あのサービスが面目を保った
Amazon Prime VideoとNetflixを比較!「アカデミー賞」受賞作品をより多く観られるのは?
アカデミー賞 作品賞 受賞作品の、Netflix/Amazon Prime Videoの対応状況を一覧にまとめたのが以下の画像である。(はじめにこれを出せよ、という感じでしょうが以下ry)
全体をまとめると、全30作品のうち、Amazonが9作品配信でカバー率は30%、Netflixは11作品配信でカバー率は37%となった。キネマ旬報の1位作品とは異なり、Netflixがカバー率でAmazonを上回った。
だが表をよく見ると、AmazonとNetflixの両方に配信している作品が多いことに気づく。「それでも夜は明ける」「英国王のスピーチ」「スラムドッグ$ミリオネア」「ミリオンダラー・ベイビー」「ビューティフル・マインド」「アメリカン・ビューティー」 「フォレスト・ガンプ/一期一会」など、実に7作品が両サービスで配信されている。
一方でAmazonのみ対応の作品は「ノーカントリー」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の2作品だった。Amazonは「ロード・オブ・ザ・リング」のドラマシリーズを配信することを表明している。映画版を配信しているのは、こういった背景もあるかもしれない。
かたや、Netflixでのみ配信されているのは「スポットライト 世紀のスクープ」「英国王のスピーチ」「ハート・ロッカー」「イングリッシュ・ペイシェント」の4作品だった。
さて話題は変わって、先日ディズニーが21世紀フォックスを買収することを、両社の取締役会が正式承認した(関連ニュース)。ディズニーは来年にも、Netflixでのコンテンツ配信を止め、自社の映像配信サービスに力を入れる計画だ。
この買収の影響を調べてみた。今回調査した全30作のうち、ディズニー作品はなかったが、21世紀フォックス傘下のフォックス・サーチライトが配給している作品は4作品あった。「シェイプ・オブ・ウォーター」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「それでも夜は明ける」「スラムドッグ$ミリオネア」だ。このうち「それでも夜は明ける」「スラムドッグ$ミリオネア」はNetflix/Amazonともに配信しているが、これらの配信は今後停止される可能性が高い。
2回に渡ってお伝えしてきた、Amazon Prime VideoとNetflixの名作映画配信状況。2つのものさしで測ってみたら、結果が異なったことも興味深かった。次回は、映画以外のカテゴリーでこの2大サービスを比べてみたい。