・サブウーファーによる豊かな低音再生
・「360°サラウンド」で難しいセッティングの手間ナシ |
●SPEC
ユニット |
サテライト:フルレンジ×(左右各2)、サブウーファー:ダウンファイアリング×1、プレッシャー×1 |
インターフェース |
<入力>3.5mmステレオミニ×2、ステレオピンジャック(RCA)×1、<出力>3.5mmステレオミニ(ヘッドホン)×1 |
総合出力 |
40W (9.5W + 9.5W + 21W) |
カラー |
ブラック |
周波数特性 |
48Hz〜20kHz |
電源 |
AC 100V-240V
(50/60Hz) 550mA |
外形寸法 |
サテライト 8.6W×19.5H×13.2Dmm、サブウーファー22.9W×25.4H×24.1Dmm |
質量 |
4,480g(ACアダプター除く) |
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△ サブウーファーのセッティングには注意が必要
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2chモデルの「Z520」にも採用されている「360°サウンド」を搭載したシステムで、こちらはサブウーファーも付属した2.1chタイプ。サテライトスピーカーにフルレンジドライバーを前面と背面に配置することで、「360°サウンド」を実現している。
サブウーファーは1辺が24cm前後というコンパクトなフォルム。しかし、そこから溢れる力強い低音に驚かされる。また、ユニットは下向きに取り付けられているため、床の素材次第で低音の響きが変わるから注意が必要だ。カーペットの場合は直接置くのではなく、堅めのオーディオボートに乗せるとさらに引き締まった低音が再生される。こうした調整は不可欠だ。入力は3系統。 |
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サテライトスピーカーはPCまわりにスッキリと収まるサイズ |
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横からみたところ |
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○ ボーカルやピアノが瑞々しく響く
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低音のコントロールが音の善し悪しを左右するポイントだ。まず、低音をオフの状態で再生し、少しずつプラスしていく。音域全体のバランスを考慮して調整したい。また、こうすることで低音が音楽の重要な部分を下支えしているのがわかるはずだ。コンテンポラリーなR&Bでは、サブウーファーをやや強めに効かせると雰囲気が出る。この際も引き締まった低音であることが重要だ。「360°サウンド」の効果も十分。ボーカルやピアノが瑞々しく、周囲に響き渡っていく。
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◎ 厳密なセッティングが不要
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Z520と同様「360°サウンド」を採用したおかげで、広大なリスニングポイントを獲得。そのため他ブランドの製品のように厳密なセッティングで試聴位置を追い込んでいく必要はない。また、サブウーファーも小型タイプのため、普段の生活の邪魔をしない。 |
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スピーカー側面にステレオミニとヘッドホン端子を装備 |
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サブウーファー背面にもステレオRCA入力がある |
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スピーカー背面にもフルレンジドライバーを装備したことで部屋のどこにいても同じ音で再生できる |
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サブウーファーを置くためのスペース確保が必要。机の下に収まるサイズではある |
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サテライトスピーカーとサブウーファーの出音のバランスが上手く作り込まれている。素直な音作りで定評があった同ブランドのヒットモデルZ4に「360°サウンド」を付加して、製品としての完成度を高めたような印象だ。じっくりと音楽に向き合うよりも、PCを再生機として気軽に使いたい人に向いている。
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