あのサービスが想像以上の強さ
“本当にアニメに強い” のはNetflixかAmazonか? 「覇権アニメ」の見放題状況を比較した
覇権アニメの配信状況をリストにまとめてみた。ここまで見てくると、アニメ目的の場合、Netflixがかなり優位ということになる。
しかし、Amazon Prime Videoにも逆転の道はある。「dアニメストア for Prime Video」の活用だ(関連ニュース)。これで視聴可能な作品数を一気に増やせるのだ。
月額料金はNetflixが950円(HD)。一方のAmazon Prime Videoは400円もしくは年会費3,900円。dアニメストア for Prime Videoは月400円なので、加えてもまだ、NetflixよりAmazonの方が安いことになる。
■Amazon Prime Video+dアニメストアの『覇権アニメ』配信状況
2017年 「けものフレンズ」 ○
2017年 「エロマンガ先生」 ○
2017年 「進撃の巨人 Season2」 ○
2016年 「ユーリ!!! on ICE」 ×
2016年 「ラブライブ!サンシャイン!!」 ×
2016年 「甘々と稲妻」 ○
2015年 「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ」 ×
2015年 「おそ松さん」 ×
2015年 「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」 ○
2014年 「ラブライブ!」 ×
2014年 「SHIROBAKO」 ○
2014年 「ソードアート・オンラインII」 ○
2013年 「境界の彼方」 ×
2013年 「進撃の巨人 」 ○
2013年 「キルラキル」 ○
2012年 「ガールズ&パンツァー」 ×
2012年 「偽物語」 ○
2012年 「PSYCHO-PASS」 ×
2011年 「魔法少女まどか☆マギカ」 ○
2011年 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 ×
2011年 「STEINS;GATE」 ○
2010年 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 ○
2010年 「けいおん!! 」 ○
2010年 「デュラララ!! 」 ○
2009年 「化物語」 ○
2009年 「とある科学の超電磁砲」 ○
2009年 「咲-Saki-」 ×
2008年 「マクロスF」 ○
2008年 「ARIA The ORIGINATION」 ○
2008年 「ストライクウィッチーズ」 ○
2007年 「らき☆すた」 ○
2007年 「CLANNAD」 ×
2007年 「機動戦士ガンダム00」 ×
33作品中21作品で63.6%と、惜しくもNetflixの24作品には届かなかったものの、一気に配信作品が増加した。「けものフレンズ」などNetflix未配信の作品が観られるのも大きい。偏っていた天秤が水平に近づいてきた。
さらに、Amazon Prime Videoは「スカパー! アニメセット for Prime Video」(月700円)も合体させることで、「アニマックス」や「声優専門チャンネル ST-X」の番組を加えるというトッピングも行える。重ねて「装備」しても、料金はNetflixのプレミアムプラン1,450円を少し超えるくらいだ。
Amazon Prime VideoとNetflixのアニメ配信作品には被りもあるが、それぞれでしか視聴できないタイトルもある。Amazon Prime Video単体では覇権アニメをカバーするのは厳しいが、dアニメストア for Prime Videoと合わせて検討すると、どちらを選ぶかはもはや好みの領域だ。
あえてどちらかを選ぶとすれば、Netflixにはオリジナル作品がある。今回は映画作品をスルーしたが、Netflixなら「GODZILLA 怪獣惑星」なども観られることを考え合わせると、テレビ放送と併用するなど「アニメ視聴はすべて配信で済ませる」というポリシーでなければ、Netflixの方に多少だが分がある印象だ。
ただ途中でも述べたように、Netflixのジャンプ機能のように、作品ラインナップとは別のトラップがあるので、ともに用意される無料期間を活かし、使い勝手を試してみるのが良いだろう。
なお最強の方法は、Amazon Prime Video、Netflix、dアニメストア、Huluあたりへすべて加入すること。これによって大体の作品にたどり着ける。