HOME > レビュー > 高性能ガラスを用いたハイエンドな内窓 − AGC旭硝子の「まどまど」

防音・調音で音環境を良くする!

高性能ガラスを用いたハイエンドな内窓 − AGC旭硝子の「まどまど」

公開日 2011/09/16 10:09 ホームシアターファイル編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ハイスペックガラス&ハイブリッド構造を採用

AGC旭硝子から発売されている「まどまど」は、ガラスメーカーならではの高性能ガラスを用いたハイエンドな内窓である。

その遮音性能は(窓の間の中空層によって異なるが)T-4等級であり、40dB程度、音を減衰させる。一般サッシの場合は20〜25dB程度だから、その差が大きいことがわかるだろう。

「まどまど」を扱ったことがある、CSCの一級建築士でインストーラーの関口彰洋氏は「遮音性能は内窓の中でもトップクラス」と太鼓判を押す。

「遮音ということを考えれば、合わせガラスがベストな選択ですが、ペアグラス(複層ガラス)やエコガラス(Low-E複層ガラス)を使ってもT-4等級です。ガラスメーカーの商品なのでさまざまな種類のガラスが用意されていますが、どのガラスを用いても性能がほとんど変わりません」と絶賛する。

「まどまど」はガラスの種類が非常に豊富で、ガラスの間に特殊フィルムを挟み込んだ合わせガラスをはじめ、複層ガラス、エコガラスが用意され、さらにそれぞれが断熱性能や防犯レベルによって複数ラインアップされている。たとえば最近の節電や省エネを受けて選ぶならば、特殊金属膜をコーティングした遮熱・断熱効果を高めたエコガラスがお薦めである。冷暖房負荷を軽減し、年間を通して快適性、省エネ性が向上する。ライフスタイルにあわせてガラスを選ぶことができる。

また、内窓というと一般的には樹脂を採用したものが多い中、「まどまど」はアルミと樹脂のハイブリッド構造を採り入れているため、耐久性が高く、高い気密性を実現している。製作寸法の自由度も高く、2メートル以上の掃出し窓にも対応する。

基本構造がアルミ素材なので、スリムなサッシを実現し、意匠性も高い。シートラッピング貼りを採用していることも、高級感あふれる質感の実現につながっている。さらに4つのカラーから選ぶこともできる。

高い性能を誇り、ラインアップは豊富、しかも意匠性も高い。ガラスメーカーならではのハイエンドな内窓。遮音性能を高める手軽なプロダクトとして、導入をお薦めしたい逸品だ。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: