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そのような検討の結果、見えてきたのは住宅の形式やn-LDK等のハード的な事は余り関係なく、ソフトとしての家族関係をどう再定義していくか、と言うことでした。
考えてみれば当たり前のことですが、住宅において快適な空間というのは、その当事者達の関係に適したものでなくてはいけないのです。どんなにデザイン的に優れていたとしても、住んでる人たちの関係に適してなかったら、住むという行為は苦痛を伴う事になるでしょう。
関係を再定義するには、お互いに知らず知らずのうちに持ってしまった相手への感情を一度ご破算にして、素直な感情でお互いに接することが必要です。それには、複数の人間が集まる場というのはとても有効です。 |
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