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持ち運びのための専用ポーチも付属する |
背景的な話題はここまでとして、HP-NC22自体について確認していこう。
オーバーヘッドタイプであることは見ての通り。密閉型を採用しているのは、ノイズキャンセリングタイプであることを考えれば当然であろう。アクティブノイズキャンセリングというのは、その土台として素体としての遮音性が高レベルになければ十分な効果を発揮しないのである。
ユニットはネオジウムマグネット採用の40mm径。DAPと組み合わせての利用=ポータブル用途に向けた製品であるため、ユニット径はこのあたりまでが適当だ。携帯性に関して言えば、本製品は折りたたみ機構を備え専用ポーチも付属する。
ノイズキャンセリングが必要な場所としては航空機内も代表的なところ。本製品にも航空機用のプラグアダプタが付属する。航空機利用の際はこれを持ち忘れないようにしたい。
肝心のノイズキャンセリング機能だが、基本的な仕組みは既存のノイズキャンセリング製品と同様。ヘッドホン内蔵のマイクにで周囲の騒音を検知して騒音と逆位相の音を生成。それを音声信号に混合して出力することで騒音を相殺する。
しかし基本的な仕組みを同じくしていても、実際の騒音低減効果は製品によって様々である。試聴してみて判断するしかない。