「映像に口うるさい人ほど“REGZA”を選んでいる」━━これは筆者が以前、大手家電量販店を取材した際に店員から聞いたコメントだ。いまや店頭のテレビ売り場は戦国時代そのものだ。各社が多彩な機能や画質エンジンの名を連ねて、しのぎを削っている。その中でテレビ選びに一家言を持つ人に“REGZA”の評価が特に高いのは他でもない、彼らは店頭にてその目で製品比較した末に“REGZA”を選んでいるからだ。
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究極のGUIである「レグザ番組表・ファイン」が搭載されたことにより、奥の深い数々の機能が誰にでも手軽に楽しめるテレビ「Z3500」シリーズが誕生した |
もしアナタが一番映像の美しい薄型テレビを店頭で選ぼうとするなら、比較するテレビの画質設定を「スタンダード」にして、色の深みや人肌の表現などをじっくりと見比べるべきだ。例えばライブ映像を見ると、仕上がりの良くないテレビは、照明によってできるグラデーション部分に滲むようなノイズが発生する。また出演者たちの顔のアップを見比べると、人肌の質感が砂漠のようにザラザラとしていないだろうか?髪の毛の流れは1本1本確認できるだろうか?画質が決まったら、次は機能だ。筆者は家で常時10台以上のレコーダーを使ってテレビ番組を録画している。ライブライリ用に保存する番組もあるが、ほとんどの番組は「見たら消す」ことが多い。そうなるとテレビ番組は“テレビそのもので録画する”のが一番使い勝手が良く感じられてくる。面倒な入力切り替えを行わなくてもテレビそのものに録画機能があれば、見ている番組をその場で録画できる。録画機能付テレビの醍醐味は、一度味わってしまうとヤミツキになる心地よさなのだ。
「Z3500」シリーズでは市販のUSB HDDを接続するだけで録画機能付きテレビに早変わりする「驚き」が味わえる。録画機能付きテレビの中には、専用のHDDを用意する製品もあるが、メディアの価格が高価になるのが難点だ。格安の価格で手に入るUSB
HDDに対応した「Z3500」からは、便利な機能をカジュアルなコストでユーザーに提供しようとする意気込みが感じられる。
良いテレビとは、作り手が常にユーザーの目線に立ち、些細な表現に心を砕き、改善や改良を積み重ねてできるものだと筆者は考えている。今回、“REGZA”の開発スタッフにお会いできて、彼らの「テレビづくりのプロ」としての気概を改めて感じることができた。 |