文 / ファイル・ウェブ編集部:小野佳希 |
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■圧倒的なコンパクトさ - 設定もあっという間に完了 「ちょっと“iV”使ってみない?」 雑談中に発せられた編集長からの何気ない言葉で、実際にiVをテストする機会を得た記者。ちょうどワールドカップの開幕を控え、サッカーが好きな記者としても放送と録画スケジュールをそろそろ検討したいと思っていたタイミングだった。そこで自宅に製品を持ち帰り、“iV”での録画生活を体験してみた。 ハンドリングテストのために用意したのは、マクセルのiVレコーダー「VDR-R1000」と、同じくマクセルのiVDR-Sメディア「M-VDRS500G.C」。まずはレコーダーを箱から取り出し、テレビ横の空きスペースへと設置する。
本体は想像していた以上にコンパクトで軽い。リビングのメインテレビを家族が使っている際に別の部屋へレコーダーごと移動して、その部屋のテレビで録画コンテンツを観る、といったような取り回しも非常に楽にできるだろう。 なお、製品は横置きと縦置きどちらでも対応可能だが今回は縦置き設置を選択。縦置き用スタンドに製品取り付け後、B-CASスロットにカードを挿入。背面の端子部には付属の電源ケーブルのほか、アンテナ端子とHDMIを挿す。そしてHDMIケーブルのもう一方をテレビ側のHDMI端子へ接続する。テレビの録画用として使うのであれば、たったこれだけで接続作業は終了だ。これだけシンプルなら、例えばAV機器にあまり興味がないユーザー層にも受け入れられやすいと思う。
そして「VDR-R1000」とテレビの電源を入れると、初期設定画面が表れる。基本的に、ここでは画面の案内に従って項目を選んでいけばよい。「かんたん設定」と名付けられている通りにシンプルな案内に従っていると、ほどなくして設置が終了。チャンネルのスキャンも終わり、画面にEPGが表示された。特に苦労らしい苦労もしていないのに、なんだか少し誇らしげになったりもしてしまう記者だった。
■録画生活スタート - ジャンル検索が便利に使えそう さて、ここからはもう実際に録画を体験するだけ。まずはテスト時にちょうど放送されていたプロ野球中継をEPGから選択して録画開始。途中で録画を停止して、録画成功を確認した後に、これまたちょうど放送されていたJリーグ中継を録画した。 そしてそのまま録画予約もテスト。こちらはEPGからのほか、ジャンルを指定しての番組検索なども行える。ニュース、ドラマ、スポーツなどの大分類から、例えばスポーツではスポーツニュース、野球、サッカーなどの中分類をさらに選択するといった方式だ。
テスト時には、「サッカー」でヒットした番組を片っ端から録画予約してみた。iVDR-Sメディアも大容量化しているため、「とりあえず録画しておいて、観るかどうかは後から考える」といった利用方法にも充分対応できるのだ。 また、ジャンル検索でのスポーツについては、「オリンピック・国際大会」というカテゴリーも用意されている。こうした点はワールドカップの録画を考えている記者にとって便利に使えそうだ。 ちなみに、ジャンル検索の大分類では、専門チャンネルが多いCS放送用に「スポーツ(CS)」「洋画(CS)」「邦画(CS)」という項目も用意。地デジ、BS、CSとすべてを対象にしてしまうと検索結果が膨大なものになってしまうケースもあるかもしれないだけに、この配慮は地味だが意外とうれしい。 再生に関しては、通常の早送り/巻き戻しに加えてリモコンに「スキップ」と「バック」ボタンを用意。同ボタンを押すと、1回ごとに15/30/45/60秒単位で早送り/巻き戻しが行われる。CMなどを飛ばしたい際に利用できるわけだ。
また、リモコンにはサブメニューを表示させる「べんり」ボタンも用意されており、iVDRの残量確認や録画コンテンツの削除など比較的よく使う項目を簡単に呼び出せるようにも配慮されている。iVDRの残量については、「○○GB」ではなく「HD ○○時間/SD ○○時間」という表記なのもユーザーフレンドリーで優れた配慮だと感じた。
■エントリー層に優しい配慮でプレゼント用途も“アリ” もちろん録画に失敗することもなく、録り貯めた番組を後日にたっぷり堪能した記者。“iV”を実際に使ってみて感じたのは、その手軽さ、簡単さが持つ魅力だ。単純に「テレビへ接続して録画する」という用途だけなら、おそらくほとんどの人がマニュアルを読む必要はなく作業を進められるのではないだろうか。ワールドカップの開幕直前に駆け込みで購入したとしても安心して使えそうだ。 そして、レコーダー本体のコンパクトさも大きな魅力だ。単に設置スペースが少なくて済むだけでなく、前述のようにレコーダー本体ごとほかの部屋に持ち運んで使うといったようなことも簡単にできる。例えば、地上派で生中継されている試合を家族が視聴している最中に「自分は録画済みの別の試合を見たいのになぁ」などとなった場合には、本体ごと別の部屋に移動してしまえるわけだ。この点は、持ち運ぶことをもともと想定していないBD/HDDレコーダーにはない利点とも言える。 なお、余談だが今回のテストに用いたテレビは、本体にスロットを搭載するなど“iV”ユーザーを意識した部分も多い日立“Wooo”ではなく、記者が自宅で使用しているソニー“BRAVIA”。以前にファイル・ウェブで掲載した読者体験レポート(関連記事)でもパナソニック“VIERA”に接続していた方がいたが、もちろんこのように“iV”製品は様々なメーカーの機器で問題なく使用できる。
以上のような点から記者はiVについて、メインのテレビはもちろんだが、2台目以後のまだ地デジ化が済んでいないアナログテレビ用として購入するのも“アリ”なのではないかとも感じた。「録画もできる外付けチューナー」としての利用方法だ。 前述の「べんり」ボタンやメニュー表示に見られるように、本製品は多分にエントリー層のユーザーを意識しているような面が感じられる。こうした層には、おそらくまだアナログテレビを使い続けている方も多いだろうし、最新のデジタル機器についてなんとなく「ついていけないのではないか」といった不安を覚えているようにも思う。 そうしたユーザーにとっては、接続も簡単で持ち運びもでき、そしてこれまで慣れ親しんだVHSテープのように「本体にカセットを入れて録画する」というスタイルを持つ本製品はとても身近に感じるのではないだろうか。例えば自分で使う以外にも、まだアナログテレビを使っている故郷の両親へのプレゼントにするなどいった目的での購入にも充分対応できるものだと記者は感じた。 また、自分で使うことを考えた場合、iVDR-Sメディアに電子ペーパーを搭載して保存しているデータの内容が分かるようにするなどの各種取り組みが行われている点も魅力的だ。録画の手軽さや便利さはもちろん、大容量化など以外の面でもこれからの進化が楽しみになる、そんなハンドリングテストだった。 |
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