル「OpenFit 2」の登場だ。本稿では、そんな注目のOpenFit 2の製品仕様の紹介や試聴インプレッションなどを行っていく。なお、今回お借りしたのは製品版とは一部外観が異なる開発サンプル品となっている。
■低音/高音の独立ドライバー構成を採用。音漏れやバッテリー性能も進化
OpenFit 2は、最大の魅力である軽やかさはそのままに、音質/機能/使いやすさといった面が強化。文句なしの優秀モデルが、褒め称えるしかない超優秀モデルに進化した。
まず音質の強化は、低音と高音の再生用にそれぞれ独立したドライバーユニットを搭載する、「DualBoost」テクノロジーによって実現。初代機OpenFitがシングルドライバー構成だったところ、OpenFit 2では低域用の21×11mm径ダイナミックドライバーと、高域用の高周波ドライバーのデュアル構成に強化されている。
それぞれの帯域に特化したドライバーによる役割分担により、低音再生も高音再生もより豊かなものとなるわけだ。低音再生をより明瞭に耳に届けるアルゴリズムも「OpenBass™ 2.0」に進化しており、低音再生の面でもアップグレードがなされている。
実機を見ると、音の出口である金属メッシュの開口部も大小の二つが配置され、いかにもデュアルドライバーらしいデザインに変更されている。音質向上へのワクワクを高めてくれるポイントだ。
ドライバーから放射される音をリスナーの耳に的確に届けつつ、周囲への音漏れを減らすための技術も「DirectPitch™ 2.0」へと進化。耳との距離や角度の最適化をさらに突き詰めたようだ。実際の音漏れの違いについては後述の音質インプレッションでまとめて述べたい。
スペック面では特にバッテリー周りの強化が著しい。連続再生時間は初代機の単体7時間/ケース併用28時間から、最大で単体11時間、ケース併用48時間に増加と約1.5倍超の伸びに。安心感がさらに高まる。防塵防水性能もIP54からIP55へと一段階上になっており、イメージとしては「シャワーにも耐える≒土砂降りにも耐える」くらいを期待できる仕様だ。これまた安心感が高まる。
安心感といえば、イヤホン紛失時に専用アプリからの操作で本体から音を鳴らしてイヤホンを探す機能も新たに追加されている。普段は使わない機能にはなるが、いざというとき頼りになってくれるだろう。
■新搭載のプッシュボタンで使い勝手が向上。超柔軟なシリコン素材のイヤーフック
使いやすさの面に目を向けると、新搭載のプッシュボタンがその向上に大きく貢献。タッチコントロールも音声アシスタント呼び出し用に残されているが、基本操作全般はこのプッシュボタンから行う形となった。
そのプッシュボタンは人差し指と親指でつまむ感じで押しやすい場所に配置され、シングルプッシュはもちろん、ダブル/トリプル/ロングプッシュもしやすく、そして誤動作がしにくい。物理ボタンの追加と防水仕様強化の両立という苦労を請け負ってでも操作性向上を優先した、同社の姿勢に拍手だ。
各種プッシュ操作への機能割り当てはアプリから変更できる。音量調整はトリプルにしか割り当てられなかったりもするが、例えば、左耳シングルで戻るスキップ/右耳シングルで進むスキップ、左右関係なく、ダブルで戻るスキップ/シングルで進むスキップは、どちらにも設定が可能。好みに合わせた操作感にカスタマイズできるだろう。
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