新製品批評
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文/井上千岳
パソコンやポータブルプレーヤーと接続して迫力のサウンドを楽しめる

307のコンパクトなサイズは、卓上オーディオへの指向を掻き立てる。机の両端に置けば、優れたニアフィールドモニターができあがることは間違いない。しかも小型の専用アンプとのセットも用意されている。

ここで思い浮かぶのがパソコンとの接続である。パソコンのオーディオ端子からもってくれば、それだけで立派なデスクトップ・オーディオが出現する。点音源に近い307の形状はこうしたニアフィールドにも最適だし、近くで聴いても奥行とスケールが正しく再現されるのはこのスピーカーの大きな特質だ。このクオリティは本当はもったいないくらいなのだが、デスクトップでもこれだけの音が出せるということが実に楽しいのである。

 
PCだけではなく、上記のようなポータブルオーディオデバイスとも接続可能。手持ちの再生機器をアンプにつなぐだけで、ハイコンポに匹敵する音を再生することができる