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文/折原一也
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DX2は、BD内蔵という大きな特徴のほかに、インターネット機能を大幅に強化した高機能オールインワンモデルという側面も持っている。

AQUOS独自のインターネットサービス用プラットフォーム「Exシステム」を取り込むことで、映像配信サービスやインターネットへのアクセスを、俊敏な動作と洗練された操作性で行うことができるのだ。

 
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ネット機能では、同社オリジナルのポータルサイト「AQUOS.jp」が利用できる点が最大の特徴として挙げられる。AQUOS.jpからは、これも同社専用のサービス「Yahoo! JAPAN for AQUOS」にアクセスすることができる。

このサービスは、高解像度画面を活かしたコンテンツが用意されている点で、他機種の同等機能と一線を画している。「Yahoo! JAPAN for AQUOS」では、トップページから1,920×1,080ドットのフルHDを前提としてレイアウトが構成され、さらに各メニューにはリモコンのボタンに対応した数字が割り振られているので、リモコンだけで快適な操作が行える。テレビでのネット閲覧に特化した操作性を実現しているのだ。

AQUOS.jp   ヤフートップ
AQUOS.jpのトップ画面。ここから「Yahoo! JAPAN for AQUOS」をはじめとした様々なネットサービスにアクセスできる   「Yahoo! JAPAN for AQUOS」のトップページ。各コンテンツへはリモコンの数字キーでダイレクトにアクセス可能

ニュースや天気予報といった日常的なコンテンツも、フルHD画面で閲覧すると、PCで見るのとは別の魅力を持つことに驚かされる。Yahoo! 地図の高解像衛星写真を大画面で見ると、PCのディスプレイで表示して検索して表示するのとは次元が違う情報密度に圧倒される。

Yahoo!天気   ヤフー地図
「Yahoo! JAPAN for AQUOS」で天気を表示したところ(左)と関東地域の地図を表示したところ(右)。フルHD解像度を前提としたレイアウトでPC以上の美しさを実現している

またYahoo!関連の機能としては、DS6で初対応したYahoo! JAPANのテレビ用動画配信サービス「Yahoo! JAPAN for AQUOS 動画チャンネル」に対応した第二弾モデルであることも見逃せないポイントだ。

Exシステムの処理速度は非常に高く、これらの映像配信サービスを使用する際のレスポンスは際立っている。

 
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さらにDX2は、共通プラットフォームとして定着してきた「アクトビラ ビデオ・フル」や「ひかりTV」にも対応している。

例えばアクトビラの画面を例にとっても、見たい番組を探す際、リモコン操作がこれだけスピーディーに行える製品はExシステム搭載のAQUOSを除いて存在しない。単位にすればコンマ何秒の差だが、この差は積み重なれば膨大なものになる。たとえば携帯電話を思い浮かべてみよう。わずかでも操作に引っかかりを感じると、日常の使用が大きなストレスになるはずだ。こうしたストレスを排除した操作レスポンスの良さは、本当の意味でのユーザーの満足度向上につながるものだ。

actvila
アクトビラのトップページ。メニューで選択してからこの画面が表示されるまでのスピードも群を抜いている

またDX2では、「DoTV」という雑誌を立ち読みできるサービスも利用できる。これまで紙の上で再現されてきた緻密な文字情報も、フルHD解像度なら鮮明に読むことができる。

 
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高解像度画面を活用したテレビ向けの新世代コンテンツ、そしてリモコンの数字キーを活用した使いやすいインターフェース。これらがもたらす革新的な操作感は、大画面モニターで大量の情報にアクセスする映画のワンシーンを彷彿させる。

「テレビでインターネット」という流れが加速しているが、インターネットがもともとPCを出発点としていることもあり、テレビでインターネットを楽しむ際には、リモコンでメニューを選択する際の操作性、レスポンスなどの面で今ひとつ及ばないと思う事も多かった。DX2のインターネットアクセス機能はこうした課題をすべてクリアしており、本当に使いたいと思わせるネット機能を実現している。

映像配信やネットサービスへのアクセス機能をテレビに搭載することは当たり前になってきた。ただし、これらの機能をストレス無く使いこなせる機種はほとんど存在しない。DX2ではExシステムによってこれらの機能をサクサク使いこなすことができ、さらに前ページで紹介した「モーションガイド」によって、メニュー画面からシームレスにネットサービスへアクセスすることができる。ネット機能を活用したいならDX2を第一候補として検討すべきだろう。