11月14日(金)
「S端子」でDVCからダビング

「運動会ごっこ」(11月10日の日記参照)、あのモト映像の画質の悪さは、DVDレコーダーDVR-510Hの機能のひとつ、ビデオやテレビ番組などの映像の画質を調整できるという「ピクチャークリエイション」を使えば改善できたはず。私はモトのビデオを返却してからこの機能に気づき、ちょっとしたショックをうけました。次のチャンスには、必ず使ってやりましょうとも。

この「運動会ごっこ」をダビングしたのはDVD-Rというディスクでしたが、これは「ビデオモード」という方式で録画されるているのだそう。この方式で記録したディスクは、録画機能のないふつうのDVDプレーヤーとか、DVDを見られるパソコンとかでも再生できるのだ。でもディスクは「ファイナライズ」しないとならない、らしい。このへん「?」だった私、まわりの識者たちにきいて整理してみました。

そもそも新しいDVDのディスクは、「フォーマット」という作業をしなければ録画できないんですよね。新しいディスクを真白いノートにたとえると、「フォーマット」は罫線をひく作業といえるよう。そして、書き込み(録画)がすんだ後に行う「ファイナライズ」は、ページ番号をつけることといえるのだとか。こういった手順を踏んだディスクであればこそ、いろいろなDVDプレーヤーで再生させられるということだ。

ところで、DVD-Rというのは「絶対1度しか記録できない」ディスク、と私は認識していたんだが、「ファイナライズ」するまでは、同じディスクに追加で記録することができるんだって。へ〜〜(って常識なんですよね)。「運動会ごっこ」をダビングしたディスクは、まだファイナライズしていない。とすると、このディスクにはまだ書き込むことができるわけね。

さて、娘の映像と言えば、我が家には彼女が生まれたときから折にふれて撮影してきたものがある。ウチのデジタルビデオカメラ(DVC)で撮ったものだ。この映像を見ようと思ったら、DVCをその都度テレビにつながなくてはならず、これがなかなか面倒なのでほとんど見ていないんである。この映像が、DVDだとかハードディスクとかにダビングされていれば、すごく手軽に見られるはず。やりましょう! このときウチにはDVDの空ディスクがなかったので、とりあえずハードディスクにダビングしてみることに。ハードディスクからDVDへは、あとから「高速ダビング」すればよし。

というわけで、DVCからDVDレコーダー(ハードディスク)へダビング。今回の場合、接続には「S映像端子」というのを使ってみた。黄色い例のコードでなく、丸っこくて、中に小さい端子がいくつもついているヤツだ。あれでつなぐと、映像信号はより細かく分けられて伝送されるのだそう。つまり、より画質をそこなわずにダビングできるってこと。イイですねえ。音の信号は、赤・白の端子でつなぐ。(ところで、パイオニアのDVDレコーダー新製品であるDVR-610H-Sというモデルは、「i.LINK接続」ということができる。これだと、iLINKケーブルで接続しただけで映像も音も伝送できるばかりか、DVDレコーダーと接続した機器の操作もリンクさせてできるようになるのだ。すごい)これで接続はOK。


これが「S映像端子」。
丸っこくて、中に小さい端子がいくつもついている(左写真)のが
わかるだろうか・・・。


DVCから付属のケーブルと「S映像端子」のケーブルで出力(左写真)。
これらのケーブルDVDレコーダーの前面にある入力端子へつなぐ(右写真)。

DVDレコーダーの録画ボタンを押して、DVCを再生。あ、ハードディスクへの録画モードは「FINE」ですよ。こうして、とりあえずハードディスクに1本めのテープの映像がダビングされた。ちゃんと録れているだろうか、ハードディスクを再生してみよう。いや〜っ、懐かしい。たかだか1年半ばかりの間に、子どもというのはものすごく成長してるんですねえ。生まれたばかりの娘、頭が尖って顔がふやけてすごいことになってる。寝返りの頃はこんなだったっけ、ハイハイした頃は・・・と浸ってしまいました。

しかし、DVCから「FINE」でダビングした映像って、こんなにキレイなのね。テレビ番組を見ているかのよう。娘の過去を再生していたら、当の本人もやってきて「あかちゃ〜ん!」と見入っていた。我々の世代では、自分の赤ん坊時代なんて写真がかろうじて残っている程度だけれども、リアルな映像が、しかもこんなにキレイな画質で残るってのは、本人にとってどんな感じがするもんなんでしょうね。うらやましいですな。