■本体に表示されるので心配無用
1枚のDVDに記録可能な時間は、記録レートの設定によってあらかじめ決まっている。だが、VBR方式のMPEGエンコーディングでは、画像内容によって割り当てるレートが変化するため、必ずしも仕様通りの記録時間にならない場合がある。一概にはいえないが、DVD-RW、DVD-RAMの場合、多少長めに録画できるケースが多いようだ。録画時間が足りなくなって途中で止まってしまうよりは、多少でも余った方がいいのはいうまでもない。
DVD-Rに記録する場合は、VBR方式で記録する製品も含めて、ほぼ仕様通りの時間でディスクがいっぱいになるケースが多く、2時間の録画ができる仕様のSPモードなら、2時間と数十秒程度で正確に停止する。内蔵時計を正確に合わせておかないと、タイマー予約時に番組の最後の部分が欠けてしまうこともありうるので注意したい。
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パイオニアのレコーダーでは画面表示ボタンを押せば、画面にディスク残量が分単位で表示される |
ところで、録画中に、あとどのぐらい録画できるかについては、どのDVDレコーダーも目安となる数字を本体のディスプレイや画面に表示する機能を備えている。パイオニアの製品では画面表示ボタンを押すと、画面にディスク残量が分単位でリアルタイム表示され、あと何分録画できるのか確認することが可能だ。
また、パイオニアのDVDレコーダーでは再生時にレート表示を呼び出すこともできる。この数字を見ていると、画面の動きや情報量に応じて、数値がかなりダイナミックに変動していることがわかり、興味深い。
また、パイオニア製品のように記録レートを細かく変更できる機種の場合、設定の変更によって、平均的な記録レートが実際にどの程度変化するのか、直感的に知ることができる。
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