レイアウトフリーを可能にした第三の要素が、「Woooステーション」と名付けられたセパレートチューナーだ。テレビにはビデオ、DVDレコーダー、ゲーム機など、様々な映像機器を接続しなければならない。これがテレビの自由を奪っていたのだ。UTシリーズなら、録画機やゲーム機はチューナー部に接続し、テレビとは1本のHDMIケーブルで接続するだけなので、モニター部を移動しやすい。
別売オプションのワイヤレス伝送ユニットを接続すれば、「Woooステーション」と液晶モニター間をワイヤレスで接続できる。そうすれば液晶パネル部は電源のみなので、さらにスッキリと設置できる。
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Wooo
UTシリーズの設置事例。奥行きのあるブラウン管テレビは設置場所が限られてしまっていたが、わずか3.5cmという超薄型モニターと、ワイヤレスでも使用可能なチューナー部により、これまででは実現できなかったレイアウトを可能にする |
例えばドアや窓の配置により、テレビに対して正面にソファーなどを置けない家は少なくないだろう。ガラス面の多い家だと、出入りや採光の邪魔にならないように、部屋の隅にテレビを設置しがちだ。
しかしUTシリーズなら、視聴するときだけガラス窓の前に置き、見終わったら別の場所に動かすこともできる。また部屋の中心に置くという大胆なレイアウトにも挑戦でできる。そんな奇抜なレイアウトをしてもいいように、UTシリーズは背面まで艶やかなパネルを使い、美しく仕上げている。
「Wooo UTシリーズ」のモニター部は、同じクラスのテレビと比べても格段に薄い。そのため薄さだけが強調されがちだが、実際に使ってみると“薄さ”だけでなく“軽さ”も重要だと感じる。そしてセパレート設計の「Woooステーション」は、テレビモニターから映像機器のケーブルを減らしスッキリさせた。
録画機やプレーヤーを何台も接続しているヘビーユーザーは、このセパレート設計に魅力を感じる人も多いのではないだろうか。筆者も多くのレコーダーをテレビラックに入れて視聴しているが、UTシリーズなら部屋の好きな場所にレコーダー専用のラックを設置し、そこからケーブル一本を伸ばすだけで、テレビと接続できる。さらに本体だけでなく、別売のスタンド類や、石膏ボードにも対応した専用壁掛け金具も、名脇役としてUTシリーズを支えている。トータルのコンセプトワークに優れ、それを実現するソリューションを明確に提示する。それが「Wooo
UTシリーズ」の特長と言えそうだ。
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