2008年夏モデルのWoooは、すべての機種で録画機能を利用できる。ただし、ラインアップごとに録画機能に違いがあるので整理してみよう。
録画機能に優れるのがUTのXP770/WP770シリーズ、プラズマXR02/HR02シリーズだ。これらはダブルデジタルチューナーを搭載するので裏番組録画も可能。本体内に250GBのHDDを搭載し、さらに着脱可能なカセットHDD「iVDR-S」用のiVポケットを搭載している。ほかに、UTのXV/HV700シリーズ、また液晶テレビのXV/HV02シリーズはHDDを内蔵せず、別途「iVDR-S」を挿入することで録画機能が利用できる。
「iVポケット」とは、着脱式HDDの「iVDR-S」をセットするスロットだ。「iVDR-S」とは、カートリッジ型のHDDで、本体に着脱して利用できる。著作権保護技術「SAFIA」(Security
Architecture For Intelligent
Attachment device)に対応しており、デジタル放送の録画・保存が可能だ。
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iVDR-S(写真は250GBモデル) |
Woooステーションに備えられたiVポケットに、汎用性の高いiVDR-Sを挿入し、番組を録画することができる |
実は録画機能付テレビには2種類ある。本体内と外付けHDDに録画番組を保存するタイプと、Woooシリーズのように、内蔵HDDとiVDR-Sに録画する製品だ。
前者の場合、著作権保護がテレビ1台1台に紐づけられているため、本体内蔵HDDや外付けHDDに保存した動画は、テレビ本体を買い替えると視聴できなくなってしまう。
しかし、Woooシリーズが採用する「iVDR-S」に録画した番組は、DVDなどのように、他の対応する機器に接続しても再生できる。いわばDVDやBDのような汎用性のあるメディアなのだ。しかも、ハイビジョン放送をそのままの画質で保存できるので、一度しか放送されない貴重なライブ番組などを保存できる。テレビを買い換える際も、iVポケット搭載テレビを選べば、録り貯めたコレクションも無駄にならない。Woooシリーズは現在のところ“本体を買い替えても録画番組が無駄にならない、唯一の録画機能搭載テレビ”と覚えておけば間違いない。
ちなみに、「iVDR-S」のラインナップはこれまで80GB/160GBの2種類だったが、これが今後120GB/250GBに切り替わる。より大容量化したことで、長時間録画が可能になった。
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