NTSC方式のテレビは走査線が525本(有効走査線数480本)だが、「DET」技術ではこの3倍の1500本(有効走査線数1440本)表示を採用している。この結果、画面を3分割しても、そのままの480本の走査線が確保できる。つまり、画面内に小さなテレビが3台分収まったことと同じことであり、これはマルチ画面表示で大きな威力を発揮する。子画面もふつうのテレビと同様の525iでそのまま表示するから、画質の劣化がないのである。
実際に「AV-36Z1500」でもこのマルチ画面機能が搭載されており、文字潰れがなく、顔の表情もくっきりと見えるなど、かなりの効果を発揮する。
|
|
上図の通り、NTSCの525iを子画面でもそのまま表示することができる
|